先週一番驚いたニュースは、湯浅誠氏が国家戦略室への政策参与に任じられたこと。今週には貧困率も公表されました。
これからどう貧困の解消に向けた政策が展開され、効果をあげられるのか?社会問題にそれほど関心があるわけでない私にも、気になることです。貧困層の存在は、社会全体の弱体化を意味していることだから他人事ではすまされない。自分が貧困層に陥らなくても、現実的に生活設計の面で無関係ではいられない。
ネットカフェ難民ということばを知った頃、たぶん2年ほど前はそれほどとは思わなかった。フリーターは自由に生きたい人たち、むしろ恵まれた人や甘えた考えの若者だと勘違いしていた。そればかりではないらしいと気付きだした頃読んだのが湯浅誠著「反貧困」(岩波新書)。とてもわかりやすいことばで、すんなりと日本の社会問題のひとつの現状が理解できたと思う。
次に読んだのが、堤未果著「貧困大国アメリカ」(岩波新書)。恐ろしいアメリカの現実は日本のちょっと先の姿。もしかしたら今なのかもしれない。何より貧困層が戦争にかり出されていく構図が恐ろしい。まさかここまでと思わずにいられない。
そして次に読んだのが、三浦展著「下流同盟」(朝日新書)。そして、そしてと石蹴りのように新書めぐりが続いた。
一昨日、内田樹著「下流志向」を少しだけ立ち読み。気分がふさぎそうだったので、買うのはとりあえずやめた。
オバマ大統領の誕生と日本の民主党への政権交代での変化に、希望を託したいとは思う。
格差の存在を問題にするのではなく、貧困層の存在をなくすこと。湯浅氏のいうためのある社会ってどう作るのか?結局は人とのつながり、助け合いなんて懐古思考は解決にならない。具体的な行政的な仕組みづくりの取り組んで欲しい。仕組みが変わると人の心は変わる。「下流志向」の人たちがあふれる社会には住みたくない。
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