Pink Floyd star steps in to help his local drum shop (01:53)
7:48PM GMT 19 Dec 2012
The drummer from Pink Floyd has stepped in to save Foote's music shop in Bloomsbury from going out of business.
Nick Mason bought his first drum kit bought his first drum kit from the shop in 1958 for £7.50 and felt compelled to provide the funding to save the business.
News source: The Telegraph
2012.12.21
ピンク・フロイドのニック・メイソン、
自身が初めてドラムを買ったドラム店の経営を引き継ぐ
ピンク・フロイドのニック・メイソンは、自身が初めてドラム・キットを買ったドラム専門店が廃業に追い込まれるのを救ったとか。
店はロンドンのドラム専門店フッツで、ニックが資金的なテコ入れして営業を続けることが可能になったそうだが、ニックは次のようにITVニュースに語っている。
「フッツが閉店するって聞いて残念に思ってたからね。ぼくの若かった頃の一番楽しい思い出のひとつなんだ。駆け出しのドラマーでデンマン・ストリートにある店に出かけて行って、7ポンド50ペンスで自分にとって最初のドラム・キットを買ったんだから」
フッツは1920年に繁華街ソーホーで開業したが、こうした専門店の重要性をニックは次のように説明している。
「ドラム店いうのはね……いろんな情報が飛び交っている場所なんだよ。なにが起きてるのか噂をまず聞きつけるのはこうしたお店でのことだし、ドラム・レッスンが必要なら、一番いいのはお店に行って助言を求めることなんだよ。こうしたお店を土台にしたドラム・カルチャーというものがあるんだね」
その一方で今後の運営についてニックはこう語っている。「ぼくはあまり首を突っ込まないようにするよ。自分がたいして役に立つとは到底思えないし。日常的に店のカウンターにぼくがいることはまずないだろうね」。
これを機会に店はロンドンのカムデン付近のブルームズベリーに移転するという。
News source: rockin'on 洋楽ニュース
数日前にブログ読者様から教えていただいたニュースをまとめてみました。
ニックらしい、心があたたかくなるコメントで、うれしいニュースでした。
ニック・メイスンのドラマーとしての経歴と活躍をまとめてあるDrummerWorldサイト http://www.drummerworld.com/drummers/Nick_Mason.html 、ここには、写真もたくさん載っています。
8年前に初めて見たときは、テキストの長さも写真の数も、今の半分ぐらいでしたから、ちょっとうれしかったりして、このブログ内の「ピンク・フロイドのリンク集」にも入れてあるのでした。
今回、ひと月ぶりに見に行ってみて、写真のひとつが、手元にある古本のミュージックライフに載っているものとよく似ていることに気がつきました。若干ポーズがちがいますが、同じ日のステージでしょう。
Photo: www.drummerworld.com
上の写真は、2004年発行のニック・メイスン著『Inside Out - A Personal History of Pink Floyd』P. 80 - 81にも掲載されています。
そのキャプションによると、1967年7月のTV番組“Top Of The Pops”に出演したときのもの(6月末に発売された「See Emily Play」が全英8位のスマッシュヒットになったので、3週間連続で出演したそうです)。
下の写真は、ミュージックライフ1968年2月号のもの。
ページ左上の白抜きテキスト:
イギリスの、サイコデリック音楽の雄、その名もピンク・フロイド。日本ではめったに見られない、サイコデリック・コンサートの模様を、このページでとくとご観賞下さい。夏の風俗で終るかと思われたサイコデリック・ミュージックは、音楽的にもしっかりとした根を持ち、今やなくてはならない一分野となりました。「エミリーはプレイガール」の実力から見て新しいヒットを期待できそうです。
ところで、ニック・メイスンのドラムは、フロイドの初期からバスドラがツインになっているタイプです。
どういうわけでツイン・バスを選んでいるのかはわかりませんが、フロイドのデビュー当時からそうだったのかというと、ちょっと微妙です。EMIと契約した頃の写真を見るとツインではないのですが、これはスタジオで撮影したらしいので……。
Nick Mason『Inside Out - A Personal History of Pink Floyd』(2004) P.56 -57
そして、フロイド加入前の、ハイスクール時代にニックが組んでいたバンド、“ホット・ロッズ”の写真。
Nick Mason『Inside Out - A Personal History of Pink Floyd』(2004) P.11
もしかしたら、これが、ドラム専門店フッツで初めて買ったドラムキットなのでしょうか……。
ニックは映像作家のお父さんがけっこう資産家でしたから、この写真のドラムがすでに2回目か3回目という可能性もありますけどね。
とはいうものの、建築工芸学校で出会ったロジャーやリック、そしてロジャーの高校時代の後輩シドとバンド活動をするようになった頃のニックは、まだ学生だったからでしょう、ほかのメンバーと同じようにアルバイトをして楽器を購入していたようです。
日本で発売された「エミリーはプレイガール」のライナーノーツにあるニックの紹介文には〈ピンク・フロイドに入る迄は非常に倹約してドラムを購入〉、アルバム『サイケデリックの新鋭』のライナーノーツにも〈このグループのドラマーになる迄は非常に倹約家だったそうです。……というのはドラムのセットの購入資金がなかったから〉という一文が出てきます。おそらく、ほかのメンバーも倹約していたというところでは同じだったと思うのですが、ニックのドラムがいちばんお金のかかる楽器だったということもあったのでしょうね。



