いよいよ千穐楽を迎える日にはじめまして。
今回「テイク・オン・ミー」という作品で脚本演出担当させて頂きました
劇団Mayの代表 金哲義です。
まったく初めての人たちと作る空間でした。
この一二年はなんだかそんな空間に御縁があって、まだまだ出会える人生に感謝しています。
「テイク・オン・ミー」や「風魔の小次郎」をお客さまに尋ねてみても、なんと!ほとんどの人たちが知らない。
もうそんな時代。
当時はまだCGもなくて、人物の上から描いた絵が(新鮮ではないけど)面白くて
レナウンのCMでもブルーハーツの歌に合わせてそんな手法使ってました。
「テイク・オン・ミー」のPVの監督はその功績か「タートルズ」の監督を任されたけどパッとしなくて…
パッとしないからなんとか「ピノキオ」を撮らせてもらったけど、もっとパッとしなくて…
今、何をしてるんでしょうね…。
僕もこれ、なに書いてるんでしょうね…。

ストーリーはバカなバカな内容です。
でも、そんなバカなバカな内容を
大人たちがビリビリと身体を痺らせながらも
汗でベットベトになりながらも
それでも本日千穐楽も全力なのです。
だから時には厳しい演出もして、もっと要求もして。

ようやく身体に本能が染み渡ったら千穐楽。
そして昨日初めてこのメンバーで呑んでたくさん話ました。
時間があったらもっと稽古の時も話したかったな…。

感傷にひたるのはプリセットに戻った会場を見たあと!
まだまだ千穐楽という空間は続いています!


みんな!
楽しもう!
生きよう!

そして「テイク・オン・ミー」をご覧いただいた皆様!

かつて顔を見せる事なく去った[不知火]という高校生がいた事を覚えていてください!
見せることなく終わった[ギニューの喜びのダンス]のように!