陣痛室はカーテンで仕切られてるだけなので、ちょっと気を使っちゃう
隣が分娩室、すぐに移動できるような簡単な部屋だからTVもない。。。
分娩室の声は丸聞こえ
『あ、分娩室入った!頑張って
』
助産師さんと妊婦さん、立ち会いのパパさんの声、全部聞こえる!
私も一緒にフーフー呼吸してみたり。。。
そしたら『ふぇ~ん』みたいな可愛い産声が
生まれたぁ


と、感動して何回泣いたか(笑)
で、気づいた。
『みんな意外に早く生まれてるなぁ』と
人気ある病院は出産も楽なんだぁと、この時点から勝手な勘違いをしはじめる(笑)
と同時にだんだん痛みが強くなってきた。
よしよし、もうすぐなんじゃない???
さすがに疲れてきたので、痛みと痛みの間に寝ようと試みるけど、大体5~7分後にギュイーンが来る
初めは1人で我慢してたけど、腰が砕けそうな位痛くなってきて、ギュイーンがくるたびにマコさんに腰をさすってもらったり、押してもらったり。
(マコさんの付き添い・立ち会いは、番外編としてまとめて書くね
)
カーテンの向こうの妊婦さん、めちゃ静かだから私も耐えなきゃ
なぜなら、私より先に入院してたから。。。
痛くないハズない!←と、また勝手な妄想。
あと、分娩室から聞こえる声を聞いてると、静かに産む人も居れば、すごい叫んでる人も居て。
助産師さんに『お母さんが頑張らなくてどうするの!』なんて怒られてる人も居たなぁ
そんなこんなで、日付が1月23日に変わり、そういえばまだ風船が出てない事を思い出した
破水してから、ずいぶん時間が経ってる。
時々看護師さんが様子を見ては、『まだまだだねー。朝まではかかるかなぁ』ちーん。
この時の頭の中は、
・羊水なくなってベビちゃんカサカサになっちゃう
・1月22日は無理だったかぁ
・1月23日ってのも、ワンツースリーでいいなぁ
・マコちゃん、長い時間ごめん!コレなら仕事行けたね
・こんなに痛いのに、何でまだってわかるん(怒)!
・ってか風船出るとか意味わからん
痛いんだけど、どこか冷静
なぜなら、これだけ痛いんだし、陣痛の間隔さえ狭くなれば産めると思ってたから。
結局朝になり、入院して24時間経過
朝8時半、院長先生登場
内診→子宮口変化なし→風船外した
『風船出てからスタートだから、このままじゃ生まれないよ』
ウソや~ん!!!
めちゃくちゃ痛いのにー
それより、この内診が陣痛以上に痛くて、この内診を止めてくれ!!!と思った。
そして出た答えが『誘発剤投与』
すぐに同意書にサイン書いて。。。
そんなに大変なの???
『早くて夕方には生まれるよ』と言われた。
その時、朝8時半。まだまだやーん
そうだよね、子宮口が10cmにならなきゃ生まれないんだもん。。。
まだ3cmにもなってない
って思った瞬間、
『いっ、痛ーーーーーい!!!』
今までの、痛いって言っててごめん
アレはウソ!!!
なんか出る出る
無理ーーー!!!
グーって我慢!
でも呼吸しなきゃ、ベビちゃんに酸素あげなきゃ!
で、少し治まった。
アレを夕方まで繰り返すのは無理だよ。
死んでしまう
そして私はベビちゃんにお願いしました。
『ママも頑張るから、早く会いにきて
』と。
陣痛の波がくるたびに、『頑張って降りてきてね
』と思いながら、痛いけどベビちゃんも頑張ってるし、呼吸止めないように深呼吸。
この時なぜか『ふわふわのピンクのウサギ』が目の前に出てくる
また次の波でも、ピンクのウサギが
次も、次も…。
ベビちゃんが降りてきた

と思った
ってか、ホントに生まれそうなのに、まだ10時半くらい。
そんな私の急展開に助産師さんもびっくり
『もう大丈夫よ』と、陣痛の波が治まった瞬間に歩いて分娩室へ
やった!もう産める!!!
続く→