フィギュア担当記者が語る! 羽生結弦選手の魅力
ピョンチャンオリンピックのフィギュアスケート男子シングルで、66年ぶりとなる五輪連覇をねらう羽生結弦選手(23)。
2月7日(水)放送のNHKスペシャルでは、自分自身の限界に挑む羽生選手に密着。男子フィギュアスケートの担当として、同番組の制作にも関わる松井晋太郎記者に、取材の裏話を聞いてきました!
今、何を考えてオリンピックに挑もうとしているのか
──羽生選手に密着してみて、いかがでしたか?
実は僕、2015年7月までプロ野球の取材をしていて、フィギュアスケートにふれるのは、その年が初めてだったんです。それまでは「一生縁のないスポーツかな?」とさえ思っていました。
でも、羽生選手のジャンプを初めて見たとき、その力強さと鮮やかさに、思わず声が出るほど感動しました。その鮮烈な印象はずっと今でも途絶えることなく続いています。
羽生選手は現在、世界NO.1のスケーターです。ですが、そこからさらに高みを目指す戦いとはどんなものなのか。番組では、新たな壁に挑む羽生選手の姿を追いました。
──密着取材で、心がけていたことを教えてください。
羽生選手は人気も実力もある選手で、日本のみならず世界中で大人気。限られた時間の中で、何を撮影して何を聞くのか、そういった密度の濃い取材をしなければなりません。そのためには、一挙手一投足を見逃さないよう気を張って、緊張感を常にもって取材をしました。1分1秒も無駄にしたくなかったんです。
──松井記者が密着をした中で見つけた、羽生選手の“素顔”とは?
個人的にすてきだなと思ったのは、ちょっとしたインタビューでもすごく気を使ってくださるところです。「音声入ってますか?」とか「もう一度やり直しましょうか?」とか言ってくださるんです。こちらの焦った表情などを読み取ってくれるんですね(笑)。
それから、すごく礼儀正しいです。スケートリンクに入るときは一礼して入りますし、もちろん出るときも。試合のときは会場の警備員さんにも必ず挨拶をして入りますし、見ていて本当に気持ちがいいです。そういったすばらしい部分も番組で伝わったらいいですね。
──取材をしていく中での発見はありましたか?
僕が最高だなと思うところが、羽生選手から飛び出る言葉です。僕自身も毎回、どんな言葉で自身を表現するんだろう、演技を振り返るんだろうと期待してしまっているところがあって(笑)。例えば、「成功してもしなくても、というのは大嫌いなんです。絶対に成功してやるんだという気持ちで挑戦します」という前向きな言葉や、「僕にとっては、攻めこそが最大の武器」など。演技や姿勢はもちろんですが、ぜひ“羽生語録”にも注目してほしいです!
転んでも立ち上がる姿を見て何か感じてほしい
──去年は負傷もあった羽生選手ですが、その間も密着を?
はい、なるべく近くで見つめようとしていました。僕から見て、その間も向上心は途絶えていなかったと思います。
取材していくにつれて分かってきたことは、羽生選手は、本当に負けず嫌いだということ。常に現状に満足せず、1歩でも2歩でも前に行くんだという向上心が伝わってきます。
華奢で優しい顔立ちをしていますが、芯は強く、男らしい部分もあるので、そこも番組を通して伝わったらいいなと思います。
──最後に、番組の見どころを教えてください。
世界のトップに君臨してもなお、その上を行こうとする向上心。あとは、目標に対する諦めない気持ち。練習のリンクで転んだとしても、今回のように負傷したとしても、また立ち上がろうとする姿勢を見て、何かを感じてくれたらと思います。楽しみにしていてください。
2月9日(金)から始まるピョンチャンオリンピック。昨年11月に負傷した右足首のけがからどのように立ち上がり、この舞台に立つのか。番組を見たうえで羽生選手の演技を見たら、その見方も変わるかもしれません。ぜひ、ご覧ください!
NHKスペシャル
「羽生結弦 五輪連覇への道~男子フィギュアスケート 史上最高難度の戦い~」(仮)
※仮タイトルから変更になってました
NHKスペシャル「金メダルへの道 羽生結弦 連覇への苦闘」
【放送予定】2月7日(水)[総合]後7:30
羽生選手は、去年11月に開かれたNHK杯の公式練習で、ジャンプをした際、着氷で転倒し、右足首のじん帯を損傷しました。その後はすべての試合を欠場し、拠点にしているカナダのトロントでリハビリを続けてきました。
羽生選手は、先月から氷の上での練習を再開し、徐々にジャンプの種類や回転数を増やすなどオリンピックに向けたトレーニングのレベルを上げているということです。
その一方、ケガをしたあとは公の場に姿を見せていませんでしたが、オリンピックの開幕が迫る中NHKに直筆のメッセージを寄せました。
メッセージでは、「日々過ごしている中で、着々と近づいてくるオリンピックを前に焦る気持ちもあります。ワクワクもしています。これまで私が経験することができた全てを生かし、そして、自分の身体とスケートを信じ、夢の舞台で最高の演技をするために、頑張ります。羽生結弦」とみずからの名前を記してオリンピックに向けた力強い決意を示しています。
羽生選手は、大会1日目から始まる団体を回避して連覇のかかる男子シングルに照準を絞って今後韓国入りする予定で、今月16日のショートプログラムが復帰の舞台となります。
金メダルを獲得した前回のソチオリンピック後も世界最高得点を8回更新してきた絶対王者の羽生選手が、ケガを乗り越えて連覇のかかるオリンピックでどのような演技を見せるのか注目されます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180207/k10011319711000.html
平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を目指す羽生結弦(23)を特集したHNKの「NHKスペシャル『羽生結弦 連覇への苦闘』」(後7・30)が7日放送され、1週間前に番組宛てに送ったという羽生の手紙が公開された。
【図解】これぞ神業!羽生結弦の4回転ループ
羽生はその手紙で「着々と近づいてくるオリンピックを前に焦る気持ちもあります。ワクワクもしています。夢の舞台で、最高の演技をするために、頑張ります」などとする、目前へ迫った平昌五輪への心境をつづっていた。
昨年11月のNHK杯の公式練習中に4回転ルッツの着氷が乱れて転倒。右足関節外側じん帯損傷との診断を受けた。番組では、負傷した際の舞台裏の様子も放送。
「何もできないので悔しい気持ちはすごくある。やれることをひとつひとつやっていくしかない。けがをするということはまだ下手なところがあるということなので。もっともっとうまくなって、いろんな部分でうまくなって、いい演技をしたいなと思う」とけがでNHK杯出場を断念した直後のインタビューも流された。
羽生は平昌五輪で、9日から始まる団体戦を回避し、16日からの個人戦に絞る方針。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180207-00000125-dal-spo









