スポーツ報知さんも一夜明けての一問一答を掲載してくださいました
前記事のスポニチさんの一問一答
とほぼ同じですが、若干ニュアンスが違うところがありますね
遅くなってしまいました。#羽生結弦 選手の一夜明け全文です。
— Megumi Takagi/高木恵(スポーツ報知) (@megdale1021) 2019年10月30日
カナダでの一問一答全文1「ジャンプでも表現できるよ、っていうところを見せられた」 : スポーツ報知 https://t.co/DvvUq3Na63
羽生、カナダでの一問一答全文1「ジャンプでも表現できるよ、っていうところを見せられた」
2019年10月30日 9時18分
フィギュアスケートのGPシリーズ第2戦、スケートカナダで羽生結弦(24)=ANA=が自己最高得点を更新する322・59点をマークし初優勝した。以下、一夜明け取材の一問一答全文。羽生の次戦はGPシリーズ第6戦のNHK杯(11月22日開幕、札幌)。
「お願いします」
(声を拾おうと手を伸ばす報道陣が持つレコーダーを、自ら手に取り、隣のレコーダー置き用の椅子に置く)
「(他のレコーダーに)乗っけちゃっても大丈夫ですかね? 多分大丈夫か。すいません。失礼します。お願いします」
―昨日試合後は?
「ドーピングの検査があって。それが思ったよりもスムーズに終わったので、その後しっかり食事をとって、ケアをしてもらって、きょうに備えてきました」
―エキシビションの曲(パリの散歩道)が懐かしいものだが?
「特に深い意味はないんですけど。まあ、ちょっと懐かしいものをやっていきたいなっていうのがまた、ちょっとずつよみがえってきてて。今、このトウループ1本の構成のショートをやったら、どのくらい出来るのかなっていう挑戦でもあって、楽しみにしながら、しっかり備えてやってます」
―一夜明けて満足感は?
「うれしいなとは思うんですけど、実際まだグランプリの初戦ですし。まだまだ気を引き締めないとな、というふうには思っているので。浮かれてはないです。地に足をつけている気持ちでいますし、あとは…今回の試合で自分がやってきたことが少し肯定されたような感じがしたので。その肯定感と、あとは、自分が本当に勝つために、勝ち続けるために何が必要なのかというのを、常にすり合わせながら練習していかないとなっていう気持ちでいます」
―肯定感とは? 精神的なもの?
「まあ、点数的にですかね。やっぱりオータムクラシックで全然点数出なくて悔しかったっていうのも、もちろんありますし。点数に関してどうこう言うことはではないんですけれども、スケートカナダで結構苦戦していたので、ずっと。だから、それから考えてみると、今回そういうこともある程度覚悟していたからこそ、今回、演技としてしっかり評価していただいたっていうのは、ちょっとほっとしたっていうか。ああ、やってることは間違いじゃないんだなっていうふうに肯定していただけたような気がしています」
―ループを入れた構成でちゃんと得点を出したこと?
「自分の演技を評価してもらえる、自分のジャンプを評価していただけるっていうのがちょっと見えたので安心材料にはなりました。安心というか、自信の材料にはなりました」
―合計点はチェンの世界最高得点とほぼ同じ。
「でも僕、ノーミスじゃないので。あと3点4点くらいはジャンプだけでも上げられますし、全然伸びしろはあると思います。今回の構成だったとしても。だからワールドの時とはまた、多分採点のルールも違っいますし、単純比較はできないんですけれども。久しぶりに210を超えたっていうのが、うれしかった。まだショートで110は超えてないですけど、ショートもフリーも110、200…220は多分もう、今のルールでは難しいと思うので、とりあえず110、215を目指してやっていきたいなっていう気持ちではいます」
―自分にしかないものを今回どれくらい出せた?
