1960年代のギターデュオで大ヒットした「マリア・エレナ」で知られています。最近この「マリア・エレナ」耳コピして譜面化しようととりかかりました。じっくりと聴きなおしてみると改めて彼らの素晴らしさに気づかされます。
 彼らはブラジル、タバハラス族酋長の息子で兄弟、ジャングルに落ちていたギターを拾い独学でマスターしたという話が伝わっています。卓越したテクニック、独特のサウンドが特徴です。
 最大のヒットは1960年代に出した「マリア・エレナ」そしてテレビ「シャボン玉ホリデー」のエンディングで使われていた「スター・ダスト」、どちらも大好きな曲です。
 純粋なクラシックギターのファンからは「気持ち悪い音」と酷評されることもありますが放っておきましょう、いいものはいいんですから。
 彼らのサウンドの特徴といえばまず音のサスティーン(伸び)でしょうね、エレキならともかくガットギターでは普通ありえません、かなり残響時間の長いリバーブを付加しているものと想像されます。
 リバーブ(残響)、当時はエコーと呼んでいましたが仕組みはエコールームという風呂場のような部屋があり、そこにスピーカから音を出し、それをマイクで拾うというものです。今ではデジタル機器にとって代わられましたが昔のスタジオには必ずあったものでした。それと一説にはギターのボディーの中に共鳴板を仕込んでいたとも言われています。いずれにしてもギターの弱点とも言われる音の伸びを実現することにより表現力がより豊かになっているように思います。
 奏法としてはエレキギターでは多用されるチョーキングあるいはベンドとも言われるもので、弦を押さえたままその指を引っ張り上げるようにして音程を上げたりビブラートをかけたりというテクニックを使っています。
 ちょっとマニアックになりすぎましたね、今回なんとか採譜はしたものの演奏のニュアンスは譜面では再現不能ですね、演奏できるかどうか、とりあえずチャレンジしてみたいと思います。