2009年1月22日
控え室は六畳二間になっていて、その奥に綺麗な洗面所と風呂がある。トイレはエレベータ横だ。
俺は友人と“お清め所”でそこそこ食ったが、他の3人のためにコンビニへ晩飯と朝飯をごっそり買いに行き、控え室に戻ると皆と一緒に一息付いた。
お袋が
「トイレはエレベーターの横にしかないのよね?」と家内に尋ねた。
「そうですね~ 夜中行くとき起こしてください」と家内が答える。
お袋は幽霊が怖いのだ。
俺がお袋を安心させるために「大丈夫だって。 出るとしてもアニキぐらいしか居ねーって」と言ったところお袋がマジ切れ。 あんなに怖い顔のお袋を今までに見たことが無い。
お袋はビビったままであったが、明日も早いと言うことで寝ることにした。
寝づらい。
寝れない。
やっぱり何だか寝づらい。
まったく寝れない。。。
トイレに行くことにした。
アニキが出てくることも無く用を足し、部屋に戻る途中で祭壇の前の棺に入っているアニキの様子を見に行った。アニキは相変わらず棺の中で寝ていた。 異常なしだ。
火と線香が燃えているが、火はアルコールランプ、線香はグルグル巻きの物で箱の説明書きを読むと12時間燃えるとのこと。 こちらも順調に燃えているので異常なしだ。
再び布団に入るが眠くならない。
家内も寝れないようで起きてしまった。
お袋とアニキの奥さんは寝ているようだが、頻繁に体勢を変えている。
この部屋やっぱり何か変だ。
寝づらいと言えばラブホテルを思い出す。
ラブホテルには霊が居ることが多いと聞くが、寝づらいホテルの場合は霊感の強い家内が「何かいる」と必ず言っていた。
パチンとかカンッやポンッという音が引っ切り無しに鳴っていたホテルがあった。ものすごく寝づらい部屋で、音もするので余計に寝れない。しばらくして家内が「うるさいっ!!」と怒鳴った瞬間に音が無くなったのだ。 結局そのホテルではほとんど眠れなかった。
今回泊まるのが葬儀場だからなのか?
寺や墓ではなく、ただ葬儀を行うだけの場所なので関係ないような気もするのだが。。。
やはり朝まで一睡も出来ずに告別式を迎えることになった。
お経の途中で眠ってしまうのではないかと心配になる。