行事計画書がないと何もできないの!? | 高齢者介護を考える!暮らしを考える!介護の仕事人オガワトモナリの不定期ブログ!

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保有資格:介護福祉士、介護支援専門員、認知症ケア指導管理士


今回は、特別養護老人ホームや、グループホーム、デイサービス、様々な介護施設で実施されている、「おやつ作り」や「食事作り」、「夏祭り」「敬老会」などなど、行事を実施するに当たっての計画書のお話です。


今回は入所施設において特化したお話でいきます。

ユニットケアでお年寄りを介護していますという、ある特養。

食事やおやつは、すべて厨房任せです。
(この時点で今回のお話以上に問題ありですが。)

「○○さんがカキ氷を食べたいって!おやつで、カキ氷を作ろう。」

となりました。

結構な事じゃないですか♪
暑い夏にはカキ氷♪


しかし、その日、その時、思い立った時に行動するのではなく、

「じゃぁ、この週のこの日にしようか。職員も多いし。えっ~と、行事計画書を書かないと~。」


・・・・・。


もうこうなってる施設は根本から叩き直して、「介護」「ユニットケア」をやり直さなければダメですねε-(´∀`; )


お年寄りは、今、カキ氷が食べたいんでしょ?

今!

「少人数のお年寄りが入所する、家庭的な雰囲気で暮らしを支援する」のが、ユニットケアでしょうが。

夏祭りのような大きい行事には計画書は必要でしょう。

しかし日々の暮らしの中の、

お年寄りの願いは叶えてあげましょうよ!!

カキ氷で、行事計画書!?

そんなもん他部署回ってOK出た時は、とっくに夏なんて過ぎてますがな。

そのお年寄りも「カキ氷?」ってなってますよε-(´∀`; )


カキ氷に限らず、ユニットで、おやつ作りなど、計画書がなくても、

お年寄りが食べたいや、何かしたい

といった時に、すぐ動ける柔軟性がユニットケアにおける利点なのですから。

職員の数を気にしたり、行事計画書を書かねばと、グダグダやってる間に、カキ氷がたべたいと言ったお年寄りは既に置き去りになっていますね。

お年寄りの日々の暮らしを支える

この思考と行動が浸透していれば、お年寄りの小さな願いを叶えて、大きな喜びとなるはずです。

これまでも私は、

商店街に買い物に行きたい

百貨店に洋服を買いに行きたい

お好み焼きが食べたい

一番すごかったのは・・・、沖縄に里帰りしたい(行きましたよ。)

小さな事から大きい事まで、お年寄りの願いに柔軟性をもってお応えしてきました( ̄^ ̄)

どれだけ、お年寄りの暮らしのサポートに、本気になれるか。

私はこれからもこの理念で「介護」と向き合い、お年寄りの暮らしを支えて行きたいと思います。