すいが眠りこけてるので、飼ってた猫の話を。


高校生の時、猫が居た。

黒と白で、ぶちの境目が「ひ」の形になってた。

太ももにはSの形の白い模様。

可愛い子だった。

すいみたいに、よくお膝に乗ってきた。

別宅がたくさんあったみたいで、実家の裏の家の人には違う名前で呼ばれてたのを見たことがあるし、その家に何の違和感も無く入っていくのも見たことがある。

帰ってきたらバニラのにおいがしたこともあった。

よくヘビやらトカゲやら持って帰ってきて、自慢げに見せてきたけど、母はその度に嫌がってた💧

ある日、メジロを咥えて帰ってきて、鳥獣保護センターに電話して持ってった事もあったなあ…。

お外に出掛ける猫だったからか、最後には帰ってこなくなっちゃった😢



その猫を貰ってきたのは、衝動的な行動からだった。

ある日の学校帰りか部活帰りか、友だちと新京極を歩いてたら、某ペットショップの前に、大きな籠が置いてあって、中にみっちり子猫が入ってた。

「ご自由にお持ち帰りください」の貼り紙が貼られた籠。

一番可愛くなかったのは、黒白の子だった。

鳴きすぎたのか、声もカラカラ。

その子を、私の前に居た親子が籠から出した。

「連れて帰ってもらえるんだ、良かったね」



そう思ったのはほんの少しで、子どもに子猫を触らせたら、「もう良いでしょ」と、お母さんはその子猫を籠に戻してしまった。

それを見てた私は、そのすぐ後には、その子猫を自分のコートのポケットに入れていた。

「一緒におうちに帰ろうね」って。



いつもだったら、えげつないスピードで、街中から市内の外れにある家まで30分程で帰ってきてたのだけど、その日は子猫を落としてはいけないので、そろりそろりと漕いだ。

帰宅したら、案の定母に怒られたけど、自分の部屋から絶対に出さないと言う条件で我が家へ。



でも。

二日ほど経つと、部屋に子猫が居ない。

捨てられたりはしないだろうけど、誰かがドアを開けた隙に出ていってしまったのだろうか。

焦って、母にまず尋ねた。

ほんなら、


「ねこちゃん、可愛いねー」


…と、母が嬉しそうに抱っこしてた😅

誰や、あんなに部屋から出すなと言うてたんは💧



そのうち、家の中を自由に動き回るようになり、当時いた2わんことも寄り添って寝るようになり、あっという間にすっかり家族の一員になった。



帰ってこなくなってもう長い間経つので、さすがに生きては居ないだろうけど、母は今でも「あんなに可愛くて賢い猫は他に居らん」と言っている。




もしかしたらすいは、その子の生まれ変わりだったりして。