はるが我が家に来たのは、2006年の5月



当時総合病院での勤務を辞めて、プー太郎ニートをしていた私

あてもなく知人宅に居候していたある日、近所のペットショップにふらっと立ち寄ると、、、
たくさんのワンコの中に生後二ヶ月の、人懐っこいマルチーズ

特別マルチーズが好きってわけじゃないけど、なんだか気になってボーッとながめてる私

他のワンコも見ようと思って移動すると、それに合わせて動いてくるマルチーズ

右に行けば、ゲージの右端でこっちを見てるマルチーズ
左に行けば、ゲージの左端でガラスをカリカリするマルチーズ
妙な愛着が湧いてしまった私

そう思ったと同時に、店員に
「抱っこしてもいいですか?」
頭より先に口が動いていた

可愛い顔に真っ白でフワフワな毛

華奢な体で必死に腕にしがみついてる二ヶ月のマルチーズ

「この子ください」
衝動買いだった

犬を飼う予定はなかった


もちろん実家はペット可のマンションだから問題はないけど、特に家族に相談もしなかった
それでも迷いも後悔の気持ちも一切なく、10万近いお金を払ってマルチーズと一緒に電車で実家に帰った

「お母さん、犬買ったから駅まで迎えにきて」
案の定驚いた母だったが、文句も言わず駅で待っていてくれた

二ヶ月のマルチーズを見て
「ねずみか?!!」
地元のペットショップでゲージからペットシーツまで一式揃えて、実家に帰った

ヨチヨチ歩きのマルチーズは、恐る恐る箱から出てきて辺りの匂いをかいでいた

「名前どうするの?」
母に聞かれた
帰りの電車の中で、もう名前は決めてたんだ

5月
陽射しが暖かくて草木が葉の緑を濃くしていく季節

「ちょうど春だから、名前もはるにしよう」
当時800gだった体重も、今は貫禄ある3.8kg



体重はもうちょっと落とさないとね

これからも、春の陽だまりみたいな可愛い笑顔でみんなを明るく包んでね
はる

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