一月から三月初めにかけては、山猫トラちゃんの闘病と旅立ちの記憶が鮮明だったので、どうしてもウエットな記事が多かったと思います。私自身もちょっと気分を替えたいので、違った視線の記事にいたしました。

私は、昭和四十年代を小中学生として過ごしましたが、娯楽というと、どうしてもテレビの比重が高かったと思います。あの時代の子供向け番組はなんといって漫画映画(アニメーション)と特撮活劇(特撮ヒーロー番組)でした。私は、もちろんアニメも視てましたが、なんといっても特撮ヒーロー番組が大好きです。精密なミニチュアワークに、着ぐるみやトランポリンなどを使ってのアクションで、架空のストーリーにリアリティーを持たせる努力には魅了されていました。今時のCGてんこ盛りの特撮にはまったく興味がありません。そんな昭和特撮番組でも、ウルトラシリーズと仮面ライダーシリーズは別格でした。昭和特撮好きは、大人になって益々強くなり、昭和ウルトラシリーズと仮面ライダーシリーズの映像ソフトを、少しづつ入手しては楽しんでいます。

昭和ウルトラシリーズで、最後に残った作品の映像ソフトをようやく入手できました。

 

 

昭和四十一年(1966)一月二日に始まった“ウルトラQ”です。この作品でウルトラシリーズが始まったのですが、実質的に本格的特撮番組の始まりといえます。日曜日夜七時のTBSは“タケダアワー”といって、今ではありえない一社だけがスポンサーの番組でした。たしか前番組は忍者物をやっていたと思います。(調べたら隠密剣士シリーズでした。) 新聞で本格的怪獣番組が始まることを知って、指折りして待ったものでした。

DSCF3291.jpg

DSCF3292.jpg

DSCF3293.jpg

これは、北米版の正規品ブルーレイディスクです。全28話で、¥5000台で買えるのがうれしいです。日本版の1/5~1/4の値段です。というか日本の映像ソフトはおそらく世界一高価なんじゃないかな!? 〇映とか〇宝が高い価格設定したために、高めの価格が標準になってしまったようです。少し脱線しますが、欧米ではテレビ番組を録画して保存するなんてことは、ほとんどしないんだそうです。ほしい映像ソフトは、安価で買えるのでそんなことをする必要がないんだとか!?

DSCF3236.jpg

DSCF3233.jpg

記念する第一回、“ゴメスを倒せ!”では古代怪獣ゴメスと原始怪鳥リトラの二大怪獣が登場する豪華版で、ゴメスはゴジラの改造です。当時映画館に行かないと視られなかった怪獣が毎週テレビで視られるというので、当時の子供たちは狂気乱舞したことでしょう。当日は、弟と二人で正座して視ていた記憶があります。

DSCF3232.jpg

DSCF3234.jpg

円谷プロの作品なので、あの“円谷英二”さんが特撮の監修をされています。三作目のウルトラセブンまでは英二さんが関わっておられたはずです。主人公たちがトンネルから脱出した後、ゴメスが登場するのですが、上の実物大のトンネルと下のミニチュアのトンネルを続けて視ても全く違和感がありません。ウルトラシリーズはウルトラセブンまでのミニチュアワークが本当に素晴らしかったです。ただ営業的には、赤字かぎりぎりでかなり厳しかったと聞きました。

DSCF3237.jpg

第二話の大猿ゴローですが、この作品は街並みの作りこみが凄いのです。

DSCF3241.jpg

DSCF3242.jpg

第三話の火星怪獣ナメゴンですが、これのおもちゃを持っていました。懐かしいな。

DSCF3297.jpg

第四話のマンモスフラワーは、巨大植物相手なので、ビルや街並みのミニチュアワークが見所です。表題の文字も、おどろおどろしくて素敵です。

DSCF3296.jpg

DSCF3295.jpg

第五話は、前期の代表的怪獣ぺギラの登場です。こんな顔をした酔っ払いのおっさんが、あの頃にはよく見ました。子供心には、この目がとっても怖かったです。・・・次回に続きます。

ブルーレイディスクなので、40インチの画面で視ても高精細で満足です。今時のテレビに替えてからは、DVDの画像では限界があるのをひしひしと感じております。まあ、見比べなければいいんだけれどね。

DSCF3282.jpg

DSCF3283.jpg

相変わらずたくさん食べている割には、大きくならない茶トラです。田んぼで大はしゃぎしていたので見に行くと、野ネズミを捕まえて食べていました。一時、寄生虫を吐きだしたりしていたのは、野ネズミなんかを食べていたからみたいです。もう三回くらい捕まえるのを目撃しています。

DSCF3238.jpg

DSCF3239.jpg

替えたばかりの毛布の上でくつろぐ茶四郎です。未だに二日に一回くらい、トラちゃん探して家中走り回っています。うるさく鳴き叫ぶのは、そろそろやめにしてほしいな。