「自分の中でなんですけど、ちょっとずつ高難易度のジャンプだけに偏ってきたなっていう印象がちょっとあって。自分自身もそうならなくてはいけないという感覚があって。アクセルもそうですし、ルッツもそうですけど。それにちょっとだけでも、その流れに終止…なんだろう、流れを止めることができたのが、今回の試合だったんじゃないかなっていうふうには感じているので。それが一番良かったかなって思っています。自分の武器が認められたからこそ、その流れにちょっとでも歯止めをかけることができたのかなという感じがしている。多分、全スケーターの健康状態にも影響はあると思うんですよね。もちろん、4回転ルッツが本当に難しいのかって言われたら、やろうと思えばみんな跳べるのかもしれないですし、それはもうタイプによりけり。僕はどう頑張って練習しても下で回ることができないので。でもやっぱりそれぞれのスケーターにそれぞれの個性があって、それがやっと評価されるような採点システムになったのに、だんだん高難易度のジャンプに傾倒していって、PCSとの比率が合わなくなってきてる。それに対して、ジャンプでも表現できるよっていうところを今回見せられたと思うんですよね。特に後半の4回転3回転。トウループ―フリップですけど。しっかり音に合わせた状態で難しいことをやったので。そういうことに関しても、難しくてもジャンプでも表現できるってところは自分の武器だと思いますし、それによって評価…を得られるんだよっていうところを、ちょっとでも出せたんじゃないかなという感覚はあります。すいません。ちょっとなんか話が、莫大、膨大なことですけど(笑い)」
―自分の試合をするということに加えて、競技の形を作りだす?
「そういうわけでもないんですけどね。ただ、自分がやってきている道が本当に正しいのか正しくないのかっていう風に迷ってはいた。ジャンプ跳ぶ前にすごい固まって静止状態から下で回りながらジャンプを跳ぶことが果たして正しいジャンプなのかどうかっていうのと。でー、例えば、ステップから跳んだジャンプだったり、ジャンプ終わったあとにステップをやったりとか、そういうものが全部評価されきれているのかどうかっていうのとかにすごく疑問を持っていたんですね。今シーズン始まってから。で、一番そこを重要視してきて、ずっとスケートやってきましたし、そこが自分の武器だと思っていたので。だから今回それをしっかり評価していただけたっていうのは、ああ、この道で良かったんだなっていう自信になりました。これから、またルッツとかアクセルとかやっていくにあたっても、そういう道を進んだうえで、難しいことをやらないといけないなという確信になりました」
―昨日の会見でロシアの女子のジュニアの選手の名前も挙げていたが、研究している?
「アカチエワとかね。フフフフ。研究してます。女子の選手って、偏見とかではなくて、人間的にどうしても男子よりも力が弱かったりとか、筋質的に骨格的に違ったりがあるなかで、あれだけスムーズに4回転が跳べる、アクセルが跳べるっていうのは魔法ではない。ちゃんとしたパターンがある。そのパターンを見つけたいなっていうことで、すごい研究してます。自分が線が細いというのもあるし、力を使わないで跳びたいっていう、自分の信念みたいなものがあるので凄い参考にしてます」
―エキシビションの練習で、トルソワと4回転トウループを跳んでいた。何か感じることはあった?
「トルソワは、どっちかというと力で跳べるタイプの選手。体幹もすごく強いですし、体のバネ自体がすごくあるんだろうなっていう感覚は受けました。回転に入るスピードが非常に速いなというふうに思っていて。それは自分に生かせるかといわれたら、自分のタイプではないかもしれないんですけど。ただそういう強さも、これから高難易度をやっていくにあたって、安定感を上げるためには必要だと思うので。そういうところも見ながら、一緒にやらせていただいていました」
スポーツ報知
https://hochi.news/articles/20191030-OHT1T50030.html
#羽生結弦 選手の一夜明け全文その2です。
— Megumi Takagi/高木恵(スポーツ報知) (@megdale1021) 2019年10月30日
カナダでの一問一答全文2「自分は羽生結弦なんだって言い聞かせながら練習したい」 : スポーツ報知 https://t.co/QePTp6j1ab
羽生、カナダでの一問一答全文2「自分は羽生結弦なんだって言い聞かせながら練習したい」
2019年10月30日 9時19分
フィギュアスケートのGPシリーズ第2戦、スケートカナダで羽生結弦(24)=ANA=が自己最高得点を更新する322・59点をマークし初優勝した。以下、一夜明け取材の一問一答全文その2。羽生の次戦はGPシリーズ第6戦のNHK杯(11月22日開幕、札幌)。
(レコーダー置き用の椅子にあるレコーダーから「ファイルがいっぱいです」の音声)
「あ、大丈夫じゃないですね。止まってますねえ。しかもホールドされてますねえ。ファイルがいっぱいらしいです(笑い)」
―スケートカナダ4度目の正直?
