今回は、前回に続いてフォローアップの2回目である。銘柄は牛肉の低価格部位の需給タイト感によって、このところ業績が好調なエスフーズ(2292)である。加えて、今年の冬はもつ鍋が本格的なブームとなりそうな気配から、業績にさらなる上ブレ期待があると考えている。
そのもつ鍋であるが、いよいよ小売市場でもブームが本格化してきたようである。ひとつの証拠として、売り場の写真を下に示す。これは、近所のサミットストアの食肉売り場の様子であるが、食肉の冷蔵ケースのほぼ1間分をもつ鍋用を中心とした内臓肉が占めていることがわかる。ただし、1年前はどうであったかを示す写真がないのは残念である。
しかし、最近、スーパーの食肉売り場を見て回ると、日に日に内臓肉の売り場が広がっていることは確認できる。主役はもつ鍋である。
写真の緑で囲った部分がエスフーズのもつ鍋で、「こてっちゃん」の牛もつ鍋のしょうゆ味、みそ味、キムチ味である。このときは、キムチ味は売り切れであった。また、「こてっちゃん」は自社販売分と伊藤ハムへの委託販売分があるが、この店では伊藤ハム販売分が販売されていた。
ただし、ここで考え違いをしないでもらいたい。この売り場を見ると、全体に占めるエスフーズの割合が低いように見える。しかし、食肉売り場では全体の半分以上は、ブランド名がない肉である。この売り場の場合は、内臓肉である。実は、エスフーズの業績にとっては、消費者向け製品がどれだけ売れているかも重要ではあるが、むしろ内臓肉の売れ方のほうが業績へのインパクトは大きい。つまり、世の中で内臓肉が売れていると、内臓肉の需給が締まって利益率が上がるためである。
この画像で、内臓肉の売り場面積が広いということと、エスフーズの製品が売れていることの二つを伝えたが、むしろ売り場面が広いほうが業績へのインパクトは大きいと考えられる。
このように現場で、自分の目で確かめることはロジカルなアプローチとは言えないが、株式投資を行う上で、こういった意識を持つことは重要である。このケースとは逆に、まず生活実感で何かに気付き、それから業績をチェックして、株価をチェックするという手順もひとつの方法である。ときに、生活実感だけでの投資を薦めているケースがあるが、それは間違いの元となることが多い。必ず、業績のチェックと、株価がどこまで織り込んでいそうかチェックすることは必要である。
本ブログでは、皆さんの質問や意見を随時受け付けますので、気軽にコメントしてください。
皆様のご支援がこのブログの運命を決めます。下のバナーを1日1回クリックしていただけるようお願いいたします。
