キーボード奏者はいないか? | ソロ・ベーシスト奥田治義のblog

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今日は雨。
台風の影響です。

各地で被害が心配されています。
どうかお気をつけて。

それにしても、若い時に素晴らしい音楽家と一緒にやると、その影響たるや、凄いものがあります。

20歳前後にやっていた「Spiral」というバンドは素晴らしい音楽家ばかりでした。

キーボードに小川文明、ギターが小川の弟のいっちゃん、ドラムがきっちゃん、ボイス/ボーカルが多美ちゃん。
そしてベースが僕。

その後に一緒にやらせて頂いた方には大変申し訳ないのですけれど、まだこれ以上のメンバーに出会っていません。

特に小川といっちゃんの音楽は耳にこびりついていて、ずっと心の奥底で鳴り響いているのです。

それに物理的な問題ですけれど、小川文明のように、自分の音楽のために必要ならば、機材にかけるお金を惜しまない、というような態度を持った人がいない。

小川文明はもう二十歳そこそこで、キース・エマーソンやリック・ウェイクマンのように、そう、要塞のようにキーボードを積み上げていました。

当時、出たばかりのDX-7を抱えてリハーサルに現れた時の、小川の顔は一生忘れないでしょう。
(これにはオチがあって、本当にこのDX-7は買ったばかりで、接続やらセッティングを全く理解していなくて、リハーサルの殆どの時間が、小川のセッティング待ちになって(笑)、殆ど呆れたメンバーの顔も忘れられません。ただし、リハーサル終盤でDX-7が鳴った時の衝撃も凄くて、これも忘れられないエピソードです。)

今はデジタルが進んで、あのように積み上げてやる必要も無いのでしょうけれど、小川はずっとアナログ鍵盤にこだわって、アナログオルガンを擦り上げて、ミニ・ムーグ(正式にはモーグと言うようですが。)を鳴らしていましたね。

どこかに、あんなスベシャルなキーボード奏者がいたら、僕もバンドをやっていたのかもしれません。