ADHDのゆりちゃんとちびさんは、お片付けが苦手。

買ってきたもの・持って帰ってきたものは、「とりあえず置き」して、その後放置される。

読みかけていた本、飲みかけのカップ、食べかけのお菓子…などなど、途中で他のことをし始めて、すっかり忘れ去られ、ほっぽられたままの物も放置。

それを指摘すると「今しようとしてた」「後でするの」と反論されるが、その「今」や「後」は、私の分からないタイミングで、もしかすると何時間も後の「今」や「後」かも知れないといつも思う。


更に。

奴らは、目が悪い。

視力の話でもあるが、それとともに、見ようとするものしか見えないし、時に、見ようとしているものも見えない。

それは、奴らの特性なので致し方ないことなのだけど、対して私は、自分で「姑目(※しゅうとめ)」と言うくらい、「ゆりちゃん、ここ汚れてるわよ」ってこまかーーーいものが見える。

そして、重ねて、神経質で潔癖症。

お風呂場なんて、奴らは更に眼鏡外してるもんだから、なーーんにも見えやしないのだけど、私はあっちこっち気になってしまう。

なので、風呂掃除は徹底的にやりたくなる。


掃除機したってそう。

「せっかく掃除するんだ、綺麗にするべ」と、私は髪の毛一本にも目を配る。

対して、ゆりちゃんは、決まったルーティンをこなせば終了なので、「見えなかったもの」はそのままに。


ちびさんはもっと酷いもんで、ヤツの部屋は私からしたら「汚部屋」である。

毎週末に口酸っぱく「掃除せよ」と言ってはいるが、気が付くとお菓子の袋が放置され、飲みかけのペットボトルが増えていく。

脱いだ服か洗濯した後の服か分からないものが積まれる。

ガミガミ言って、やっとそれらは無くなる。

掃除機には、ちっちゃいお菓子の袋か吸い取られ、私が使う時には「ぶぶぶぶぶ」と音がするので気が付く。

もちろん、ちびさんは気付いてない。


午前中の部活から帰ってきたちびさんに、「掃除せよ」と言ったら「はいはい」と答えつつ、始める気配が無かった。

そのうち、「ピンポーン」とインターフォンが鳴り、ちび友来訪。

お昼になり、彼らは一旦帰っていった。

後で来ると言って。

ちびさんが、「ぼくの部屋、女子にLINEで送らはってんけど、『片付けや』って言われた」と、掃除を始めた。



母ちゃんの お小言よりも、女子の声



思わず、川柳になるほど、母は納得してしまった。


普段は、「こんな部屋やったら女の子呼べへんで」って言っても、「誰もこーへんから」って言うけど、リアル女子の声の力、凄い❗



そうしてるうちに、ちび友が再訪して、掃除機は降りてこない…



あ、ゆりちゃんは、夏バテで寝ています💧