あたしはずっと気づかないうちに、大切なものを傷つけてきたんだね。




大切なものを守ろうとすることに必死で、それさえも守るどころかますます傷を増やしてた。





怒りにまかせて、勝手に決めつけて、かわいそうってなりたかっただけだったんだ―…。






変わりたいって口先だけで、結局何も変わってなかった。



そんな自分から抜け出したくて、苦しくて辛かったことを言い訳にしてた自分から抜け出したくて。





逃げなかった。





あなたの本音が聞けた。





いっぱい傷つけてきたんだね。


本当にごめんなさい。



あなたを守れる強さが簡単に手に入るなんて思ってない。


あなたが一番大切だから―…ただそれだけ。


それだけを大事にしていかなくちゃ。