『シャカリキ!』
そのくせ、主人公が再出発すると予定通りみたいな顔して、意味不明だった。
原作の設定を知りたいと強く思った。
マネージャーが「シャカリキにならんか~い!」と叫ぶシーンは、
いかにも映画宣伝VTRの為だけに取ってつけた様な印象を受けた。
しかも、その声援が主人公に届いたのかどうかもよくわからない。
う~ん、どこまでも愛想の無いやつ・・・。
あれだけ不利があって山岳賞を取ってしまう事には「え~」って感じ。
不利を覆した経緯がキチンと描かれていないので、気持ちが引いてしまった。
自転車担いで走った事で、それほど離されていなかったという設定だろうか?
下りに入って主人公が遅れ始めたので、ユタとポッポはスプリンターなので、
坂ではラストの為に力を温存していて、クライマーの主人公が全力を出して追いついた
という風に解釈することにした。
・・・と思ったら追いついた。しかも追い抜いていった。
ここで、主人公とユタが競り合って、最後にポッポが勝つと予測した。
・・・と思ったら、ポッポが主人公に競りかけていった。
ここで、制御がきかない主人公にアシストをさせるのは無理と判断し、
チームの為に自分がアシストをかって出たのかと思ったが、
なんと、仲間同士で競り合っている。
ここは本当に意味不明だった。声をかけて暴走を自重させるでもなく、
主人公が暴走しているのを利用して、後ろに付けて力を溜める訳でもない。
なぜ、ロードレースを良く知っているはずのポッポが、このような行動にでたのかまったく説明されていない。
残り1kmからユタが特殊演出でラストスパート開始。
最強スプリンターという設定?のユタに、ここで前に出られたら終わりだろうと思ったら、
主人公があっさりと追い抜いた。
いやいや、あの特殊演出はなんだったんだ?ユタはスパートしたんじゃなかったの?
で、突然「たのむでエース」。それまでの脈絡をもっと演出して欲しかった。
そもそも、スプリンター相手に勝つには「逃げ」戦法しかないだろう。
最強スプリンターをライバルとして戦うのであれば、ゴール前、差を追い詰めていくライバルに対して、
道中いかに差を広げておくかといった戦術を見せて欲しかった。
これでは主人公が、坂では圧倒的に強く、スプリントにも対応できるといった
物凄い能力を持っている事になる。
そうなると、仲間と協力して王者を倒すといった内容自体が変わってくる。
ユタより主人公の方が凄いことになってしまうからだ。いくらユタといえども、
アシスト無しでは仕方がないという事なのだろうか?
しかし、そう思えるほど後半、主人公たちは協力していないのが致命傷だった。
ロードレース映画として観るとガッカリすると思います。
違う意味で原作が気になる作品でした。