うみねこのなく頃に散 Ep8 (7)感想、そして詫び状、そして。 | はれいなのブログ

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結論。
……右代宮一族はアスリートになればよろしかったのでは?


えー、遅れに遅れとうとう「Ep8」シリーズ完結してしまったわけですが。
乗りかかった船、ということで紹介&感想記事最後まで書いていきます!よろしくお願いします!






※注意!※
以下ネタバレ自重しません。
「まだ読んでないから言わないで!」という方はすみやかに回れ右、でお願いしますm(__)m







早速あらすじへと参りましょう。

前巻にて、一族の真実へとたどり着いた縁寿。
「一なる真実の書」を公開しても誰も救われない、と気づき、ベルンカステルを止めに行くと決意する。
一方、黄金郷に忍び寄る船たちの影あり。船首にて陣頭指揮を執る人物は、知的強姦を趣味とする自称・探偵ーー古戸ヱリカだった。

この巻、ヱリカ卿ファンなら迷わず「買い」でしょう。
魔女としての顔、探偵としての顔、……さまざまな表情が見られますよー。もちろんゲス顔もね!

そして表紙を飾ったラムダデルタの活躍も必見!私の中じゃ株がストップ高になりました。
いいヤツですよ、彼女。

全体にクライマックスへ向けて爆走中!といった印象でした。アクションもキレッキレで見ごたえ十分です。
……ただ、ただ、惜しむらくは帯のアオリ「黒き戦人、降臨」が思ってたのとちょっと違ったところですね……。個人的には『黄金夢想曲』のアレかな、と思っていたのですが、もうちょっと怖い仕上がりになってました。はい。でもセリフ回しは同じでしたね。中二チックなあの感じ。


では、続けて恒例の個人的注目ポイント紹介。

・ヱリカの帽子
艦隊の船長らしく海賊帽子をかぶって登場したヱリカ。ぶっちゃけ下のドレスとの組み合わせはあまりよろしくないと思います。
ところでこの三角帽子にはモチーフがついているんですが、それがこちら。



猫、鎌、バラ。
青い猫はもちろん主人のベルンカステル。
金色の鎌は上下に刃がついていますから、もしかするとベルンの鎌+ヱリカの鎌、でしょうか。
そして赤いバラ。
……単にデザイン上の問題だとは思うのですが、このカラーリングに何かしらの意味を見出すのは考えすぎでしょうかね?

・ラムダデルタvsベルンカステル
さすが大魔女と言われるだけある!文字通り食うか食われるか、の戦いっぷりでした。物理的に。
……しかし、見てくれが禍々しく手段もえげつない攻撃を仕掛けてくるベルンカステルと、ロリポップなお菓子モチーフのわりにえぐい攻撃力を発揮するラムダデルタと、どっちの方が恐ろしいのやら。

・右代宮家アスリート説
今回最も推していきたいのはこちらです。
なぜかって、右代宮の皆さんの運動能力がもう……ものすごい!
物証として、今巻での一族の主だった肉体的な活躍、まとめてみました。以下の通りです。

・金蔵……いい年してソードオフライフルをぶっぱなす
・蔵臼……アッパーカット
・留弗夫&霧江……得意のクレー射撃の腕前を存分に発揮、空中で互いの弾を正確にぶつけはじけさせる
・楼座……金塊三本入りのハンドバッグを振り回し目標に被弾させる
・譲治……ノー着地の蹴り技で10コンボ(目測)をきめる
・朱志香……メリケンサック着用でカウンターやアッパーetc.

…………ね?アスリート、いけますよね?
特に蔵臼は「ボクサーとしての才能は大学時代の友人が証明する」と自分で言っているほどですから、自信も才能もよほどのものなのでしょう。
しかし現実では、彼は右代宮の長男でしたから、家督を継がねばならなかった。得意のボクシングを諦めて。

……なんというか、いや、物語の世界だからこんなこと言ったってしょうがないのですが、つくづく、悔やまれますね。
1999年の世界で絵羽の会社が(遺産があったとはいえ)あれほど成長したことを考えれば、Ep3(エヴァ・ベアトリーチェ回)において垣間見えた絵羽の才能を鑑みれば、家督は絵羽が継いでもよかったんじゃないだろうか。
蔵臼はボクシングで才能を存分に発揮して、絵羽は商売の才能を発揮する、そんな未来があったら……なんてことを思ったりしてしまうんですね。
でもそうしたらきっと蔵臼は夏妃と出会えなかったし、絵羽は秀吉と出会えなかった。難しいところです。

……あれ、なんだか湿っぽい話題になってしまった。そんなはずじゃなかったのに!
えーと、そう、この巻では楼座無双が久しぶりに拝めますよ!母は強し、を体現したストリートファイター・楼座がEp2ぶりに皆様の前に登場しますよー!
全国の山羊さんは今のうちに書店から避難をお願いします!……もうだいぶ遅いですが。


えー、7巻の感想はこんなところ、ですね。
……正直、読了からだいぶ間が空いてしまったので、当時の盛り上がりがなかなか再現できなかったです……誠に申し訳ない。
おわびにもなりませんが、当初の注目ポイント候補(本文が書けず今回ボツにしたもの)をここに載せておきます。

・ツンデレラムダ
・エヴァお母さん!!(泣)
・マジカル郷田シェフ、やらかすの巻
・未来の妄想、無自覚な加害者
・世界の中心で愛を叫ぶin黄金郷

今後、書きたかった内容を思い出せたら、そして記事にまとめられたら、加筆修正するかもしれません。




そして、そして。
……書き上がりませんでした!!


ごめんなさい!2回もずれ込んで、年内に、とか言いましたが、8・9巻で書きたいことが多すぎて、それに反比例するかのように時間は無さすぎて、なんかもうダメダメでした!
ほんとうに、もう、申し開きのしようもありません……。

ただ、書きます。
書くと言ったら書きます。
死んでも化けて出て書き上げます。
それだけは、赤の文字で言い切れます。



……あ、実際にやりますか。




書きます。
書くと言ったら書きます。
死んでも化けて出て書き上げます。

これでもって、平にご容赦ください。


それでは、皆様がよいお年を迎えられることを願って、この場はここでペンもとい指を置かせて頂きます。

2015年、ご愛顧いただきありがとうございました。
来る2016年も、よろしくお願い致します。