今回は9月から日本の大学生になった我子の大学の授業が始まるまでに起こった数々の失敗談についてお話しようと思います。

 

 

【子供の大学の授業がいよいよ始まる】

 

今年の9月下旬、我子の日本の大学の授業がとうとうスタートしました。私は9月上旬に子供と一緒に日本に一時帰国して子供の入寮と生活基盤のお手伝いをし、入学式と最初の授業の週を見届けてからアメリカに帰国しました。正直なところ、子供の事を考えると今でも不安でいっぱい。というか不安しかない・・。😅  家の子は授業に間に合うように寮を出ているのだろうかとか、授業にはちゃんとついて行けてるんだろうかとか、心配事は常にあるんですが、ここまできたらもう本人を信じてやらせてみるしかない。願わくばもっと長く見届けて安心してから帰りたかったんですが、入学式の日から授業が始まるまでの間に既にいくつかの問題が発生してしまいました。結果から言うと問題は既に解決済みなんですが、正直、先行きのことを考えると本当に不安しかありません。😓

 

 

【大学のアカウントにログインができない事件】

 

入学式の当日、新入生パッケージと称して大学のロゴ付きのバッグの中にいろんな書類が入っている物が配られました。その中には今後学校で使う各種ログインアカウント情報、パスワード情報、授業のレジスト情報、健康診断のお知らせなど、かなり重要な書類ばかりが同封されています。

 

同封書類にあったアカウント情報には、大学のシステムに入るログイン、メール用のログイン、マイクロソフトオフィスを使う為のログイン、Zoomアカウントに入るログインなど、とにかくログイン情報が多過ぎ〜💦 私も子供も入学式で既に一仕事終えた気分だったので、情報量の多さにまず圧倒されてしまいました。

 

一息ついてから早速ログインしてみると、まず学校のシステム用のログインは入れたのですが、マイクロソフトにログインできない。メールアドレスはマイクロソフトのOutlookを使用しているため、それも同じく使えない!Zoomのアカウントも学校のメールが必要らしく、入れない。なんだこれっ?!いきなりつまづきまくりでびっくり!個人メールで早速ITサポートにメールするも、パスワードのリセットは本人確認に時間がかかる為、生徒番号をお知らせしてもすぐにはリセットはしてもらえず、メールの返信は翌日以降になるとのこと。学校のキャンパスにあるITサポートのオフィスに行き、学生証を見せればすぐにリセットが可能だと書いてあったので、翌日子供一人で大学に行くことになりました。

 

翌日の午後、早速大学にあるITサポートのオフィスに行き、マイクロソフトとメールとZoomに無事ログインすることができました!👏 オンラインでできていたら学校に出向く必要は全くなかったんですけど、ひとまずログインできたので、めでたし、めでたしってことで。

 

 

【必修授業が被ってレジストできない事件】

 

ログインの問題が解決されたのも束の間、今度は大学の必修授業のレジストができない問題が発生!授業のレジストは入学式の日から既に開始されていますが、新入生は入学式前にオンラインで提出したクラス分けテストの結果をもらってからでないとレジストできないことになっていました。家の子供が提出した日本語のクラス分けテストの結果を見てみると、なんと生徒番号も受講すべきクラス名も書かれていない。😱  確かにオンラインのテストを受けて提出したはずなのに・・・なぜ? 慌てて日本語クラスの管理者にメールをしてみることに。メールしたのが金曜日の夜で、翌日の土曜日が日本語クラスのレジストの締め切り日。子供はログインの件もあってかなり凹み気味で、「もうやだ、なんでこんなに上手く行かないんだろう。こんなことならアメリカの大学にしておけば良かった。」と愚痴をこぼし始める始末。うーん、わかる、わかるよ〜。うまくいかない事が続くと嫌になるよね〜。😢

 

その週末は遠方の親族の家に行くことになっていて、お昼過ぎ頃に到着予定の高速バスに乗って向かっている途中でした。すると子供が「おっ!」と言いながらメールをチェックしていて、なんとクラス分けテストの結果について返信メールが来ていたらしい。そのメールによると、クラス分けテストの他に日本語クラスに関するアンケートを提出する必要があったらしく、家の子はそれを提出していなかった為にクラスがアサインされてなかったのだとか。そしてなんと、同じ日の午後1時までにそのアンケートと簡単な日本語の作文を書いて提出するようにと書かれていました!この時点で既に午後12時を回っていて、午後1時頃には目的地にバスが到着する予定。子供は慌ててバスの中でそのアンケートに答えて、日本語の作文(300文字くらい)を書いて提出してました。提出した時の時間、なんと12時55分!めっちゃギリギリなんですけど〜!😠 とにかく間に合って良かった。👍

