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なつやすみのにっき
８がつ１７にち おおさか はれ
ぼん休みが、たいふうといっしょにどっかに行ったので、
ぼくもどっかに行きたいと思いました。
なので１６にちの夜、ちょうど大阪は はれていたので、
『そうだ、ぐじょう へ行こう』
と思いました。
おもいたったがきちじつ、と、むかしの人が言っていたので、
すぐにじゅんびをしました。
じゅんびが終わったときには、１７にちになっていました。
おもいたったがきちじ、と、むかしの人が言っていたので、
よなかの一時半でしたが、しゅっぱつしました。
こんなじかんに外に出たら、おかあさんにおこられると思いましたが、
一人ぐらしだし、ぼくはもう大人なので大丈夫だと思いました。
はい、前フリ長いですお久しぶりです、虎之介です。
大人というか、オッサンですうるさい。
盆休みがどうとか書きましたが、
８月４日から、終わらない夏休みに突入しています。
分かりやすく言えば、勤め先を退職した、ということです。
次の勤め先は決まっていない、ということです。
で、現在、有給休暇消化期間。
お盆も絡んで月末までという、学生時代以来の夏休み。
もちろん次が決まらなければ、無給休暇にスイッチしていくことになりますが。
それは先の問題として、自分の仕事や親戚の仕事、
時間が無いのを言い訳にしてホッタラカしてたことをどんどんやっていこうと、
日々バタバタしています。
そのうちの一つが前フリに書いた岐阜県郡上市への旅。
旅？ツーリング？でも日帰りやしヴィンちゃんやし。
ま、とにかく行ってきました。
で、せっかくアッチまで行くならと、愛知県犬山市と、
相棒宅訪問と、新しくできた模型屋さんも行こうと決めました。
決めるだけで、時間配分などはもちろん考えず。
何を見るとか何を食べるとかも考えず。
はい、いつも通りの行き当たりばったりです。
結論から言うと、お天気にもてあそばれ、予想以上に移動に時間がかかりつつも、
ミッションはコンプリート。
最後にはお天気にオミヤゲまで貰って、
ヘトヘトになりながらも満足度のかなり高い旅になりました。
では順を追って。
そもそもなぜ郡上なのか？
名古屋在住時に何度か行って、好きな街のひとつではあるが、
行きつけの喫茶店、ここでもちょくちょく書いている、
のマスターが郡上出身で、お店に置いてある郡上関連の本を読んだり、
話を聞いたりしていると、なんというか行動欲？みたいなのを日々
ガンガン刺激されていたので、今回ようやくという感じ。
前フリでも書いたが、いつ行くとかは決めておらず、お盆時の台風で
行動を制限されていた分、『あ、いま晴れてる、行こ』みたいな感じで出発。
１７１号線を使って行くときに毎回通るコチラ、
夜中なので暗くてよく分からない。
旧西国街道にある、郡山宿本陣。
通称、椿の本陣。
ツイッタやらインスタやらにアップするときのお約束にしているので、
一応撮った。
でズンドコズンドコ行って、
京都、東寺。
夜中なので暗くてよく分からない、その２。
こちらもツイッタやらインスタやらにアップするときのお約束。
で、さらにズンドコズンドコ行って、
逢坂の関。
夜中なので暗くてよ（ｒｙ、その３。
こちらもツイッタやらインス（ｒｙ
なにか写り込んでそうでコワイ。
で、さらにズ（ｒｙ、１号線から８号線に乗り、
日も登って明るくなってきた頃、
８号線ていうのは琵琶湖の東側を通っていて、そこをズンドコしていたのだが、
車や大きいバイクだったら見逃していたと思う。
５０ｃｃという、速度に制限のあるヴィンちゃんだからこそ、気になったものを
振り返る余裕があり、見つけられたのだと思う。
で、そこに！
童夢・零！！
･･････え～、このテンションに何人の人がついてこれるのかｗ
残念ながら、どちらも市販には至らなかったが、零（左側）は１９７８年、
キャスピタは１９８９年に発表され、大きな話題となった。
それぞれ、様々な逸話を持ち、市販化に至らなかった理由なんかは
涙なくしては語れないのだが、今回は控える。
最後に、童夢という企業の創業者が、とてもスゴイということだけ記しておく。
閑話休題
さて、その後、２１号線に乗って岐阜に入って行ったわけだが、
ここで道路電光掲示板に、不穏な文言を見る。
それは、
大雨洪水警報（岐阜県・西濃・中濃）
あれ？
そういや大阪や近県の天気は見てたけど、
中部地方の天気は確認してなかったなぁ。
進行方向の空を見ると････うん、黒い雲、しかも分厚い。
ま、まぁでもオレ晴男やし！
なんて根拠のない自信は、関ケ原町であっさり粉砕される。
本気で粉砕されるのはもう少し後。
とりあえずいつも積んでる合羽を着て仕切り直し。
強くなったり弱くなったりする雨の中、
悪くなった視界や増えてきた車に注意を払いながら、
それでも風景を楽しむのはやめない。
ただ、岐阜市内を避けて行こうと思っていたのに、
降ったり止んだりする雨に翻弄され、
気が付けば、
岐阜城見えてるやん。
今回の予定には入れてなかったのだが、そこは信長好きのワタシ。
ていうか、もっと手前から見えていたのに、どんどんどんどん寄っていく。
写真は登り口の割と近く。
