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2月7日に公表された日本ハム(2282)の2011年3月期第3四半期連結業績の報告をする。



2011年3月期第3四半期(3ヵ月)連結業績は4.8%増収、20.0%営業増益、16.6%税前増益、7.6%純利増益となった。


この業績はかなりのサプライズであった。


会社側では上期の収益が思ったほど伸びなかったため上期決算終了時点で、通期の業績予想を減額修正している。その時点で会社側の下期予想は二ケタの営業、経常減益であった。


しかし、第3四半期が20%の営業増益となったため、今回は通期業績を増額修正としている。しかも新しい営業利益水準は前回の減額修正前の水準を上回るものとなった。



株式投資をファンダメンタルから極める-20110207日ハム
(上の表はクリックすると拡大できます。)


このような減額修正、増額修正の繰り返しは今に始まったわけではなく、同社では頻繁に起こっている。


2008年3月期の場合今回同様、上期終了時点で減額修正し、第3四半期で増額修正とした。


一方、2009年3月期は逆で、第1四半期終了時点で増額修正し、第3四半期終了時点で減額修正となっている。


これは、食肉事業に特徴的な収益変動であり、2-3か月先の状況も読みにくいといったものである。


ハム・ソーセージなどの加工食品は、思ったほど利益が出ないことや、思った以上に利益が出ることはあっても、短期間にここまで見方が二転三転することはない。


現時点で詳細は不明であるが、少なくとも海外事業に関しては同期間にむしろ悪化している。


そのため、今回も第2四半期に急速に悪化しかけた食肉事業の収益が、再び好転したということが考えられる。


ただし、今後開催予定の説明会においてその詳細が分かったとしても、それではなぜそうなったのか、さらに今後どうなるかについてはおそらく何もわからないであろうと思われる。


本当にアナリスト泣かせの業種である。



何度かこのブログでも述べているように、同社株をロングレンジで見ると、BPSの90%程度をボトムに株価は上下動を繰り返しており、業績が悪いという見方が多く、株価がボトムレンジにあるときに投資し、世間が同社に対してポジティブに考え、株価が上昇したら売却するという手段が有効な企業の一つであろう。


今回の業績変動を見て改めてその思いを強くした。つまり、会社を含めて同社業績についてはだれも先行きを見通すことができないのであるから。


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