残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法・・・いやひっそり生きるてもある | 「本の森の入口で」

「本の森の入口で」

本の森 イメージはドイツの童話にでてくる森 深くて暗い森に足を踏み込む勇気はないけど、
付近から離れることはできない 物心ついたころから本好きの読書日記 とりとめなく書いてみます

いっぱい本を出して、それなりに売れているみたいな橘玲氏

扇情的なタイトル 一冊くらい読んでみようと手に取った

 

著者はたぶん同世代、よりちょっと上

 

50もだいぶ過ぎたおじさんが「僕が~」と語る

あまり好きなタイプではない・・・でもたぶんわたしの大学時代の男ともだちもこんな語りかたをするのだろうな・・・

 

ポパイからブルータス、カーサを購入しつつ、ほんとは講談社系の雑誌を熟読するような?(笑)学生時代にニューアカに合い、こじらせた感じのサブカルおじさん(笑)

 

自分自身もそうなってしまったかもしれない、と思う

 

この著者、何かの専門家というわけではなく、読書家?良く言って編集者?

別に大学の先生だけが専門家で本を書いていいわけではないけれど、この人の場合は、自分のいいたいことのために本を探して読んで、まとめている感じ

 

少し不快に思いながら、読みやすかったので読了

 

そしたら、その理由をそのまんま書かれてました

「ここまで僕の話を聞いてくれた君は僕に似ているはずだ」

 

そのとおりよっと開き直りたい気分

 

努力で人生を切り開いてこなかった

 

能力は生まれながらできまっている 身もふたもないけど、同感

 

それでも、大当たりをとらなくても、自分の好きなことを仕事にする工夫をすれば小さな隙間で生きていく分くらいは稼げるよ・・・それがたったひとつの方法という

 

そうかもしれないけど、それはたぶん世に出たい人についてだ

それなりの自分を売り出したい人

橘氏自身が何者かになりたくてたまらない人なんだろうな

そして、みんなそうだと思っている節がある

 

ひっそりと別に名を残したいとも思わない・・・そっちが大勢だってこと気付かないんだろうか?

 

もっとも、扇情的なタイトルが普通の人にも、一瞬そんな気にさせて本を買わせようというのなら、大成功ですね

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