2025-10-25 執筆開始
2025-10-31 加筆終了
■久しぶりのWikipedia編集 その1
10月12日(火)夕刻、急に思い立って、シンガーソングライター、ソンバー(Sonbr)のWikipedia項目を作ることにしました。
今年の夏にはヒットチャートの上位に2曲も3曲も入っていて、サマソニでライブもやっててアルバムデビューもしているのですが、Wikipediaは、英語版ならあるけど日本語版にはまだソンバーのページができていなかったのです。
▲https://ja.wikipedia.org/wiki/ソンバー
■ソンバー、20歳のSSW(シンガーソングライター)
ソンバー(Sonbr 小文字で始まる表記も多いです)。
作詞作曲の名義は本名のシェーン・ブース。
最初に知ったのはスカパーのMTVチャンネルで、5月か6月です。「Back to friends」がUKのMTV TOP20入して、チャート上昇中でした。
80年代に好きだったインディーズ系のサウンドだからというのが最大の理由ですが、シド・バレットの若い頃を思わせるルックスにも惹かれました。
▲YouTube Sonbr ”Back To Friends” 和訳入り
ミュージックビデオに登場するソンバーは当時19歳(2005年7月生まれ)。シド・バレットがピンク・フロイドのメンバーとしてデビューしたのは1967年で21才のときです。
詳細は、インタビューや紹介記事をどうぞ。
■ソンバー リンク集
▲Sonbr オフィシャルサイト
▲YouTube Sonbr オフィシャル
▲Sombr本邦初インタビュー 時代を揺るがす大型新人の素顔に迫る
Rollingstone japan 2025年7月9日配信
▲ブレイク真っ只中。今、世界が注目する期待の超新星:ソンバー。時代を象徴する気鋭SSWのアーティスト像に迫るー
rockin’on 2025年8月号掲載 2025年7月30日配信
▲サマソニで来日決定! 世界的オルタナ・ポップ現象、sombr(ソンバー)、待望のデビュー・アルバム『I Barely Know Her』を8月22日リリース
rockin’on 2025年8月12日配信
▲サマソニ2025注目株SOMBR、新曲”We Never Dated”を発表
DJPLUM ADVENTURE TIMES 2025年8月13日配信
▲今大注目の新星SSW、sombr(ソンバー)が初来日! 弱冠20歳の素顔に迫るインタビュー
ELLE Japon 2025年9月2日配信
▲sombrが語る、デビューアルバム『I Barely Know Her』に込めた想い
Rollingstone japan 2025年10月7日配信
■久しぶりのWikipedia編集その2
10月13日(水)早朝3時過ぎ、ようやく完成。とはいっても簡単な来歴10行ぐらいで、アルバムやシングルの楽曲紹介もなく、テンプレート仕様(簡単な人物紹介の一覧表。内外のミュージシャン項目には必須)の紹介コーナーがまだありません。
それでもアップロードから数時間後には加筆修正して下さる方々がいらして、感謝! 24時間経過後も削除されていなくてアラートも出されずにすんでいるので、ひとまずホッとひと息でした。
そのあと2週間ぐらい私用でいそがしくてそのままになっていたのですが、10月27日(月)から28日(火)にかけてようやく作業を再開、テンプレートとディスコグラフィを追加。
ここから先は、ソンバーというシンガーソングライターの紹介記事をふくらませていく作業になります。どこかの誰かがやってくれるといいのですが……。
以下は長い余談。
Wikipediaの編集方法の苦労話なので、Wikipediaに新しい項目を作りたいとかで興味のある方はどうぞ……。
あと、レディオヘッドなどのオルタナティヴ・ロックが嫌いじゃない方、最近の洋楽のポップスやロックにちょっとは興味があるという方も、どうぞ……。
