脳科学者、中野信子さんの本を読みました。

https://g.co/kgs/L4zvAb

日本が集団を重視する社会になったのは、

災害の多い国だからである、

という解説あり。

突然発生するのが災害。

そんな時に、個人の意見を聞いているわけにはいかない。

リーダーがいて、リーダーの指示に従って行動する

ということが求められたということだそう。

なるほど〜確かに〜

つまり、

集団を大事にする国が日本。

一方で、欧米では個性を大事にする。

その考え方の違いをわかりやすく書いて下さってましたので紹介します。

中野さんはフランスへの留学を経験されていて、

日本とフランスを比べて書いておられます。

以下が原文です。

シンプルに表現すれば、日本では「みんなに合わせられないこと」「みんなと違う言動をすること」が、愚かと考えられがちなのに対して、フランスでは、「みんなと同じこと」や「意見を言わないこと」が愚かと考えられやすかったのです。

中略

一つの考え方より、二つの考え方があることにより価値がある、と多くの人が考えています。満場一致、一枚岩であることをよしとする日本とは対照的です。

中略

ただ、もし日本人として生まれ、日本で暮らしていながら、その空気になじめず、その一員でいることに息苦しさや、つらさを感じているのなら、よそに適した環境を求め、思い切って海外に出てみるのもいいかもしれません。

いや、もうね、そこ読んでる間、フランス人になってましたよ、私

でも、この本、これだけを延々と語ってる内容ではないんです。

だから余計にフランス人でした

独身時代、

友人と2人で

ボランティア活動に精を出していた時があって、

その時、色んなことを決めるのに、

2人でたくさん話をしました。

私の方が年上なんで、

一応リーダー的存在で、

でも私は、必ず友人に

こうしたいけどどうかな？

と話をし、

本当にこれでいいか、

もっといい案がないか、

を常に話し合ってました。

すると、

たった2人でも

良い案が出るんですよ〜。

もうこれは言わばマジックのような感じで

1人だと絶対出てこないような内容が出てくる。

楽しくて仕方なかった。

話し合う、議論する

ってことがこんなに素晴らしいことなんだと

その時知ったんです。

でも、

日本で暮らしていく中で、

こんな感じでラフに意見をぶつけ合う

って場面、

なかなかないですよね。

例えば、

その集団の中で新入りである

とか、

町内会で年配者がたくさんいる

とかだと、

無言の圧力を感じてしまいます。

あなた何を言い出すの？

って

知人の中に、

「議論してもしょうがない（何にもいい案は出てこない）」

と言い切った人がいて、

ショックを受けた記憶があります。

確か行政の方で、愛らしさも備えた女性。

親しくなれそうって思ったんですが、

この話を聞いて、

私、引いちゃいました

ああ、これが平均的、

いや平均以上の日本人なんだな〜。

って。

考え方が180度違うことで、

生きやすさの違いを感じることができるんだったら、

やっぱり♫行ってみたいなよその国♫

ですね。

この本を読んで、

自分の考え方、思考回路が、

日本の社会から

かなりズレていると

お墨付きをもらった感じ

ですが、

日本も少しずつこっちの方向に

シフトしているんじゃないかな

と思う

この頃です

ComfreakによるPixabayからの画像

悩める２児の母なるでした〜

Thank you for reading