Hちゃんは、セーラー服じゃなくなっても、美少女でした。
当時の女子大生らしく、某ブランドのキルティングのバッグを持って、ごてごてしたイヤリングをぶらぶらさせてても、品のあるお嬢さんでした。
綺麗なコは沢山いましたが、Hちゃんはその中でもひときわ綺麗でした。
彼女を見かけると、花が咲いているようだと、いつも思いました。
入学して暫くは、Hちゃんと顔を合わせると、色んな話をしました。
そのうち、「好きな人が居る」と聞いて、どんな人だろうと思ったり、同じ大学の男の子だと聞くと、探してみたり。
手酷く失恋した話を聞くと、相手の男に腹が立ちました。
私にとって、Hちゃんは、完璧な女の子でしたから。
でも、大学生活が進んでいくと、学部も専攻も違った私はだんだんHちゃんと顔を合わすことはなくなり、それっきりになってしまいました。

そして、それからは「可愛いな」と思ったり、その他のことを思った女の子は居ますが、ゆりちゃんと出会うまで、同性に恋をすることは無かったのでした。