「役への愛を感じる」と言われました。自覚ないけど。
昔から、抜くのが苦手です。段取り確認の稽古とか、8割の力でとか。芝居に関しても微妙な表現はずっと苦手で、ゼロ百だねとよく言われます。
ただ、必死なだけなんです。余力を残すなんて器用なことは出来なくて、色んなものを蔑ろにしてしまうからよく怒られます(今日もちょっと怒られました)。
でも、私が愛していたいのは自分自身よりもその近くの誰か。前にも書いたけど、他人のために生きることは、やっぱり美しいです。役にしたっておんなじです。いかに他の役を愛せるか、です。感情論だけど。
今日、配役が発表されました。私がいただいたのはピノキオに登場するネコのフィガロ。劇中ではカペラ。
ピノキオに登場する悪役で、ファウルフェローというのがいます。ピノキオを夢の国?(なんか遊んでたらロバになっちゃう所)に誘う狐、だったと思います(違ってたらごめん)。今回の劇中に登場する役名では、ハダル。
新しいシーンをもらうにつれ、このハダルというキャラクターが愛おしくて仕方なくなる。今回のお話では、各御伽噺の悪役が重要な役割を担います。で、ピノキオのフィガロをいただいた役者としては、ハダルを思うことが多いです。人間臭くて可愛らしくて、でも怖くて。この人のために自分の役とシーンが存在するのだと、ちょくちょく思います。
好きな台詞と言われると難しいのだけど、今はハダルの発する一言一言が、我々ピノキオチームがいる意味であるような気がして、その言葉を聞くために頑張っている自分がいます。
もちろん、ジミークリケットのリックスとクレオのスピカも大切です。カペラがトリガーになって2人に繋げるシーンがあります。さらにはハダルにも繋がる。3人のために、心して紡がなければと思います。
ハダル「本当の優しさってこういうことか?」
きっとこの先に、少しでも希望的な言葉が繋がればいいなあと願わずにはいられない。
この後にリックスの台詞も続くのだけれど、それは劇場で見て「うわっ」ってなって欲しいなあ。今のところ我々のゴールである大切な台詞達です。
今、稽古がすごく楽しいです。キツいけど、正直キャパオーバーだけど。自分で書いた言葉でもないのに、ちょっと不安になるくらい思い入れてる自分がいる。シラフじゃない、酔ってるみたいな感覚。ちょっと危険だね。
ある意味奇跡だと思っています。この作品も、十万喜さんも、共演者のみなさんも、全部大事です。出会ってよかったと思うし、そう思ってもらえるように頑張りたい。
テーマから大分逸れちゃった。今日はそんな日です。優しい座組みとこの企画のお陰で、クソ病みブログにならずに済みました。私は幸せです。以上。