さて“まちあるき”イベントの続きです。当日はまだ暑かったころですが、幸い好天に恵まれて歩きやすい日でした。



中山道が通学路に使われている所に、“旧中山道”の碑が立っていました。ここら辺りから伏見地区に入ります。

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“伏見宿”は、中山道五十番目の宿場で、木曽川の水運で栄えた“新村湊”(しんむらみなと)があったため、1694年(元禄七年)に新設されました。地図で見ると木曽川が近くを流れているのが分ります。ちょうど中山道の場所に国道21号線が通っているので、昔の面影はあまり残されておりません。画像は、伏見宿の東の入り口にあった“大柳の跡”の碑ですが、大柳の木にお参りすると女性の病を治してくれると信仰されていたのだそうです。

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伏見宿の本陣跡です。現在は、公民館が立っております。以前の美濃太田方面へのウォーキングイベントではここが出発点でした。

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国道脇にある“一本松公園”に到着しました。

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歌川広重作の伏見宿の図には、一本松の下で休む旅人が描かれています。この松は、有名な大きな松だったようですが、大正くらいに台風で倒れてしまったそうです。そこで町おこしの一環で宿場の整備をする際に、“一本松公園”ということにしたそうです。元の場所ではありませんが、樹齢200年の松も植えられております。

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ここでの休憩にサプライズがありました。主催者から五平餅のプレゼントがあり、ちょうど11時過ぎのお腹が空いたころだったのでおいしくいただきました。五平餅は東農地方を代表する昔の味で、小判型のものが知られていますが、今回は三つの団子型で味つけは味噌だれでした。

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“中山道ゆったり伏見宿”旧伏見郵便局舎を利用したミニ観光案内所で、中山道往来の休憩所として多くの旅人が立ち寄ります。 地域交流の場としても活動を展開しています。

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臨済宗妙心寺派の“洞興寺”の境内にあるサザンカの古木で、町の記念樹に指定されているそうです。このお寺の横の道は、桜や紅葉がきれいな所で何度か写真を撮りにきたことがあります。

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洞興寺境内に再建された“伏見子安観音堂”です。子宝祈願にご利益があるとされて信仰されました。

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こちらは“女郎塚”です。伏見宿にはいわゆる“飯盛り女”がたくさん働いており、身寄りもなく亡くなった飯盛り女を葬った塚だそうです。飯盛り女とは、昼間は旅籠などで給仕や女中として働くのですが、実態は遊女なのです。

ここでこのイベントは終着点になります。他の方は電車で帰りますが、私はここから自宅まで約4キロ歩いて帰ります。ここまでで約三時間の行程でした。一度“一本松公園”まで戻り用意してきたお握りで昼食を摂りました。 2プラス6.8㌔歩きましたが平地なのでそれほどの疲れはありません。腹ごしらえも終わり、12時半くらいに出発しました。最初2㌔くらいは順調でしたがラスト2㌔くらいで腰が痛くなってきました。足は全然平気ですが、やはりウィークポイントの腰に来たようです。途中休みながら2時くらいには自宅に到着できました。その後は、二日ほどで腰の痛みが消え元通りになってよかったです。

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秋になり、二匹とも食欲が出てきましたが、夏場によく吐いていた山猫トラちゃんの吐き癖もやうやく治まった感じです。