「あははは(笑い)4度目の正直って言うんですかあ? うん。本当にほっとできました」
―一夜明けて?
「まあ、初戦の勝てないジンクスは去年、ヘルシンキという、自分にとって素晴らしい環境のなかでやったことで、ジンクスが晴れた。今年もそれを一つずつ晴らしていこうと思っていて。実際まあ、達成してみてうれしいですけど、一夜明けた感触としては、演技内容としてここまで評価していただいたのが、ほっとするところです」
―ジャンプのつなぎなどを意識してやってきて、それが評価されてうれしかったと。今季初戦のオータムクラシックから今回のスケートカナダまでに感じてきたこととは?
「ざっくり言えば、つなぎをだいぶ外そうかなっていうふうに思っていた。ジャンプの確率を上げるためにはスピード落として、しっかり静止した状態から体勢を整えてから跳ぶ方が、明らかに確率は上がります。力も使えるので、ジャンプ自体も高くなったり幅が出たりっていうこともあったんだと思います。ただ、それをしようと思ったんですけど、僕にはやっぱり、その道ではないなっていうことを感じながらこのスケートカナダに来た。実際それをもう一回ぶつけてみようと思って、ぶつけた結果、こういう結果になった。この自分の武器を生かしてやっていきたいなというふうに思いました」
―今回何度か、今、壁が見えていると口にした。乗り越えたときにいっそう強い羽生結弦が?
「なんか確信みたいなところをついているんですけど、その確信がまだ自信になっていないっていうか。まだ手探りな状態を、繰り返している状態。だからそれが確信に変わったときに、もっと強くなれるかなって思ってはいます」
―手探りとは課題がまだあるということ?
「まだうまく自分のなかでコントロールしきれていないみたいな状態です。そこのいい所に入ったり入らなかったりみたいなのを繰り返している。その曖昧な部分ではなくて、しっかりと、いい所にストンて入りたいなと思っています」
―子供の頃からずっとハイレベルな戦いをやりたいと言っていた。4回転ループや、昨日の3連続となど世界初を成功させてきて、その夢がかなってきたが?
「でも、トウフリップはやっぱりおまけみたいなもの。トウアクセルもそうだったんですけど。世界初って…世界初かもしれないんですけど、コンビネーションなので、そこまで喜ぶようなものではないかなと思っています。ただ、得点を上げるという点に関しては、着実に強くなっていかないといけないなって思っているので、その、強くなるうえで、こういうことが出来ているのはうれしいなと思います」
―練習でしゃがんでからループを跳んでいた。具体的にいつから?
「小学校2年生くらいから全ジャンプを、あの入りから全部やっていて。その当時まだ小学生だったので、何が目的かなんてわからずに、先生に言われるがままにやっていました。実際は最終的に今感じているのは、軸の取り方だとか、足の滑らせ方とか、そういったものに今は生きているなと思います」
―フリー「Origin」の完成度はまだ20~30パーセントと言っていた。僕らからみるとそうは思えないのだが?
「アハハハハハ」
―残りの70パーセントとは?
「自分のなかのイメージみたいなものですかね。自分のなかのイメージをもっと表現しきりたいっていうのもあります。言葉で表現するのがちょっと難しいんですけど、理想型としての表情のつけかただったり、表現の仕方だったり、またはプログラムとしてのオーラだったり、雰囲気だったり、そういったものに関しては全然足りないと思っています」
―高難度のジャンプと自分の強み、どう両立していく?
