こういう音楽家がなぜ育たないのか。 | ソロ・ベーシスト奥田治義のblog

ソロ・ベーシスト奥田治義のblog

セカンドアルバム好評発売中です!

今朝はMichael Brecker「Tales from the Hudson」を聴いて、その流れからDave Holland Quartet「Dream of the elders」を聴いています。
決して派手ではないのですが、最高に素晴らしい。
(4曲目にフィーチャーされるCassandra Wilsonも本当に素晴らしいです。)



ここからのお話しは結論は出ません、多分。

結論を求めて書いてはいますが、僕程度では結論等導けないでしょう。

このカルテットのリーダー、Dave Hollandはイギリス人。
マイルス・デイビスに見出だされて、あの「in a silent way」のセッションに参加したことでも有名です。

イギリスはjazzの本場アメリカから大西洋を挟んで、ある意味、ガラパゴス的なjazzの発展をした国のように思うのですが、これはjazzに限らず、例えばロック等を例にとれば分かりやすいでしょう。

アメリカで生まれたロックンロールが海を渡って、イギリスで独自の発展を遂げ、ビートルズを生み、更にイギリス国内で様々に発展・熟成されました。

これは最も分かりやすい例でしょう。
(尤も、この現象はイギリスだけでは無くて、ヨーロッパ全域で見られる現象だと思います。)

では日本ではどうでしょうか。

アメリカの音楽、もっと範囲を広げて西洋音楽全般が入ってきて、そこでガラパゴス的な発展を遂げた音楽が、果たしてあるのかどうか。

一部の良心的な音楽家は育ちました。

例えば武満徹等は好例でしょう。
YMO等もそうかも知れません。

国内で持て囃されるものは幾らでもあるのですがね。

でも、このDave Hollandのように良質な、そしてビートルズのような、世界的に影響力を持つような音楽家は中々育っていないように思えます。
(単に僕の勉強不足かも知れないのですが。)

そして足元の広島は言わずもなが。

どうしてなんでしょうか。

音楽としての、独自の"言語"を持った音楽家はいないに等しい。

一体どうしてなんでしょうか。