今回はアメリカから日本の大学の帰国入試・AO入試をする際の願書提出の準備に関する最新の情報を載せていきたいと思います。 

 

 

【9月入学の出願】

 

アメリカの高校のシニアの生徒(12年生)は、6月に卒業してそのまま大学に進学するのであれば、卒業する年の9月入学の大学に出願するのが最も一般的です。この関係で、日本の帰国生入試やAO入試は4月入学の他に9月入学の生徒を募集することで、海外の学生やインターナショナルスクールの生徒も広く受け入れているようです。

 

 

電球 帰国生入試・AO入試の出願期間について

 

出願期間は大学によってかなり開きがあります。また、Early ApplicationとRegular Applicationでも出願時期が変わりますので、志望校の募集要項をよく読んで、出願期間を事前に確認してみてください。 

 

 

 

【出願に必要な書類の準備】

 

少し前に掲載した 帰国生入試とAO入試について のページでも少し記述しましたが、前回の記事をアップしてから各大学の提出書類に少し変更があったので、ここで変更・追加情報をリストしておこうと思います。 

 

 

【出願書類】

 

大学によって提出書類は若干異なります。青字が今回追加または変更になっていた情報です。募集要項は毎年ちょっとずつ変わりますので、その年の情報を必ず確認してください。

  • 入学願書(オンライン出願。大学によっては願書を印刷した物も提出)
  • 高校の成績証明 
  • 卒業証明または卒業見込み証明
  • エッセイ(受験する大学の募集要項で要確認)
  • 推薦状(受験する大学に要確認)→ 去年の出願には必須だった推薦状が今年は不必要になった大学がいくつかありました。志望校の今年のガイドラインを再度ご確認ください。
  • 証明写真 → デジタル写真が必要になります。
  • パスポートのコピー(二重国籍の生徒は両方のパスポート)
  • SAT (テストが受けられなかったなどの理由で提出が困難な場合は免除。必須ではありませんがスコアがある方は提出)オフィシャルサイトから直接大学にスコアを送ってもらう必要があります)
  • SATの代わりにAPテストのスコアやHonorクラスの受講の有無などを提出を認める大学がいくつかありました。
  • TOEFL iBT(オフィシャルサイトから直接大学にスコアを送ってもらう必要があります)→ 英語圏の国に5年以上滞在歴がある生徒、またはアメリカでSATテストを受けた生徒はTOEFLのスコアは免除になっている大学がいくつかあります。家の子は既にテストを受けてスコアも大学に送ってもらうようリクエスト済みですが、今から受けられる生徒さんは免除の資格があるかまず確認してみてください。

 

 

【推薦状について】

 

推薦状は過去に受講したことのある先生にお願いするのが一般的です。進路指導のカウンセラーやオフィスの職員にお願いすることもできますが、授業を受けた事のある信頼のおける先生になるべく早い時期にお願いする事をお勧めします。ちなみに、家の受験生は最初に12年生のクラスの先生(実質まだ3ヶ月しか授業を受けていない) 2人にお願いしてみたところ、『う〜ん、まだ君のことはあまりよく分からないので推薦状は書けないです』と丁重にお断りされてしまいました。既に別の先生2人にお願いできたので、まあ推薦状は大丈夫だったんですけど、先生なら誰でも引き受けてくれるわけではないんですね〜。断られたって聞いた時は一瞬焦りました・・。😥  

 

推薦状をお願いするのであれば、できれば1年間授業を受けた事のある先生で、ある程度信頼関係のある先生にお願いしてみるのが良いと思います。幸い、家の子は外国語のクラスを4年間お世話になっている先生と、昨年課題関連で色々と親身になってくれた先生にお願いすることができました。どちらの先生も直ぐに快諾していただけたので、本当に有難い限りです。😄  家の子は結構人見知りで、クラスでも積極的に質問したりする方ではないんですが、こういう時の為にも常日頃から先生との信頼関係作りは大切なんだなぁ〜って思いました。

 

 

【厳封】Seal

 

ちなみに推薦状は通常、学校のスタンプを押してもらい、学校のロゴが入った封筒に入れて封をした上にサインをしてもらうか、スティッカーなどを貼ってある厳封』の状態である必要があります。家の子供が依頼した先生の1人は推薦状を書くのが初めてだったらしく、推薦状の書類(折ってもいないそのままの紙)を子供に渡そうとしていました。封筒に入れて封をする旨をお知らせしたら慌ててオフィスに取りに行ったらしいです。ちゃんと説明していなかった子供のせいでもあるけど、無事に書いてもらえたので感謝ですね。😊 

 

 

【証明写真】デジタルID

 

証明写真は最初は写真スタジオに行ってプロに撮ってもらう予定でいましたが、最近の携帯のカメラってかなり高性能で、ポートレート機能を使うと結構いい感じに撮れたりするんですよね。って事で家の子の出願は私のiPhone XSで撮った証明写真で出そうと思っています。デジタル証明写真が必要な方は、プロに頼む前にまずは自分の携帯でも撮ってみて下さい。我が家には幸い自宅に白い壁があるので、それを背景にして撮ってデジタル証明写真をアップしました。写真を撮る際のワンポイントアドバイスを下記にリストしてみましたので、ご自宅で撮られる方は是非ご参考まで。 

  • 白・青・グレー等の無地の背景であること
  • カラーの写真である
  • 上半身(頭から肩下5cmくらいまで)
  • 正面写真
  • 帽子やアクセサリーなどを付けない
  • 前髪などで顔が見えにくいのも不可
  • 光が反射しているものは不可(メガネは外す)

     → フラッシュは絶対使わない!

  • ピンボケ不可 

     → iPhoneにPortrait機能が付いている方は是非使って撮ってみて!

  • 背景に影が写っている写真は不可 

     → 壁から少し離れて、アルミホイルを下方から顔に向けて光を当てながら写真を撮ると綺麗に撮れます。リングライトがあれば更に綺麗に撮れます。

  • データのサイズは5MB 以下であること(拡張子はjpg/png/gif)
  • 修正不可 (Editは絶対NG!)

     → これ、絶対バレるのでオリジナル写真のままで!

  • 写真撮影は絶対に天気のいい昼間に撮るべし!

     →夜に撮影すると影ができやすくなります。

  • 白い背景で写真を撮る場合は、濃いめの服を着るようにする。

     → 白い背景に白シャツは絶対にNG

 

 

<感想>

 

11月28日現在、我が家の受験生はまたもや日本の大学に提出するエッセイに手間取っています。👊 先々週にUCの出願用エッセイと願書提出が無事終わって、その後サンクスギビングの連休に入ってすっかり気が緩んでしまったのか、日本の大学に提出用のエッセイがちっとも進みません。😭 アメリカの大学の出願と違って、日本の大学はオンライン出願に加えてオリジナルの書類も日本に郵送しないといけないので、その時間も考えて早めに準備しなさい、とあれほど毎日言っていたのに〜。本当に誰の受験なんだか・・・。 

 

これから日本の大学を受験する皆さんも後もう少しなので、体調管理もしつつ頑張って下さいねー!🍏