風が優しく吹いている
とめどなく零れる涙
二人、記憶を無に還す。
「行かないで」この声さえ、もうとどかないの?

いつかの夢に似た...甘くせつない夢を見た

この景色...桜の花が揺れている...震えている僕...
きっとこれはいつかの夢の続き
二人の終わり、桜の宵。

この風のように優しく君を抱きしめた
崩れそうな君、のぞいた瞳はもう冷たい
月明かり受けた破片(カケラ)が笑った

そして桜の花、全て散った
二人の終わり...君の終わり、僕の終わり、桜の宵に。


やがて記憶は巡る。
その時には再び君とこの桜を...