ゆりちゃんと晩ごはん食べてきた。

やっとぎょーざたちに会えた。


後から思えば、あまり会いたくなかったんじゃないかと思う。

会話は弾まないし、顔さえ見ない。

無理やりさそった気分。



私は、ゆりちゃんがもっと私に執着してくれていると買い被っていたようだ。

そうじゃなかった。

仕事に復帰し、新しい生活が始まり、新たな友だちが出来たゆりちゃんは、すっかり私への興味は失ってしまったようだ。

「好きなのは変わらない」って言ってたけど、きっとそうじゃない。

約束を忘れるのも、前日に話した事を忘れてしまっていたのも、私がゆりちゃんの中では、もう大事な人では無くなってしまっていたからなのだろう。 



今まで小さな嘘を度々重ねてきたゆりちゃんには、もしかしたら、件の人と新たな関係が始まっているのかも知れない。

「それはない」と言われても、真実を確かめる術も無く、そうじゃないにしても、その人との関係はこれから濃くなっていくのだろう。

以前私にくれたスペアキーを返して欲しいと言うのも(返したと思うんやけどな)その人にいずれ渡すつもりなんじゃ無いだろうか、そんな事まで考えてしまう。


結局、執着していたのは、私の方だった。

「もう終わりにしましょう」と、別れを告げられ、最後にふられたのも私だった。


何だか、もう終わりにしようと思っていて、これで良かったはずなのに、何か心にぽっかり穴が空いた気がする。



そして、自分には死ぬ間際に手を握っててくれる人なんて居ないんだろうなとか、長く好かれ続ける魅力が無いんだろうなとか考えてしまって、悲劇のヒロインのように悲嘆に暮れ、自信も喪失してしまっている…



涙は出ないけどね。