ななめよみというか流し聞きながら聴き終わったのでサクッと感想。(追記:全然サクじゃなかった。割と長くなった)
結論:思ったよりよかった。

DIABOLIK LOVERS ドS吸血CD MORE,BLOOD Vol.08 スバル CV.../近藤隆

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これで終わるのはあんまりですね。
なので思った点をいくつか(ギャグだよ!)

■前提として
人間の総血液量は体重の1/13、女性なら約7%ほど。体重45kgの女性ならば総血液量は3.15L。そのうち半分ほどを失うと出血死。またそうでなくても急激に総血液量の20%程度を失うと出血性ショックに陥る可能性が高い。この場合なら600mlくらいでショック症状が出る可能性がある。

■ヒロイン(ユイ)の血はどろっとした液体なのか?
前提を踏まえてモアブラCDを聞くと、どう考えても割と飲んでいる。スバルと崩落事故現場に落下する以前から既に他の吸血鬼(無神家?)に吸血されていたということを考えると、ユイは既にかなりの量の失血をしているものと思われる。これで吸血されるのはまさに自殺行為。でも彼女は死なないし、むしろ血を自ら望んで与えている時もある。

■吸血鬼=蚊疑惑
そこで出てきた吸血鬼=蚊疑惑。だって、ユイ一向に吸血を痛がらないから。。。ということで蚊の吸血についても調べた。蚊が人から吸う吸血量は1回1mg。2mgでお腹いっぱい。といっても1mgに達するまでに4.5回噛んでいるので、モアブラCDの吸血回数からするとそんなに不思議ではない。で、蚊の吸血メカニズムだがめんどくさいので省きますが、要はホッソい針を交互に繰り出して痛みを与えぬような吸血をしているということらしい。
で、人間は蚊レベルまで細くなった針であれば痛みを感じず、吸血されることができる。
故に、吸血鬼の皆さんは特殊な歯(牙?)を持っていてその特殊な内空状になったストローのような針からユイの血を吸い上げているんじゃないかなあと。細い針だから回数を噛む必要があり、飲むのに時間がかかる(で1回1mgで渇きがとりあえず癒やされる)。ユイは蚊の痒さが快感になってしまったと考えればそんなに不思議ではあるまい…

参考:蚊の吸血メカニズム

ここまで真剣に考えて思った。
私、本当に馬鹿だな。
まあいいや、吸血鬼ワールドにチューニングするためにはこれくらいの自己欺瞞がどうしても必要なんだ。科学の子だから!

さて、内容の感想。萌えたところ順不同。

■吸血を我慢しまくるスバルに萌えた
一回飲んだらどうなるかわからんと言って、相当苦しいのにも関わらず必死でヒロインを遠ざけようとするスバルがツボを直撃してきました。いいねいいね理性と本能の間で揺れる感じとか吸血行為そのものになんとなく嫌悪感を持ってる感じとか青いね若いね。

■ヒロインを守ろうとするところ
なんかよくわからんが、罠に嵌ってカタコンベ(=地下墓地)に放り込まれた二人。脱出しようとするがスバルはボコられており瀕死。ヒロインユイもかなりひどい目に遭っていた模様。脱出しようとするが天井が崩落してきて足を挟まれ身動きが取れなくなるスバル。この弱り方がほんとに辛そうですげえな近藤隆はと。で、それまでヒロインにあっちいけとか言ってたわりに崩落してくるとちゃんとヒロインユイを身を挺してかばう男前。ヒーローはこうでなければ!

■罠にハマったことを悟り、冷静に脱出しようとするが本能に勝てなくなるまで
こういう「本当は頭がいいのに、自暴自棄と自己嫌悪でわざと破壊的な極論に走ってしまう」キャラクターがスバルの特性だと思うんだが、これ芝居で表現するのは難しい機微だと思うんだよね。でもそういうゆらぎが伝わってくるんですよね、自棄になってどうでもよくなる瞬間がきちんとわかる。我慢して我慢して我慢してからの放棄だからその威力もすごいです。

■最終的にデレる
ヒロインを噛み殺したくない(w)がために、スバルは最終的に自殺を測りますが、死なない。これはすごい。心臓刺しても死なないって、じゃあ君たちどうしたら死ぬの?!まあいいや、で、ヒロインのためにそこまで出来てしまうからこそ、その後の究極のデレ「愛してる」連呼が浮きません。いやあ、このラストトラックは萌えたー。必死なんですよ、ヒロインのためにスバルが。で自嘲とかしちゃうんだよ。かわいそうでかわいいという。その前のキスシーンで、「人間の女は面倒臭えな、やりたいからやるじゃダメなのか」とか言いつつ、でもその面倒くさい人間に心の底ではなりたいんじゃないかと思わせられてからの「愛してる」。くそっ、お前わかってやってるな!

ガッカリという前評判が高かったMBCDですが、このスバルに関して言えば総じてよかったよ!
(吸血鬼ワールドチューニング済前提で)

ということで各所にあるツッコミどころに関しては本編からこの台詞の引用を持ちまして、
本エントリの締めとさせていただきます。

「深い意味を考えるのはヒマ人がやればいいんだよ」