「もちろん難しいジャンプはやりたいとは思っています。絶対に必要だとは思っているので。ただ今回、自分のジャンプにまた自信をもつことができ始めてはいるので、しっかりとその自信をもちながら、ただ高難易度になった場合でも、自分の質を消さないように、この質の状態のままで高難易度が出来るようにっていうことを意識してやって行きたいなとは思っています。はい」
―300点とか、カナダ初Vとか強いプレッシャーを自分にかけていた。結果を受けたうえで、次のNHKは?
「NHK杯はNHKで考えようかなと思っています。もちろんファイナルに行くために必要な試合というような位置づけもありますし、あとはファイナルまでの期間が短いからこそ、すごく慎重にやらなくてはいけないっていうこともある。また2戦目でけがをしやすいっていうのも、もちろん頭の中に入れつつやっていかきゃいけないと思う。いろんなリスクを考えながら、そのうえで最大限自分が出来ることを、トレーニグとして積んできたうえで試合に臨みたいと思っています」
―今回の3連続技や、トウループ―アクセルについて、少しでも点数に影響しなければ入れる意味がないと。五輪後には、自分のやりたいスケートをやりたいと言っていた。どのように自分のなかで変化があって、点数を取りに行きたいと?
「去年のオータムクラシックの時に、すごいフワフワした状態でやっていて、それがアクセル跳んで早くやめたいみたいな、フフ。感じのところが、若干はあったんですね。やっぱり競技続けることが、どれだけ大変かっていうのを覚悟しなきゃいけないと思ってますし、実際今、競技を続けているうえで、ものすごく色んなものを削ってやっているとは思っています。だからこそ、削っているうえでそんな中途半端なことしたくないなって思ったんですよ。で、今やっと、スケートカナダが終わった段階で、やっと、その自分がしたいスケート、自分が目指したい理想のスケートと、高難易度ジャンプ、自分の夢だったアクセルだとかルッツだとかそういったものが、やっとイコールになってきた状態なんですね。だからこそ、それも含めて、質の高い演技をしたいなって思っています」
―スケートカナダの勝利は大きなものだった?
「そうですね。かなり大きかったです。320を超えたのが本当に久しぶりだったっていうのもありますし、ヘルシンキ以来ですかね? ヘルシンキワールド以来だと思うので。あのときはまだ、エレメンツももう一個多いですし。あの時以来に、久しぶりにいい演技ができた。これからまた自信をもって、自分は羽生結弦なんだってまた言い聞かせながら練習したいなと思っています」
(終了)
「ありがとうございました」
スポーツ報知
https://hochi.news/articles/20191030-OHT1T50029.html
長いインタビューを、紙面や放送で丸っとそのまま使うのは難しい、というのは重々承知です
しかし切り取り方によっては
伝えたいことがキチンと伝わらないことが多々あります
だからこそ
一番最初に、インタビューの全文や描写を伝えてくれたマガジン社さんの記事に感激しました
その時の描写や、その場の雰囲気、空気までも伝わってくるような山口さんの記事に絶大な支持があったのはなるべくしてなったことです
しかも、選手への尊敬、愛情が加わっているのですから、尚更のこと
そんなマガジン社さんの新刊が発行されますね
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フィギュアスケートマガジン2019-2020 Vol.2 スケートカナダ特集号 (B.B.MO...
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Get over the wall
羽生結弦よ、自分が信じた道を行け。
山口さんのコピー
痺れます
どんなふうに仕上げてくださるのか
楽しみです
【11月新刊書籍のお知らせ】
— ベースボール・マガジン社【販売部】 (@bbm_hanbai) 2019年10月30日
表紙ができました。書名は『奇跡なんて、起きない。フィギュアスケート・マガジン取材記 2015-2019』です。ファンとともに歩んだ試行錯誤の過程を、山口記者が綴った一冊です。宜しくお願いします。#bbm #フィギュアスケートマガジン pic.twitter.com/RjOqilSUGi
よろしくお願いされました
山口さんの記事もさることながら
オータムの時の発行された
毛受さんのコラムとお写真も
また違った切り口で新鮮でした
助けてもらった虫さんの気持ちは
こんな感じかしらん



