子どもが欲しかった訳じゃない



隣の家族は青く見える



何年か前に深田恭子さん主演の

妊活ドラマ、やってましたね。

ご覧になられていた方も

いらっしゃるかと思います。



妊活における

仕事や、金銭的な問題、世間体

夫婦や家族間での想いのすれ違い…

葛藤と喜びと。

際どい部分にもしっかりフォーカスした

とても良いドラマでした。


なにより

深キョンと松山ケンイチの素敵なことニコニコ




それはさておき。



わたしが今日取り上げたいのは



主人公の義妹のおはなし。


琴音ちゃんていう。

琴音ちゃんは主人公と違って

授かり婚をして、

絶賛育児中という設定でした。



一生懸命やっているけど

うまくいかない。

泣き止まない。

両親に口出しされ

夫はのんびりしていていまひとつ頼れず。

琴音ちゃんは

いっぱいいっぱいになってしまって



母親の前で



欲しくて産んだ訳じゃない!!


と泣き叫んでしまいます。



母親は涙をながして



謝んなさい!この子と

子どもが欲しくても

できないお母さんに!


と、琴音ちゃんの頬をうちます。

(セリフはめちゃくちゃ曖昧ですあせる)

ドラマ的には

琴音ちゃんはそのあと、

赤ちゃんと自分としっかりむきあって、

良いお顔のママに戻っていたけど。



そう、わたしが言いたいのは



別に欲しかったわけじゃない!

産まなきゃ良かった!

そう叫ばずにはいられなかった

ママの

辛さ、

取り巻く環境。

生い立ち。



世間的にはまだまだ

異質で。

親として失格で。

身勝手で。

思うべきでも

ましてや口に出すべき事ではない。



悪なのだ、と。



思われているということ。



手を差し伸べるべきは

ママだということ。

そしてそれは

別に特別な人だけではない。




虐待まではいかなくても、

そのグレーゾーンで苦しんでいるママは

きっと

たくさんいる。

愛情いっぱいの育児をするママと同じくらい、

もしかしたらそれ以上に。



だって

そんなママ達の大半は

世間と同じように



それが悪いこと、

ダメな母親だ、と

思ってしまっているから。

声をあげることができていないんです。


わたしもそうでした。


なにか事件にならないと、

世間では

そんな事実に触れることがないんです。




わたしはその事実を

ほんの小さな発信にはなるけど、

ひろく、

色々な人に伝わっていけばいいな、と。

願いを込めて書いています。




そして。

そんな声にあげる事ができないママへ。




欲しかったわけじゃない、


産まなきゃ良かった。


そう、思っていい。


口に出てしまっても。


わたし、今そんな風に思ってる。


辛いんだ


助けてほしいんだ。


どうしたらいいかわからないんだ。


自分の時間がほしいんだ。


よく頑張ってる!




夫や

親や

友達

カウンセラー。




じぶん以外のだれか、

ではなく、

自分自身が

じぶんに。

声をかけてあげれるように。





わたしの経験を少しずつ

お話していけたらいいな。