お時間のない方は、とりあえず、ご理解をお願いします。ソンバーというシンガーソングライターは、レディオヘッド経由でピンク・フロイドにつながるミュージシャンなのです。
■久しぶりのWikipedia編集その3
そのうち聴かなきゃのレディオヘッド
ロジャー・ウォーターズがどこかの雑誌のインタビューで、ピンク・フロイドに影響を受けたバンドとしてレディオヘッドをほめていたのは、20年以上前のことです。そういうバンドならいずれ機会があれば聴いてみてもいいかなと思ったものでした。いまだに聴いていません。今年中にアルバム『OKコンピュータ』ぐらいは聴きたいです……。
レディオヘッドが登場した1990年代って、公私ともにものすごくいそがしくって、あまり洋楽を聴いてなかったんですよね。
多少のゆとりができたのは2004年……とある掲示板サイトでプログレッシブロックを中心に常連メンバーになっていました。そこで出会ったビートルズファンの方々から、wikipediaにピンク・フロイドのページを作ることを奨められたという経緯は、「11月の思い出その2_Wikipediaに「ピンク・フロイド」を作った日」
ここに記してあります(当時のスレッドから長々と引用しているので、お暇な方はどうぞ)。
あれから21年。ものすごく久しぶりですが、どうしても作りたくて、Wikipediaで新しい項目「ソンバー」を作ってしまいました。
作れたのは、ある意味、レディオヘッドのおかげとも言えます。
■久しぶりのWikipedia編集その4
ソンバーが愛聴したレディオヘッド
Wikipediaで新しい項目(ページ)を作る方法は2種類あります。
1つ目はブラウザのアドレスバーにhttps://ja.wikipedia.org/wiki/○○○を入力する方法。このURLを読み込むとすぐに○○○編集用のページが立ち上がってくれます。でも、そのあとのプロセスはちょっと敷居が高くてね……(慣れてる方にはノープロブレムだと思います)。
2つ目はすごく簡単。Wikipedia内で○○○を検索。Wikipediaの既存のページのどこかに○○○という文字列があれば、そこを編集して、Wikipedia内リンクが可能な文字列、[[○○○]] に変えます。編集後のそのページで○○○をクリックすると、○○○編集用のページが立ち上がってくれます。
編集した新しいページをアップロードすると即座に反映されますし、不適切なページとして削除されることもありません(今はどうかわかりませんが、リンク先があるというのは、人生でコネがあるとスムーズに進めるのと似ているのかも……)。
21年前には「プログレッシブ・ロック」というページにピンク・フロイドという文字列があったので、この2つ目の方法が使えました。が……今回はWikipedia内でソンバーを検索しても出てこないのでした……。
でもっ、運よくタイミングよく夢が叶いました。
rokkin’on、ELLE Japon、Rollingstone Japanのインタビューで、ソンバーは、音楽面での影響を受けたアーティストとして、The1975、レディオヘッド、ジェフ・バックリィ、フィービー・ブリジャーズなどを挙げています。とりわけレディオヘッドについてはなんとなく特別らしいことがわかります。ちょっと引用しますね。
ELLE 一番最初に「これは自分にとって特別だ」と思った音楽の記憶は、今も残っていますか?
たぶん、レディオヘッドの『OK Computer』を初めて聴いたときだと思う。
ELLE 中でも好きな曲は?
うーん……。あのアルバムは最初から最後まで完璧なんだ。
ELLE リスナーにはどのような環境でご自身の音楽を楽しんでもらいたいですか?
一人の空間で、最初から最後まで通して、オープンマインドで聴いてもらいたいな。
ELLE 自身も音楽は一人で聴くことが多い?
