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さくらインターネット(3778)の企業分析の第3回目である。


今回は前回少し触れたように、同社が来年度に建設を計画している新データセンターについて考えるとことにしよう。


同社では売上拡大に合わせて、数年に一度の大規模投資を行う。その結果、投資によって期ごとの業績が大きくぶれ、株価もそれによって大きく変動する。その面から考えると、同社の業績および株価を考えるうえで、大型投資の動向は最も重要な案件となる。


また、同社にとっても今回の投資は、国内同業他社とのコスト競争力に差をつけるものであり、来るべき国際競争にも耐えうるコストを実現するための極めて戦略的な位置づけとなるものである。



新しいデータセンターは、石狩データセンター(仮称)であり、札幌駅から車で約30分、新千歳空港から車で約60分渡航アクセスのロケーションにある。敷地面積は51,448㎡で、1期棟の延べ床面積は6,325㎡を予定している。


この土地には、最大8棟まで増築が可能である。1棟のラック数は500ラックであり、最大4,000ラックとなる。現在のラック数は推定2,400ラックであるので、最終的には現在の2.7倍程度のラック数となる。


従来のデータセンターとの違いの大きなものは、従来が都市型であったのに対して、新データセンターは郊外型という点である。実は、この点が同社の極めて戦略的な面である。


まず、郊外型にすることによって、大規模化が可能となる。特高受変電設備や事務棟などの効率的な利用や運用保守スタッフの生産性向上が期待できる。


また、分棟式にすることによって、当初の設備投資が抑制でき、需要動向に応じて拡張計画が立てられる。よって、過去のように設備投資をすると赤字になって、その後収益が回復するというパターンが緩やかになることが考えられる。


加えて、北海道に建設することにも大きな意味がある。


データセンターは大量のサーバが稼働するため、空調コストがかさむ。そこで、北海道の低温外気を通年にわたって活用することで、空調コストを大幅に減らすことができる。その結果、データセンターの消費電力量が、従来の都市型センターに比較して60%程度で済む見込みである。



データセンターは必ずしも国内にある必要はなく、今後は海外企業との競争が激しくなることが予想される。そのような状況において、データセンターコストの国際標準化は必要不可欠な戦略であり、その面でこの石狩データセンターは同社にとって極めて戦略的な位置づけとなるものである。



下の図は、同社の2011年3月期第2四半期決算説明会資料から抜粋した、従来の都市型センターと新センターのコスト構造とコスト発生タイミングを比較したものである。




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(会社側決算説明会用資料より:この図はクリックすると拡大できます。)


全体のコストが低下することは当然大きなメリットであるが、それに加えて新規コストの発生が段階的となることが業績の安定化に大きく貢献するものと思われる。


さらにこの図ではあまり強調されていないが、都市型の場合、最初に高層のビルを建てる必要があるが、郊外型であれば低層の建物で済むので、初期コストも小さなものとなる。


ただし、そうは言っても、新センター経費が発生する2012年3月期の下期以降の業績にはやや注意を要すると考えられる。


次回にはその点について分析してみることにしよう。



なお、同社は10月15日に2011年3月期累計第2四半期決算を公表しており、その概要をブログに記載している。


第2四半期決算

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企業分析(4)に続く



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