暖かいのか寒いのかわからないような日々ですが、我が家の庭は一雨ごとに緑が濃くなっています。 実際は雑草が爆発的に伸びており、驚きつつもどこか憂鬱な訳であります。 というのも庭と地続きの畑が耕作放棄地なのですが、土地を管理する者が地元にはいないので雑草が伸び放題なのです。 ここからわが庭へ容赦なく無慈悲に草が生い茂ってきます。 しかたなく私が年に2回ほど草刈り機で刈っていますが今年はちょって怠けており、八割がた刈ったあと早次の草が伸びてきておりました。
 今日残りの刈取りと片づけをしたのですが長年原生林状態なので、服や動物にくっつくタイプの種子がびっしり服についてきます。 ヌスビトハギアメリカセンダングサ(キク科)、エノコログサなどですが、ここを遊び場にしている猫の小吉♂も秋から冬の間は草の実だらけになって帰ってきていました。 
 
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 これははヌスビトハギですね。 古いスエットのズボンですが実によくついてきます。 そんなこんなで作業を終え休憩をとっていると、小吉♂がにゃーなー鳴きながらやってきました。 いつものことなので立ち上がり、道具の手入れを始めるとなんとなく後ろにズボンを引っ張られます。 おかしいな、どこかに引っかけたのかなと思い、振り返ってみると、何と小吉♂が口でヌスビトハギの塊に噛みついて取っています。
どうりで引っかけたにしては、引っ張り具合が弱いはずです。 よく草の実まみれになったのを取ってやっているので、お返しをしてくれた訳はないですよね。 自分でよく取っているので、びっしりついているのを見て取りたくなったのでしょう。
 
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 しばらく夢中で取っていましたが、飽きたのか自分の体を舐め始めました。 「おい、まだついているからちゃんと取ってよ。」と言っても知らん顔です。 自分がやりたいときだけやるのは猫としてのスタンスなのでしょう。 こんなことをするのは初めてですが、猫としては珍しいのではないでしょうか。 犬は手などをやたらなめますが、このような行動は知りません。
 
 あとでしっかりおやつのチーズをねだられたしだいです。