そう、いつも一人で。レディオヘッドを一人で聴いてたよ。パーティーではかけられないからね(笑)
ELLE Japon 2025年9月2日配信
今大注目の新星SSW、sombr(ソンバー)が初来日! 弱冠20歳の素顔に迫るインタビュー より
■久しぶりのWikipedia編集その5
わたしもちょっとだけ聴いてみたレディオヘッド
折しも10月7日(火)、スカパーの洋楽チャンネルの一つミュージックエアでは、ロックレジェンドという番組でレディオヘッドの特集をオンエア(11月15日(土)再放送予定)。英国の音楽系ジャーナリスト数人が、ミュージシャンの経歴や音楽的な変化などを紹介しながらミュージックビデオを見せてゆく番組です。
ジャーナリストの一人が「レディオヘッドがいなかったらコールドプレイも存在しなかった」と話していました。
そして、Wikipediaのレディオヘッドのページを見てみると、バンドの経歴のあとに「音楽的影響」という項目があって、メンバー各自が影響を受けたミュージシャンの名前がたくさん並んでいました。
そのなかに、このような一文がありました。
『OK コンピューター』にはマイルス・デイヴィス、エンニオ・モリコーネなどや、ビートルズやビーチ・ボーイズ、ピンク・フロイドなどからの参照が見受けられ、メンバーもそれを公言している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/レディオヘッドより
……そんなわけで、Wikipediaのレディオヘッドのページに編集で参加。「音楽的影響」という項目の最終部分に、次のような一文を加筆させていただきました。
レディオヘッドの音楽スタイルから影響を受けたアーティストとしては、ミューズ、コールドプレイ、トラヴィス、ソンバー[29]などが挙げられる。
ミューズとトラヴィスについてはAI氏に教えてもらいました。
ソンバーの文字列にはリンクを張って、情報の出典としてrokkin’onサイトを記入。
Wikipediaは、出典不明の情報を許してくれないのです。そこがちょっとたいへんですけど、ある意味あたりまえのマナーだと思います。どこからの情報であっても丸写しはNG、自分の言葉で書くこと、引用には気を使うこと……どれもブログと同じですね。
■久しぶりのWikipedia……雑感
Wikipediaで新しいページを作る方法、実践。
というわけで、Wikipediaにソンバーのページを作ることができましたが、必要最小限の情報(経歴とかディスコグラフィ)を書くのが精いっぱいで、「音楽的影響」という項目はまだできていません。
レディオヘッドのページからはソンバーのページに来ることはできますが、ソンバーのほうからもレディオヘッドへ行けるようにしないとね(遅れててごめんなさいね、レディオヘッド関係者の方々ファンの方々……)
それにつけても、アップロードした翌日にはもう検索サイトでページのトップに出てくるA I 氏のお言葉として(Wikipediaに書いたことが)紹介されていたのにはびっくりでした。Googleサイトは去年あたりからA I 氏のお言葉がトップに出てくる仕様になっています。Yahoo検索でもそうでした。毎日毎回というわけではないようですが……。
だいぶ上の方でWikipediaで新しい項目(ページ)を作る方法を書きましたが(久しぶりのWikipedia編集その4)、最後に、ページの中身の書き方を簡単に紹介しておきます。
まずは、お手本にするページを見つけること。デビューの時期が近いミュージシャンやバンドのページは、なにかと参考にできます。
ピンク・フロイドのときは、その当時すでにあったイエスのWikipediaのページをテンプレートとして使わせていただきました。今みたいなビジュアルエディタはなかったので、タグ(Wikipediaの文法を造るいろいろな記号みたいなもの)の中身を、フロイドの情報に書き換えました。WikipediaのタグはHTMLほど複雑ではなく種類も少ないですから、コピーペーストができる人なら誰でも使いこなせると思います。
今回は、ソンバーよりもメジャーデビューが一年ぐらい先輩のSSW、ベンソン・ブーンのWikipediaページをテンプレートに使わせていただきました。
私的な好みとしてはマービン・ゲイみたいなソウルフルなヴォーカルが魅力のテディ・スウィムス(デビューから数年後の2024年にブレイク)をテンプレートにしたかったのですが、まだ項目がなかったのであきらめました。
現在の日本語版Wikipediaは、洋楽ジャンルだと女性のシンガーはわりと早くに項目ができているのですが、男性だとそうでもなくてね、今年の夏から秋にかけてUSチャートで15週間1位を続けて9月にMTVのビデオミュージックアワードで最優秀新人賞になったアレックス・ウォーレンでも、まだ項目がないのです。
あ、女性でもちょっと大人向けになるとまだないですね。エイミー・ワインハウスとキャロル・キングの影響を受けたって打ち明けているオリビア・ディーンとか……(いずれも2025年10月30日現在)。
ソンバーのWikipediaページは、ディスコグラフィのところに「詳細は英語版Wikipediaソンバーのディスコグラフィを参照」というエクスキューズをつけていますが、これは、チャペル・ローンのWikipediaページの該当箇所を真似ています。この女性シンガーも魅力的なのです……歌唱力があって演技力もあってファッションセンスも抜群。
では、長くなりましたが、今日のところはこの辺で……。
2025-10-25 執筆開始
2025-10-31 加筆終了
関連記事:
11月の思い出その2_Wikipediaに「ピンク・フロイド」を作った日
