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前回、株価には先見性がないことについて触れたが、今回はそのことについて詳しく述べることにしよう。
株価が先を読んで動いているということ自体は正しい見方である。しかし、その株価の読みはよく間違うのである。そして、最初にした判断が間違っていれば、直ちに修正してしまうのが株価であり、結果的に後から振り返ると先見していたように見えるにすぎない。
このことは、個別企業の株価と業績との関係で説明するとわかりやすい。どんな業種でもいいのであるが、ここではある半導体材料を手がける化学メーカーを例に考えてみることにしよう。なお、この会社は月次情報を開示する会社と仮定する。スタート時点は需要が減少し、市況が悪化してしばらく経った時点としよう。
当然のことながら株価はピークから大きく下がっている。月次を見ても20%のマイナスと厳しい。ところが、次の月に月次が10%減までマイナス幅が縮小したため、株価は20%程度の上昇となった。株価は月次のマイナス幅が大きく縮小したため動いたわけであるが、その背景には今後月次のマイナス幅が縮小し続けて、やがてはプラスに転ずるだろうという期待がある。
ところが、その次の月には再び20%を超えるマイナスとなったため、株価は再び大きく下がって前回の安値を下回った。どうやら前の月の回復はイレギュラーなものであり、底が見えなくなったと判断したからである。ところが1ヵ月後には再び10%減までマイナス幅が縮小したため、また株価は20%の上昇となった。そして、その次の月には5%減となり、5ヵ月後にはとうとうプラスに転じた。そのため、その後も株価は順調に上昇した。
この月次は、当然決算に先行するわけであるが、月次のマイナス幅が縮小したとしても、その期の決算が前年同期比で増益になるとは限らない。ただし、やがて月次がプラスに転ずると、業績も増益に転換してくる可能性が高まる。
このように、月次によって株価が変動し、その後業績に変化が現れたように見えるが、当然株価は何も先見しておらず、その都度間違えたと考えれば、その考えを修正し続けるだけである。これはピークアウトのときも全く同じです。
よって、ファンダメンタルと株価の変動を理解しておくと、株価が上昇したのは業績拡大の前触れであり、だからその動きにつこうという行動はかなり無茶苦茶な理論であることがわかる。
ここで、株価の先見性について述べたついでに、チャートを使う場合の留意点にも触れておこう。
ここまでの議論からもわかるように、チャート自体は将来の株価を予測するものではない。チャーチスト(よくよく考えると、この表現はどうも古臭く、もうここ十数年、テクニカル・アナリストと呼ぶほうが妥当なのかもしれない。ただし、昔使っていたチャーチストという呼び方とは若干ニュアンスは異なる感じもするが。)はチャートをスクリーニングに用い、その人独自のチャート以外の要素をもって上がりそうな株をピックアップしている。しかし、チャートの本を見ても、そのようなことはあまり書いていない。なぜかというと、それを書いてしまうと、チャートを説く価値が弱まってしまうためであると想像される。後半部分は私の推測であるが、前半部分、つまり過去の株価は少なくともチャートという意味では、将来の株価を予測しないということは、多くの学者が証明していることである。また、上で述べたファンダメンタルと株価の関係からもある程度理解できよう。
よって、チャートを用いて株価を判断する場合の留意点は、チャートだけに頼らないということである。チャートの知識にプラスアルファする、自分独自の市場に対する見方や株式投資に対する哲学が必要になるのである。
個人の方が書いているブログなどを見ても、そのことをわかっている人とわかっていない人がいるようだ。たとえば、アメブロでも有名な「霧子のラブリートレード 」は、チャートがメインではあるが、きちんとファンダメンタルをそれなりに押さえた上で投資判断を行っている。そこが、チャートだけで何とかしようとしている人との大きな違いではないだろうか。
さて、今回のテーマもずいぶんと長くなってきてしまった。飽きている読者さんも多いような感じで、ブログランキングもずいぶん下がってきてしまった。一応、目標としては次回で今回のテーマを終わりにしたい。
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