今回は、ハーフの高校生②が初めてSATテストを受けてきたお話について。

 

 

【SATを受ける理由】

 

先週土曜日、下の子供が初めてSATテストを受けに行って来ました。カリフォルニア州の公立大学は、2025年入学の出願はSATは完全撤退としていて、今後は合否判定には全く反映されないと発表しています。

 

正直、カリフォルニア州の公立大学を目指すならSATはもう受けなくてもよいのではとも思うのですが、今後どの大学を受験するかもわからないですし、もしかするとTest-optionalの大学に出願する事になるかもしれないですしね。1番の目的は子供の現在の学力がどの程度なのかを知る良い機会かなぁと思っています。それに、SATの勉強をしておけば、必然的にPSATの勉強のためにもなるわけなので、準備をしておいて損はないと思います。

 

 

【SATテスト当日】

 

子供のSATの会場は自宅から車で45分程の場所にあるちょっと遠い高校で行われました。近い会場は既にいっぱいで取れなかったので、遠いけどテストの日程が取れただけ良かったのかもしれません。

 

会場に着くと、受付には既に長蛇の列が出来ていました。私たち親子も慌てて最後尾へ。長い列の割に思ったより早く中に入ることができました。付き添いの家族は入口の手前までとなっています。子供を見送った後は、夫と近くのスタバで時間を潰して、その後近くのCostcoへ買い物に行くことに。いい時間潰しになりましたが、余計な出費もしてしまい、お会計時には目玉が飛び出そうになりました。びっくり

 

テストの受付は7時45分〜8時までなので、7時45分までにテスト会場に着いている必要があります。家の子は7時40分頃に着いてすぐ列に並びましたけど、既に中に入っている生徒が何人も居たので、受付はもっと前から始まっていたかもしれません。

 

必要な物のリストにAdmission Ticketが書いてあったので、自宅から印刷して持って行かせましたが、そのチケットを見せる必要は全くなかったそうです。会場にもよるのかもしれませんけど。

 

SATのテスト会場(教室)では、まず携帯を集められて、試験監督の説明から始まり、準備が整ってから試験が開始します。全てが試験監督のタイミングで始まるらしいので、アサインされた教室によって開始時間が微妙に変わります。ちなみに我子がいた教室は試験管がちょっと遅れて来て、開始も少し遅れたので、試験の終了時間も遅くて、会場から出て来るのも一番最後の方でした。

 

 

<SATの受付と終了時間>

会場により多少異なります

  • 受付開始時間:7:45am
  • 受付終了時間:8:00am
  • テスト開始時間:8:30am~9:00am
  • テスト終了時間:12:05pm~12:35pm

 

<SATテストに必要な物>

  • マスク(テスト会場によってOptional。我子のテスト会場は必須ではないけど、Recommendedでした。)
  • Admission Ticket
  • HBの鉛筆と消しゴム
  • 顔写真のついたID(免許証、学生証、パスポートなど)
  • 使用が認められているGraphing Calculators(関数電子計算機)
 
<あると便利な物>
  • アナログの腕時計
  • 休憩時間につまむお菓子
  • 飲み物
 
ちなみに、我子は自宅でテスト練習している時は常にアナログの腕時計をテーブルに置いて時間を見ながらやっていたのですが、今回もいつもの腕時計を持って行ったら、テーブルと椅子が一体化している極端にテーブルのスペースが少ないタイプ(大学とかによくある)のお部屋だったそうで、「腕時計を置くスペースが全然なかったんだよ〜!😭」と嘆いていました。試験監督が定期的に残り時間を教えてくれるので、最悪それで時間を調整するしかないですけど、腕時計を着けたままテストを受けるってチョイスはなかったのかなぁ〜ってちょっと思いました。
 
 
【SATのテスト結果】
 
PSATのテスト結果は約2ヶ月かかりますけど、SATのテスト結果は基本的に2週間後にわかります。どの大学を受けるかにもよりますが、アメリカの高校シニアはアメリカの大学に出願する場合は、日程的に12月のSATが最後のチャンスと言われています。
 
 
【SATのキャンセル料について】
 
現在(2022)は日程の変更もキャンセルも有料となっています。ちなみにキャンセル料は$25で変更する場合も$25。Registration feeが$55なので、約半分が手数料で取られることになります。
 
