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プログレッシブBBSの思い出_ピンク・フロイドmemorandum

  
【ピンク・フロイドについて語り合おう】
【プログレ、ジャケットの名盤】その他のログを読みながら
プログレッシブ・ロックとオールディーズの魅力再発見の日々……
〈ザ随筆〉での執筆記事も再録準備中.

2025-02-11 22:00:00 執筆開始

 

 

シアターへ出かけた日

 

夕刊に広告が載ったのは2月7日(金)。

その一週間前、たまたま地元のMOVIXの上映作品を探しているときに他県のMOVIX(柏市)の上映予定作品として引っかかってきたのが、『HIPGNOSIS レコードジャケットの美学』でした。

ヒプノシスというユニット名でストーム・トーガソンといっしょに仕事をしてきたオーブリー・(ポー)・パウエルが振り返る、1960年代末から1970年代末までの、ヒプノシス・ワークの楽屋裏のお話。

自宅からいちばん近い上映館、池袋のシネリーブルに出かけたのは2月10日(月)です。初日は私用で断念、混雑はしないだろうとは思いつつ、週末と祝日を避けて、月曜日にしました。

 

公式サイト ↓

 

映画の感想・みんなのルックスのお話

 

イントロに流れる曲が「Shine on You Crazy Diamond Part. I」。耳に入ってきたその刹那、いろいろなことで目頭が熱くなっていくのを感じました(こういう感覚って、2004年のジョン・レノン・ミュージアムで最初に案内されたミニシアターの1曲目だった「Love」以来)。

 

若い頃のストームとオーブリーは髪型も髭のスタイルも似ていました。各自が目指すものも、すごく近いところにあったのでしょうね。……そういえばフロイドのメンバーも、70年代前半だと各自のルックス、雰囲気が似てたような……『おせっかい』のアルバムジャケットの内側の4人並んだモノクロのポートレートとかね。

 

オーブリーのほかに、ロジャーやデイヴやニックもインタビューで登場。割と最近の映像なのでやっぱりうれしかったです。

デイブがいちばん元気そうでした。昨年はソロアルバムも出したし、俳優でラッパーのIce-Tとのコラボレーションになった「Comfortably Numb」では、デイヴもミュージックビデオに出ていました。

 

映画のエピソード・アビィロードのシド

 

ちょっと思いがけなかったのは、アルバム『Wish You Were Here 炎〜あなたがここにいてほしい』レコーディング中のアビィロードスタジオに、突然シドが訪れたときのエピソードが、この映画に登場したことです。

その日のシドは、スタジオに行く前に、オーブリーのところに来ていたのでした。

『Wish You Were Here 炎〜あなたがここにいてほしい』は、今年2025年でリリースから50周年になります。

 

映画のエピソード・わがままストーム

 

映画の挿入曲の大半はフロイドのナンバーで『The Piper at the Gates of Dawn』『A Saucerful of Secrets』『The Dark Side of the Moon』『Wish You Were Here』『Animals』からです。

アルバムカバーアート(レコードジャケット)制作の楽屋裏話は、ヒプノシスとしての初仕事『A Saucerful of Secrets』、それと『Atom Heart Mother』『Wish You Were Here』『Animals』が中心。直感を大事にしていて、大道具はつねに本物を構築して撮影することにこだわる、ストーム・トーガソンのわがままっぷりが楽しめました。

オーブリー・パウエルも写真家ですが、一発撮りのストーム、コラージュが得意分野のオーブリー、というのを、どこかで読んだ記憶があります。

 

ヒプノシスの中心メンバーだったストーム・トーガソンは、故郷のケンブリッジではロジャーやシドと同じ高校でした。ロジャーが一学年上、シドが一学年下だったそうです。

そのせいでしょうか、映画のパンフレットやヒプノシス写真集によると、ヒプノシスというユニット名を考えたのは、シドだったという説が有力になっているようです。

 

ケンブリッジ育ちのストーム、シド、ロジャー

 

Wikipedia日本語版のフロイドの項目には、メンバー関連のエピソードとして、こういう一節があります。

 

ピンク・フロイドほか数多くのアーティストのアルバム・ジャケットを手掛けているデザイン・チーム「ヒプノシス」のリーダーであるストーム・ソーガソンは、ウォーターズとバレットの高校時代からの仲間である。

 

これって、2004年11月にわたしがフロイドの項目を作ったときに書いたことなんですけど(ものすご〜く拙い作り方……)、いまでも残っているんですよね。それは、加筆編集するときに残してくれた方々がたくさんいたからなんですけど(しみじみ感謝)、やっぱりうれしいです。

 

2025-02-11 22:00:00 執筆開始

 
 

11月の思い出その2_Wikipediaに「ピンク・フロイド」を作った日