大人だって「偉い人のお話」を | 「本の森の入口で」

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マリー・キュリーの挑戦 科学・ジェンダー・戦争
マリー・キュリーの挑戦 科学・ジェンダー・戦争 川島 慶子

トランスビュー 2010-04-02
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子どもの頃、意外と好きでした「偉い人のお話」。


マリーキュリーと言えば、女性の偉人伝では断トツ人気があるのではないかと思います。

私の記憶にあるのは、授業中に視察にきたロシア人にポーランド語の教科書を隠して見事なロシア語で答えたこと(優等生マリアのイメージ)と、自転車に乗る新婚のキュリー夫妻(颯爽とした若き合理主義者のイメージ!)と夫の事故後も火のついた炉?をかき混ぜるマリー(研究に打ち込む暗い根性モンのイメージ)。どれもカラーの挿絵とともに覚えています。


残念ながらあまりにご立派な偉人の話は、平凡な子どもの私に特別な影響を与えなかった(笑)


しかし、今この本を読んでなら、いろいろ考えさせられることはあります。


ポーランド人としての矜持とか、子育て、とりわけ娘を持つ母親であることとか、平和に寄与するためのノーベル賞のこととか、そして放射能の利用とか・・・


著者のジェンダー論がちょっとうるさい感じもするけれど、それを無しには語れないことも確かでしょう。


今、大人として読んでみる「キュリー夫人」のお話。

読む価値は大いにあると思います。