 

その日の夕方、日本語のクラスが無事にアサインされて、ようやくこれでオッケーかと思っていたら、今度は英語の必修クラス(こちらもクラス分けテストによってアサインされたもの)の時間と曜日が丸被りしていた事が発覚!😭  もう、なんでこんなにうまくかないの〜? 流石に私も子供が気の毒になってきてしまった・・。また学部の管理者にメールして、必修の英語と日本語のクラスが被ってしまっているのでレジストできないことを伝える。メールのお返事が来るまでは子供は気が気じゃないのか、これでもかって程にネガティブモードに陥ってました。まあ、そうなるよねー。全然本人のせいじゃないし、そのままって事は絶対にあり得ないのですぐに解決するのは分かっていたけれど、子供にとっては初めての日本の大学だし、分からない事ばかりの中で上手く行かないと本当に不安ですよね。

 

翌日、無事に学部の管理者からお返事が来て、同じ日だけど別の時間帯のクラスに変更してもらえて、必修のクラスは無事にレジストが完了したようです。その後は、空いてる曜日と時間にいくつか別のクラスをレジストして、なんとか最初の学期のクラスが埋まりました。ホッ。母がアメリカに戻る前になんとかなって本当に本当に良かった!

 

 

【健康診断のアンケート事件】

 

これは入学式の翌週に行われた健康診断の時にあった事件。入学式の日にもらったパッケージの中に、健康診断のお知らせが同封されていました。それと一緒に尿検査の容器も含まれていて、まあこれを持参して行くのかくらいな感じ。学部別の健康診断の日時はちゃんとチェックしてカレンダーに入れていたので、その健康診断のお知らせの紙を読まずにいた我子。そして前日の夜、例の如く子供から電話がかかってきました。「ママ、健康診断するのにアンケートと登録をしなきゃいけなかったみたい。しかもその登録の締め切りが土曜日までだった!もしかしたら当日に行っても健康診断受けられないかも・・・。どうしよう。」

 

もう、どうしてこの子はいちいち締め切り日を確認しないんだ? 怒りを通り越して呆れてきてしまった。私的には、学校側は健康診断は受けて欲しいに決まってるし、きっとこんなドジをするのは家の子だけじゃないと思うし、割と冷静に、「大丈夫、当日の朝にヘルスセンターに電話して、登録するのを忘れてしまったけど健康診断受けられますか?って電話してみなよ。で、尿検査の容器は忘れずに持って行きなよ。」と。

 

子供も自分の粗相でまたこんなことになって落ち込んでましたが、ちゃんと自分で日本語で問い合わせをして、登録なしでも大丈夫なことも確認していました。すごい、やれば出来るじゃん!そして、当日尿検査のサンプルを持ってくるようにと書いてあったので、学校で直前に採取した尿の容器を持って健康診断に向かった我子。後で聞いたら、尿検査の仕方が分からない人も多くいて(主に外国人)、事前にサンプル持って来ていたのは自分だけだったと言っていた。ま、大学生なんてそんなもんだよなぁ〜。って他人の粗相で安心してしまう母でした。😅

 

 

<感想>

 

大学の入学式から最初の授業が始まるまでの間、本当になんでここまで上手くいかない事が続くんだ〜?って気の毒になる程、残念な事件が続きました。結果全部なんとかなっているのですが、その最中に子供は人生最大(と言ってもまだ18年しか生きてない)の大ピンチくらいの気持ちだったらしい。私が日本にいる間に起こったのは不幸中の幸いだったかなぁって思いますが、本人にとってはとにかく全てが一大事。学校が始まる前からすったもんだでちょっと可哀想だったなぁ。ここまで災難が続く事も珍しいので、今後はきっと上手く行くはず。まあ、なんとかなるさ〜、くらいの軽い気持ちで今後の日本の大学生活をエンジョイしてもらえたらいいなぁって思います。

 

それにしても、私的にはログインパスワードをリアルタイムでリセットしてもらえない事にはちょっと驚きでした。今時、すぐにリセットしてもらいたかったら学校に行かなきゃいけないなんて・・・。なんてアナログで面倒くさいんだろうって思いますよね。

 

我子にとってはマイナスイメージから始まってしまった日本の大学生活ですが、授業が始まって軌道に乗ってからは特に問題もなさそうなので、このまま大学も楽しんでもらえるといいなぁって思います。いつもギリギリに家を出ているっぽいので、遅刻しないように気をつけてもらいたいものです・・。結局のところ、住む場所が離れても心配ばかりしてる私。いつか子供に対する心配も卒業できる日が来るんでしょうか。早く子離れしたい、できるかなぁ。😅