 
<キャンセル・変更料> 2022-2023年度のSAT
  • キャンセル料:$25(Regularキャンセル期間を過ぎてキャンセルした場合は$35)
  • 日程の変更料:$25
テスト日程を変更したり、キャンセルするにもお金がかかるのは、必要以上に変更やキャンセルをする生徒を減らすための対策なのかもしれません。
 
 
<病気で欠席の場合>
 
SATの前日にCollege Boardから送られてきたメールによると、テストの当日に病気になった場合は(発熱・COVID-19を含む)、欠席して自宅療養してくれたらレジスト料金は全額返金します、と書いてありました。びっくり この場合、翌営業日までにカスタマーサービスに連絡をする必要があります。SATは通常土曜日に行われていますので、翌営業日は月曜日になるのでしょうか。私だったら忘れないうちに当日にメールすると思います。
 
 
【SATスコアをキャンセルする方法】
 
一度受けたSATのスコアをキャンセルすることができるって皆さんご存知でしたか?あまりこれを活用したことがある人って聞いた事ないですが、要はテストのできが明らかに良くなかったり、途中で体調が悪くなって早退してしまった、などの理由でテストスコアをキャンセルしてもらう事ができます。ただし、テストの翌週木曜日の11:59pmまでに

SAT Request to Cancel Test ScoresフォームをCollege Boardに提出する必要があります。

 

不本意なテストスコアがアカウントの記録に残る事もなく、大学にそのテストスコアが送られる事もありません。ちなみにキャンセルの理由は不要。もちろん、テスト料金は戻って来ません。

 

各テスト会場にはこのSAT Request to Cancel Test Scoresフォームが必ず置いてあります。後日フォームの提出をする場合は、FAXか郵送(書留)のみとなっていますので、体調不良によって早退をされる場合は、その場でフォームを記入してSATの試験管に直接提出するのが一番良いと思います。後日郵送する場合には速達(Overnight Mail)料金がかかります。

 

 

【その他留意点】

 

SATテストの直前にCollege Boardから何度かメールが来ていたのですが、会場によっては直前にキャンセルになっているところもあるそうです。強制的に会場がキャンセルになった場合には、もちろん全額が返金されます。子供のSATの日、家の子が受けた会場と同じ市内にある別の会場が1つキャンセルになっていました。だいぶコロナ禍も収束して来ているように思えますが、まだまだ会場の突然のキャンセルはあるんですね。

 

 

<感想>

 

上の子供が高校生の頃は、コロナ禍の影響で残念ながらSATは1回しか受けることができませんでした。たった1回のチャンスで目標の点数までは上げられなかったので、下の子には何度か受けさせて目標の点数を取れたらいいなぁと思います。ま、母がどんなに頑張っても本人にやる気がないと全く意味がないんですけどねー。

 

ところで、子供のSATが終わる頃に駐車場で待っている間に思ったんですが、SATに来ていた生徒のパジャマ着用率がめっちゃ高かったです!アメリカの高校ではあるあるの光景なんですが、SATテストってそもそも結構重要なテストじゃないですか?それなのに、朝起きてそのままの状態でSATテスト受けちゃって本当にいいの?ってちょっと心配になります。

 

家の子供は平日の朝はめっちゃ早起きで、SATの当日もなんと5時起きだったそうです。びっくり 私は願わくばギリギリまで寝ていたい派ですけど、下の子供はのんびり屋さんのくせに時間の管理は素晴らしくて、普段学校のある日も朝6時には起きているそうです。ちなみに旦那も上の子供もギリギリまで寝る派。一体誰に似たんだろう〜? 笑い泣き

 

帰りの車の中で、「今日のテストどうだった〜?」って子供に聞いてみたら、「生徒の1人が休憩時間に試験管のことめっちゃナンパしてて面白かった〜!笑笑 あとね、テスト中に前に座ってた子がハミングしてたよ〜。笑」だって。いやいや、そういう事を聞きたかったわけじゃなかったんだけどなぁ〜。😅  

 

次のSATはもう少しテスト対策をしてから受けさせてみようと思います。