八王子のサバイバルゲーム場計画問題 | Halicalの脳みそ

八王子のサバイバルゲーム場計画問題

八王子のサバイバルゲーム場計画が、住民抗議受け入れ断念した。

【問題の背景】

  • 計画地は住宅地に隣接し、約300メートル南側には保育園や小中学校がある。
  • 計画地には、ごみが不法投棄されたり、勝手に竹が切られたりするなどして、
    以前から荒らされていた。
  • 地主は、山林の保全を条件に、運営会社と賃貸契約を結んでいた。
  • 反対派は子供への悪影響等を理由に計画の撤回を求めていた。
  • 運営会社も理解が得られるように、各種対策案を提案した。
  • 両者で3度にわたり話し合いを続けてきた結果、計画の断念が決定した。

【残された問題点】

  • 結果的に住民運動で地主の利益が損なわれた事になるので、
    今後、どのような施設であれば良いのかを考える必要がある。
  • 計画反対に署名した人達は、自然環境の保全についても考える必要がある。
    ごみが不当投棄されたりしている環境は子供に悪影響を与えないのだろうか?
  • サバイバルゲームに対する偏見の目が顕著になった気がする。
    詳しく調べずに、イメージ(戦争の真似事)で拒否感を持つ人がいるので、
    サバイバルゲーム自体の理解を深めていく活動が必要なのでは?
  • 今回の問題は運営会社が将来的な利益を考えて、自ら撤退した様なので、
    最後まで争った場合、どうなるのか?といった結果は出なかった。

【感想】

こういう問題は、感情論で語られる事が多いので、自分は客観的にいきたいと思う。
法律で禁止されてなくて需要がある以上、計画自体が悪いわけでもないし、
住民が、その施設に不安を持つのも道理ではある。

その施設の客が地域住民ではないので、計画した会社は無理をしてでも計画を進める
選択肢もあったのだろうが、総合的に考えて地域住民の理解を得られないと、
色々と不都合が出てくると考えて、友好的に撤退したのだろうと言うのが自分の推測。

幸いにも住民代表の方が「自然の保全について再認識させられた」等と言っていたので、
「自然の保全」に対する考え方を学ぶ、良いきっかけになったのではないだろうか。
今後、この敷地がどのようになるのか、これからも注目していきたいと思う。

『サバイバルゲーム』に対する世間の認識も、やはり厳しいものがあった。
知らない人からすれば、「戦争の真似事をやるなんて不謹慎だ!」と思うのだろう。
ただ、戦争について何も考えていない人と『サバイバルゲーム』をやっている人とでは、
はたして、どちらが戦争について勉強しているのだろう?と言う疑問を抱いた。

中には「柔道や剣道をやれば良い」と言う人もいたが、それは個人競技であり、
『サバイバルゲーム』は団体競技なので、それは認識が間違っていると思う。
そもそも戦略は『孫子』等に代表されるように優れた書物として重宝されている様に、
現代社会でも通用するような内容が書かれている。
近代戦ではデジタル化が進み、戦略の重要性が増しているので団体競技としては、
かなり優れている競技だと思う。
この問題が、団体競技としての『サバイバルゲーム』の認知度を上げる、
きっかけになって欲しい。