補習校は海外に住みながら日本の教育が受けられる貴重な場ではありますが、今のところ私は息子を補習校に入れたいとは思っていません。


もちろん息子に日本語を学んで欲しいという気持ちはありますが、補習校に通うことが息子にとってベストなのかはちょっと疑問です。というのも補習校はやっぱり「いつか日本に帰国する生徒」を対象にしており、日本の学校教育をそのまま行っている印象があるからです。


日本の学校教育が完全に再現されているのはいい面もありますが、私が子どもの頃に嫌だった「背の順」での整列や、とにかく先生の話を聞くだけの「講義スタイルの授業」なども行われています。


この「純日本式」は普段は現地校やインターに通う生徒達にはなかなか理解しづらい所があると思いますが、日本に帰国する予定があればこういう経験をしておくことで日本に戻ってもスムーズに学校生活を送れるのかもしれません。


しかし息子のように日本に帰国する予定がない子ども達にはあまり必要性はないように感じます。


もうひとつの理由は補習校の授業はかなりハードだということ。補習校の授業は週一回しかありませんが、日本の学習指導要領に沿って進めていくためペースも早いですし、宿題も多いです。


海外で日本語を身につけるには週一回の補習校だけでは足りないので家庭でも毎日宿題をやって日本語に触れて欲しいという思いもあるそうですが、現地校の宿題と補習校の宿題を全てこなすのは親も子どもも相当な根性が必要だと思います。


そして何より私が懸念しているのは駐在員の日本人家庭など日本語が上手な子どもと一緒に授業を受ける中で息子が日本語に対して苦手意識を持ってしまったり、日本語を嫌いになってしまわないか、ということです赤ちゃん泣き


日本に移住する予定もなく、ドイツで暮らす息子にとって日本語は必須ではなく、単に私が息子に日本語を学んで欲しいと思っているだけなので、私は息子が嫌がったら日本語を強制するつもりはありません。


…と言いつつやっぱり息子にはある程度は日本語ができるようになって欲しいので、「楽しく学んでもらう」ことが絶対条件だと思ってます


ひとクラスに20人程の生徒がいて、短い授業時間で日本の学習指導要領に沿って全てカバーしなくはいけない環境の中「日本語を楽しく学ぶ」のは難しいだろうな、というのが私の率直な印象です。


他にも補習校に関して思うところは色々ありますが、長くなるので今日はこのくらいにしておきます笑


子どもの日本語教育に関して周りのママさんともよく話しますが、みんなそれぞれ考えが違って興味深いスター


何が正しいか、ではなく自分の子どもにとって何がベストか、なのでみんな意見が違って当たり前だと思いますにっこり


もし同じような悩みをお持ちの方がいらっしゃればコメントいただけるとうれしいです花