それでは、あなたにとっての幸せとは一体どんなものなのでしょう?
欲しい商品などの物を手に入れて、それを幸せと感じる事が本当にハッピーと言えるのでしょうか?そのハッピーな感情は永遠に続くものでしょうか?
例えば、美味しいものを食べて幸せと感じるのは、食べてほんの数時間足らずです。
新車や家を購入して、嬉しいと感じるのは、せいぜい数ヶ月ではないでしょうか?
もし、そういう類いの幸せであったならば、美味しいものを食べた後で、急にお腹が苦しくなったり、新車を運転している時に、思いがけない事故にあったり、マイホームを家計の事情で、他人に売り渡さなければならなくなった時は、それまでの幸せが一辺に悲しみに変わってしまうのではないでしょうか。
つまり、こういう類の幸せは永続しないということに他なりません。
物に対する幸せを追求する習慣をつけると、いつしか、心が物から物へと執着心を増幅してゆきます。いつも物を持つ事の幸せを次から次へと変えて、落胆と「瞬時の幸せ」を繰り返してゆきます。 所有する事に満足をする習慣をつけると、それが、どんどんと際限なく広がってゆきます。それでも、つかの間の幸せでもいいから、とにかく瞬間の幸せを毎日、追い求めているのが現実の姿なのでしょう。
幸せを相手の人に求めるケースもあります。自分が、あの人とこうなったらとても幸せなのに. . . . .と考えるのは、若い人共通の望みです。しかし、実際に一緒に住んでみると、相手のあらがお互いに見えてきて、それまで理想像としてイメージはしていた幸せは、氷が解けるように消えてしまいます。自分が期待していたイメージと異なる結果が出て、最初の幸せ感が、逆に失望感に変わったりします。
一種の幻想を心に抱いているという事を、相手に夢中に成っている時は気がつかないのです。相手に見返り無く、何か自分が心からしてあげることが、幸せの本質です。自分がこう言うふうに見られたいと言う相手に求める行為は、本当の幸せには結びつかないものです。(続く)

