ちょじょーさんが現在の私に近いタイプのアスペちゃんなら、

じじょーさんは私の幼少期に近いアスペちゃんです。

アスペちゃんには種類があります。そして、年齢と環境とその場のストレスの度合いによって、タイプは変化していくんだと思ってます。

じじょーさんは。何と言うか。
「実体はここにあるけど、魂が常に浮遊している。」タイプです。

彼女のまわりは、彼女ワールド「ファンタジア」チューリップピンク天使チューリップピンクなのです。

自己完結している分には全くの無害なタイプですが、そのファンタジアと現実の組み合わせによっては、肝を冷やす場面も多々あります。
例えば。目に見えないチョウチョを追って道路の中央に躍り出てしまう。とか。
どうしても、どうしても、見てくれがフワフワした毛虫が悪者だと理解出来ない。とか。
公園の落ち葉で地面が見えなくなっている部分が底なし沼設定になってしまい。パニックをおこす。とか。

(いいぞ。個性派。母ちゃんはそんな貴方が大好きだ!)

そんなじじょーさんが最近恐怖にうち震えている作業は「頭をあらう事」なんだそうです。

ああ。私もあれは恐怖だった。。。と。幼い頃の出来事がフラッシュバックです。
「シャンプーが目に入らない様に目をつぶって。」は理解出来るのですが、「目視出来ない事は恐怖」な私は毎日絶叫していました。
絶叫する私を見て、驚いた両親は何とかなだめようとだんだん声が大きくなります。
それがまたおっかない感を煽る、あおる。叫び

だいたいそんなトコだろうと思ってじじょーさんの恐怖のツボを聞いてみると。。↓

「あのね。お風呂でひとりは寂しいでしょ。だから歌をうたってるの。」

ふむふむ。

「それでね。シャンプーする時目をつぶるでしょ。」

それきた。

「そうするとね。歌をうたってるのが誰なのか分かんなくなっちゃって怖くなるの。

はい?

それは。。歌わなければよいのでは。。

その日を境に。
じじょーさんはお風呂で歌うのをやめました。





私の場合。「見えないモノ=無いモノ」という。とてもシンプルな解釈が脳みその奥深くに刷り込まれています。

放射能が私みたいなタイプにとって、どれ程恐怖になるかは。ここにかかってるんだって思うのです。
あの事故以来、放射能に対する私の執着は並じゃありません。

「見えないモノ=無いモノ」の法則が成り立たないわけですから。
見えないくせにそこにある。
これは「知らないウチに小人が靴を作ってくれてた!」って位、摩訶不思議な大事件なわけです。

ありえない!!

ありえないモノはおっかない!!

「正体をみせろ!(@_@)」←すべてはここ。

私は。たとえ相手が私の為に靴を作ってくれた善意ある小人さんだったとしても、姿を見せない限りは同じテンションの攻撃モードで向かっていく事でしょう。パンチ!

人の健康を脅かす放射性物質なるものを肉眼で確認し、しかもそこから発せられている放射ビーーームを確認出来ないがばっかりに。
私は毎日毎日飽きもせず、家事をほったらかして情報収集に専念しているのでした。

「数字じゃダメなんだ!目視が重要なんだ!!(@_@)」←そうそう、ここ。

興味の集中とよく言われますが。
このこだわりを解除するのは簡単なんです。
目視出来さえすえれば。私は普通の主婦に戻ります。多分。
でもね。お父ちゃん。ごめんなさい。(いきなり父ちゃんに謝罪あせる
私はお引っ越しをして、「目に見えないモノが本当に無い」環境にいかないと。
世の中全ての事に納得がいかなくなってしまう性分なのです。
避難の理由はそれぞれにあるとは思うのですが。
私の場合はその部分の占める割合が結構大きい。。と。。言えるんです。
でも。そういった的外れな動機から集まってしまった情報は。。
結局は家族の健康維持の為にこれから役に立つわけですし。。

一体何の話しになってるのかワカンナくなってきましたが。。

心と体の危機を感じているのは確かな訳で。

母ちゃんはとりあえず娘達を連れて逃げる。決意。かたーい。



ウチの伝統料理と呼ばれているものに「こげカボチャ」があります。
少量の水にちびっとお塩を入れて、カボチャを入れて、お鍋に蓋をして、小さな火をつける。
ただそれだけの作業なのに。「お鍋に蓋をする」この作業が入ってしまうことで。
我が家のカボチャは異次元空間に旅していく事になるのです。
「見えなくなった=無くなった」このルートはどうしてもかえられません。
どこからともなく焦げた匂いがしてきたらカボチャ帰還の合図です。
宇宙戦艦ヤマトのエンディングテーマをBGMに、カボチャは異次元空間から炭化した状態でお帰りになるのです。
→何度同じ事失敗をしても。毎回新鮮に、私はこの焦げた匂いで動揺しまくります。

。。。どれ位頻繁にうちのカボチャが焦げているかというと。
→うちの娘達は外食時にキレイに煮付けられたカボチャを見て「生煮え。」とつぶやきます。
それ位です。

いやいやいや。。。。汗

見えないくせにそこにある。

おっかなーーーーーい。

放射能は「こげちゃった。。」だけじゃ済まないんだよね。







近々引っ越し、転校をひかえている我が家。

環境の変化に弱い我が家の3人娘達。のうちの。今日は「ちょじょーさん」のお話です。

彼女は現在、持ち前の安定した鈍感力で危機感ゼロ。不安なし。な、うらやましい程ストレスフリーな生活を続けています。

母ちゃんは必死で受け入れてく下さりそうな学校探し。。だったわけですが。
転居先のやさしいお母様達の助言で、やっと、やっと、希望ど真ん中の小学校が見つかりました♪
(その節は大変お世話になりましたm(u_u)m)

母「ちょじょーさん。良い学校を教えて頂きました!先生も優しいし、お友達も沢山!けっこう転校生が多いみたいだから、そこならきっと目立たないよ♪」

と伝えたら。

一言。

「なんと新陳代謝の激しい学校でいらっしゃる!メラメラ

と言われた。

いいぞ。それだ!
そのワケワカランな解釈は全てをゼロに戻す破壊力がある。
貴方のそういう間の手が母ちゃんは大好きだ。




だいたい。ちょじょーさんの発想は測り得ない方向から飛んで来る事が多い。

母「かあちゃんさ。放射能がおっかないから出来るだけ遠くに逃げたいんだ。」
という説明に。きらきら目を輝かせて即答するのです。

「アルファケンタウリに行ったらいーよ!」←(大真面目)

「引っ越しに4.4光年かかるよ。」←(表情に出しちゃいかん!!)母ちゃん咄嗟に説明にかかる。

と言ったら、また即答。「以外と近いじゃん♪」←(大真面目)


。。。。。いいぞ。それだ!
なんか全部大丈夫な気がしてきたアップ