そんな登頂の誘惑に抗いながら、なんとか２５６号線へ。
後ろ髪引かれながら（ちょこちょこ振り返りながら）街中を抜け
山の中をズンドコズンドコ行くと、板取川と道が並走する区間に。
で、
霧というか靄というか、川の上はずっとこんな感じ。
道路わきも川向うも前見ても振り返っても山、山、山で結構いい感じの雰囲気。
ただ、この写真撮った時に話しかけてきた地元の人が言ったのだが、
普段より水量がやや多く、流れがやや速い、と。
上流でかなり雨が降っているだろう、と。
ていうか警報出てるし、ここから先、かなり雨が激しいよ、と。
バイクだと危ないから、帰ったほうが良いよ、と。
ここから心の声。
ーうん、おっしゃるとおり。
ーうん、でもね、おっちゃん知らんと思うけど、ここから帰るのも大変やねん。
ーうん、警報出てるの、岐阜に入った時から知ってる。
ーうん？近かったらバイクごと軽トラで送ってくれるって？
ーうん、近くないから気持ちだけホンマありがたくいただいときます。
実際に答えたのは、
『あ～、ありがとうございます。でももうすぐそこなんで。』
と、一応ヴィンちゃんのナンバーを見られないように
方言出さないように挨拶して再出発。
５分後、やっぱり帰ろうかと思いだす。
さっきの川の写真ではわからないけど、この段階で結構しっかり降っていた。
あ、記録用に撮った動画あった。
１０秒ぐらい。
繰り返すが５分後、
ざっくり３倍ぐらいの勢いで襲い掛かってくる。
雨が痛くて顔を上げてられない。
前なんか見てられない。
法定速度でなんか走ってられない。
１０キロぐらいで道路の端っこノロノロ走る。
ていうか、端っこがすでに川状態。
合羽着ているから濡れはしないが、体がどんどん冷えていくのが分かる。
これは、あれだ、引き返せって天からの合図だ、とか思いだす。
いや、でもここまで来てたら帰るのも大変やん、って、さっきの心の声再び。
ーとりあえずどっか、屋根のあるところで一旦停まろ。
ーいやいやいや、山と川しかないやん。
ーあ、そこちょっと道広いからそこで一旦停まろって池みたいになってるやん！
ーうわ、タイヤ半分沈む、プラグもヤバいやんアカンアカンアカン。
ーうあ、道の真ん中にも池できてるハンドルとられる。
ーとりあえずちょっとづつでも進んどいて雨しのげるとこ探そ。
ーないやんないやん何にもないやん！
（赤字は声に出た部分）
結構久しぶりに本気でワタワタしてた。
それでも少しづつ進んでいたおかげで、どでかい雨宿りスポットを発見。
タラガトンネル（全長4571ｍ）。
さすがに写真撮る余裕は無かったんで、グーグルマップから切り抜き。
地図なんかちゃんと見てないから、こんなんあるとは知らず、
おぉ～助かったぁ、ちょうど進行方向やし一石二鳥！とか思った。
ていうか声に出た。
引き返せって天からの合図だ、とか思ったのは忘却の彼方。
あっまやっどり～♪なんて謎の鼻歌まで飛び出す始末。
我ながら能天気だな、と今は思う。
しかし、トンネル入ってしばらくすると、だんだん寒くなってきた。
考えたら当たり前。
太陽も照ってないのに、それでなくても日が当たらないトンネルの中。
しかも雨にバッチリ冷やされているワタシ。
距離も長い。
８月だろうがなんだろうが、ガタガタふるえる。
８月に寒くてふるえるのは、２０年ぐらい前の箱根以来か。
こういうとき、ちょっとテンション上がるワタシ。
８月に寒いて、南半球か！と、これまた２０年ぶりのツッコミ。
なんか一人でウケてケタケタ笑いながらガタガタ震えていたワタシは、
とても人様にお見せできる姿では無かっただろう。
そんな奇人変人やしき〇〇じんだったワタシの目に突然現れた、
ーーー
｜ 郡 ｜
｜ 上 ｜
｜ 市 ｜
ーーー
の看板。
なんかさ、せっかく最初の目的地に無事入ったのに、
なんの感情も湧かなかった。
地理をザックリしか把握してなかったから、トンネル内に市境があるなんて知らず、
トンネル出てから、あ、そういや郡上市着いたんや、と思ったぐらい。
なんか雨も小降りになっていたし、拍子抜けした感じ。
で、そこから更にズンドコ３０分ぐらいで無事、中心部に到着。
宮ケ瀬橋から郡上八幡城を臨む。
この写真を撮った直後、言い知れぬ達成感が湧いてきて、
観光客がワラワラ（失礼）いる前で、橋の欄干に身体を預けながら
『着いたぁ～～』
って言ってしまい、思いっきり不審がられました。
もしかすると、今回のヴィンちゃんの旅で、一番疲れていたかもしれない。
というところで、まだ第一目的地に着いたところですが、
長くなってきたので、記事を分けます。
最初に触れたように、まだ第二第三の目的地があります。
週末までには続きを書く予定は未定、いや書きます。
昔みたいになにかを宣伝するでも無く、
雑記帳みたいに書き散らしているだけのブログですが、
それでも定期的に見に来てくれる人がいるので、
そんな人たちに、ちょっとでも楽しんでもらえたらと、思っております。
うん、だから書きます･････よ？
そんなわけで次回予告！！
第一目的地に着いただけで疲れてしまった虎之介！
晴男という根拠のない自信が粉砕されるのは、
実はまだこれからだ！
この後も様々な苦難や世間様のうしろゆびが待っている！
果たして、虎之介の運命や如何に！
乞う、ご期待！！