- 手術当日の続きです -

ベッドに寝たまま、かみさんが待つリカバリールームにもどってきた。まだ麻酔が効いているのか、この時点では痛みは全く感じなくて、ベッドで点滴をしながら、看護師さんがバイタルチェック。


「問題ないですね、痛みはどうですか?」

1からの0から10までメモリが書いてあるスケールを出して、

「今までで一番痛いのを10として、今はどの程度痛いですか?」
「0です!」よしよし


看護師さんが、今の状態を説明してくれたところによると、

1. 出血を抑えるために、鼻の奥の方(副鼻腔?)にガーゼがパンパンに詰まってる。

2. 鼻の穴から付け根辺りまでは、スポンジ素材の‘’ちくわ‘’みたいなやつが詰まってる。

3. ‘’ちくわ‘’の空洞は申し訳程度に鼻呼吸を確保するためだか、私の場合は4時間程度で塞がってしまい、以後100%口呼吸。辛い。。

4.ガーゼ、ちくわを通して垂れてくる血、鼻水を受けるために、ガーゼを2cmx4cm位に畳んだものを鼻の下にテープで留めている。。

鏡でおそるおそる見てみると、鼻のガーゼは真っ赤な血が1円玉程度にじんでいる。鼻の下にあてたガーゼを1本テープで押さえて、両端を目尻の下辺りで留めているので、まるで
ドジョウすくいのおじさん
のようで、すこぶる間抜けだ。
このガーゼ、当日は30分-1時間に1回程の頻度で交換。

1時間後にまた来るので、コンビニで買っておいたおにぎりを食べてゆっくりしていくれとの事。食事が問題無くできるのも重要だそうです。

徐々に痛みが強くなってきて、スケールで言うと5。再度現れた看護師さんに痛みを伝えて、ロキソニンを飲んだ。徐々に効いてきて、30分程度でほぼ痛みはなくなった。薬が切れて来るとまた痛みだしたが、6時間間隔を開けなくてはならない。結果からすると、48時間位で痛み止めは必要無くなった。

ほどなく執刀医が最後の説明と確認に現れて、
「何か質問は?」
「無し!」
と答えると、にっこりして 
「ではまた来週」
と言って颯爽と去っていった。
ちょうど1週間後に、鼻の詰め物を取るイベントがある。皆さんの体験談を拝見すると、これがメインイベントで、いやら大出血やら書かれていてびびる。看護師さんからも来週の処置を詳しく聞いて、少しへこんでしまった。しょぼん。。

なんだかんだで、支払いを済ませてタクシーに乗ったのは午後2時頃。当日帰る場合は、電車などの公共交通機関は使わずに、タクシーか自家用車に乗せて貰う決まり。もしくは近くのホテルで一泊してからの帰宅になる。また、手術当日及び翌日は、付き添い人が基本24時間近くにいるよう指示されている。

帰宅したのは午後3時前。今朝家を出たのが午前7時だったので、8時間で全身麻酔して手術して帰宅とは、信じられないくらい手軽。普段仕事に行くより早いではないか!
但し手術自体はだけど。。

続きはまた次回