こんばんは~キラキラ


やっとやっと、Weverse Liveに日本語字幕が付きましたね~~爆笑飛び出すハート飛び出すハート

長かった…

早速、Vラから移行した1回目のを見たけど、8月3日だったわ笑笑

ボチボチ見て行こうっとチョキ


今日は「スタシカ」で~す流れ星流れ星流れ星

先週入院してた時に書いたのに、なんかあっという間の1週間…あせる



第48話

48. 神の領域


職人は尖塔の石像に腰掛け、その姿は天使のようだった。

しかし悲しみに満ち溢れた目は村を見下ろし、深いため息をついた。

「君はどこまで召還が可能だと思う?」

「かなり強い子を召還できるとか、そのくらいですか?」

「そうだね。でも何かを”呼び寄せる”この能力は…上手く行けば神の領域にまでたどり着く事ができる」
神の領域だなんて。
アビスはそんな力を使えるようになれば、滅竜道家など、相手にもならない気がした。
「私は傲慢でね。神ほどの召還能力を持っていれば、恐れるものはないと思っていた。しかし、予想もしない事が起こった」
アビスは次の言葉を静かに待った。
「戦争が起こったんだ。強い権力を持つ二つの派閥がより強い兵器を作り出そうとして、手を出しては行けない領域に踏み込んだ」
男は子供のように膝を抱えた。
「それは精神を破壊する悪霊で、人に憑依しては殺し合った。そして、悪霊は自我を持ち始め、私たちはお互いが信じられなくなってしまったんだ」
アビスは信じられなかった。
この村の人々の表情はとても穏やかで、そんな経験をしたとは思えなかった。
「そんな混乱が収まったのは、悪霊を見分けるアーティファクトが誕生したからだった」
「それはあなたが?」
「ああ、私が作った。しかし、悪霊は権力者に乗り移り、人々を扇動してアーティファクトを無くした。それで私たちは必死に他の方法を探したんだ」
そして、職人は空中に複雑な数式を書いた。

「悪霊を封印するアーティファクト、悪霊を消し去る守護符…」
数式は端から消えていってしまう。
「結局悪霊を抑えることは出来ず、一人の友人が古代書物を読み漁り、最も近い次元に移動する方法を発見した。そして、私は友人が教えてくれた座標を元に、元いたすべての世界を召還したんだ。なんとか成功したが、私の召還能力はほとんど無くなってしまったけどね」
男は悲しげに笑った。
アビスは男がまるで砕けた宝石のように感じられた。

「そして時が過ぎ、今はもう、自分たちが異次元に移動した事を覚えてる人はほとんどいない」

「でも、悪霊はまだ完全には消滅してないんでしょ?」

「消滅させる事は出来ない。封印が最善策だ。私が作った迷宮に閉じ込めたんだ…今も友人に憑依したまま」

アビスは言葉を失った。

「その迷宮を完全に閉じるには私の心臓を犠牲にするしかない」

「心臓を?そ、それって、死ななくちゃいけないって事ですか?」

「ああ、でも仕方ない。悪霊がいつ次元を超えるか分からないからね…だから、君たちの助けが必要なんだ」
職人はタワキを撫でながら話を続けた。
「私にはもう魔力が残ってない。あの花は魔力を増幅させてくれるんだ。だから、あの花を迷宮に植えさえすれば、すべてが終わるはずだよ」
雲ひとつ無い空の下に広がる世界は、寂しいながらも美しかった。
「さぁ、そろそろ戻って休もう」
「あ、はい」
職人が肩を揺らすと、翼が美しく広がった。
アビスもタワキに乗り、男の後ろについて飛んだ。
魔法で作り出した日差しと風が、心地よくアビスの前髪を撫ぜた。


またまた、重い…
なんか、どの世界でも勇敢な友人が犠牲になってるし…汗汗
なんか、このままいったら、この世界を救う為にはスターワンが犠牲になるしかないんちゃうの~おーっ!
いや、さすがにそれは無いよねぇ…
でも、いつになったら、本筋に戻ってくるんでしょあせる