大切な人が亡くなったという知らせを受けた
まだ現実ではない気がする
変わらぬ日常をすごす
同じ仲間から電話がきた
やっぱり現実なんだと理解する
仲間の声を聞いたとたんに涙がでる
「今夜なら彼に逢えるからいこ」
ひとりで行くのは怖いけど仲間と一緒なら行ける
「迎えに行くから待っててね」
仲間の声が優しくあたたかい
彼の方が辛いのに、私に気を使ってる
さっきライブを終えたばかりなのに
私は電車に乗った
降りるのも怖くなった
だけど、行かなくちゃ
ちゃんと逢いに行かなくちゃ
ふらふらと改札を抜ける
寒いのかどうなのかも感じない
涙が出てくる
待ち合わせ近くのカフェに入る
道行く人がみんな寂しそうにみえる
ちゃんと逢えるかな
お別れは言わない。
お別れはしない
だけど、逢っておかなくちゃと思う
大切な人に
