えっ、「はるなぴ日記」さんに(よりによって)「ブログのタイトルのつけ方」で講釈垂れられるんですか?まいったなぁ。
「初心者あるあるミス編」の間違いじゃないの?
こんな声が聞こえてきそうですが…
間違いではありません。キッパリ!
実を言いますと「はるなぴ日記」というタイトルはけっこう考えてつけたものなのです。
だから「上級編」で間違いないのです。
この話は長くなりますので、はてぶ(はてなブックマーク)にでも登録して時間のある時にじっくり読んでくださいね。
内容は多少なりとも物議をかもす内容になるかもしれません。
アメンバー限定にしようかとも思ったのですが初回なので一般記事にしました。
アメンバー限定記事はこんな感じになるんだという予告編だと思っていただいても結構かと思います。
今のうちにアメンバーになっておいてくださいね。
さて、始めましょうか。
「はるなぴ日記」ですね。
- こんなんじゃ何書いてるブログかぜんぜん分かりませんよ!
- 検索キーワードが一つも入っていないタイトルなんてSEO的になっていない!
- ただの個人の日記なんて芸能人でもあるまいし誰も見ないよ!
まあ、大方の反応はこんなところでしょうかね?
それでは…
こんなタイトルだったら良かったんですかね?
SEO対策とアクセスアップ記事で起業家のセミナー集客とビジネスを応援するブログ 大阪・名古屋・福岡・札幌支所有 鈴木遥
もしこんなタイトルのブログで、Googleで1語で検索して1ページ目(10位以内)に入っていたとしたら…
それはすごいサイトです。
まあ普通はそんなことはまずないでしょうね。
サイトのタイトルをつけただけではまず無理だと思います。
2語の複合検索キーワードで検索すればなんとかという感じでしょうか。
その理由は?
それはここに入っている検索キーワードがほぼすべて「ビッグキーワード」と呼ばれる激戦区のキーワードだからです。
ブログを作ってサイトのタイトルだけつけてそれで1ページ目に入れるような、そんな甘い競合状況ではないわけです。
記事の数もある程度揃っていないと難しいでしょう。
じゃあ、激戦区キーワードでなければ?
仮にこんなタイトルを作ってみました。
名古屋市昭和区の爬虫類専門ショップ「カシオペイア」 東西ヘルマンリクガメ多数 ペットホテル可
これでサイトの記事も整えた上で、例えば「名古屋市昭和区 爬虫類」で検索してトップが取れないようなら…
はるなぴならその人に起業はひとまず取りやめるようアドバイスするかもしれません。
もしトップに別のショップが入っているようなら…
そもそも調査不足です!
要は「競合状況というものを考慮に入れないとダメ」ということです。
もうひとつ問題があります。
それは、はるなぴ日記の読者さんのひとりがずっと指摘してきたことですが…
検索エンジンからの流入を狙うのならば何もアメブロでなくても良いでしょう、という話。
いや、もっと言うと「アメブロじゃない方がいいでしょう」という話です。
これはもっともな話で、その理由は、
- アメブロのHTML構造はSEO的に最適ではない上に自由にいじれない
- スマホのCSSデザインが自由にいじれない(レスポンシブでない)
- タブレットも同じ
といったところにあります。
特にスマホのCSSがいじれないのはイタイ。
スマホからの流入はPCを上回ってくるのが普通になってきましたから。
商売でやっている方はHTMLにスタイルを組み込んだ(はるなぴに言わせれば)汚いHTMLを書いて何とか凌いでいます。
はるなぴはそんな汚いHTMLは書きたくないので、スマホにCSSが効かずにデザインできていないのは承知の上で放置状態になっています。
さすがにそのうちアメブロも何か考えるだろうと思っていますが、いつになるかは分かりません。
これはタブレットも同じです。
今タブレットはPCと同じようにCSSが当てられます。なので見にくいことこの上ない。
メディアクエリで見やすくしようとトライしたこともありましたが無理でした。それに広告の見栄えを変えるのは規約違反と書いてありますから無駄にリスクは取らないことにしました。
という訳で別にアメブロでなくても独自ドメインを取得してワードプレスでもいいわけです。
今は本もたくさん出ていますし、そんなに難しいことはありません。SEO的に考えられた無料テーマもありますしね。
でも、英語の分かる方にはワードプレスではなくて静的サイトジェネレータをお勧めしますよ、はるなぴは。JekyllじゃなくてHugoがはるなぴのお勧めです。
あーいやいや、やっぱり簡単にお勧めしちゃダメですね。
ワードプレスに進んでも静的サイトジェネレータに進んでも、いずれにせよ茨の道が待ってると思った方がいいかも…
それはドメインの問題です。
アメブロの場合はなんだかんだ言ってもドメインパワーをもらっています。ところが自分で新たに取ったドメインはドメインパワーほぼゼロからのスタート!
外部リンクを自作自演したり、有用な記事を量産したりして自然とリンクが増えるのを待ったりと手間も時間もかかることになります。
記事もアメブロ文体(はるなぴの造語です)で書いているようではおそらくダメ。アメブロ文体というのは主にスマホ向けの文体で、一文が極端に短く、行間をたっぷりと取った書き方を指します。
きちんとした普通の文章で内容のある記事をたくさん書いていかないと難しいと思います。スマホだけでアメブロを書いているという人には難易度が高いでしょう。
それがイヤなら…
中古ドメインという手がありますが、これはもう上級の上じゃないでしょうか。リスクもありますし、あまりお勧めはしません。
さて話がそれました。
ブログタイトルでしたね。
検索エンジンでの流入だけを考えるのならアメブロ以外の選択肢もあるということ。
ただしそれが楽な道かというとそうとは限らないということ。
では何故アメブロなのか?
ここをよく考える必要があります。
アメブロは日本最大級のブログサービスです。それだけ大勢の人が集まってきているということです。
ということは…
その大勢の人たちと繋がっていくことを利用しないのならアメブロを利用する価値はありません。
だから「ペタ」も「いいね」も読者登録もお勧めだよ、ということになるわけです。
つまり検索エンジンの方ばかりを向いていないで、ちゃんと読者の方を向こうよ!ということです。これは何もはるなぴが言い出したことではなくて、Google先生自身がそう言っています。
さて、それでもう一度タイトルを比較してみましょう。
- はるなぴ日記
- SEO対策とアクセスアップ記事で起業家のセミナー集客とビジネスを応援するブログ 大阪・名古屋・福岡・札幌支所有 鈴木遥
どちらのタイトルの方が読者を向いていますか?
それはもう圧倒的に「はるなぴ日記」ですよね。もうひとつのタイトルなんて覚えている人がいるとは思えません。誰が書いているかもね。
じゃあもう少し考えてみましょうか。
例えば、はるなぴが参加している「ネット・技術公式ジャンル」。この中ではるなぴが覚えているブログタイトルは?
はい、有名な「やさしいブログの作り方」。これはさすがに覚えていますよ。
誰が書いてるか?
えーと、確か松田さんじゃなかったかな…でも下の名前が思い出せません。
このブログ。サイトタイトルで検索エンジンからの流入を狙っていますかね?
調べてみましょう。
Google検索してみたところ「ブログ&作り方」で20位でした。ぜんぜん流入がないわけではなさそうですが、積極的に狙っているようには見えません。
なぜかというと、このサイト、アメブロのネット・技術ジャンルの中ではトップクラスのサイトです。記事数も相当あります。それでいて検索エンジンではやっと2ページ目の最後です。最初から検索エンジン流入を狙うならもっと他にやりようはいくらでもあります。
逆にサイトのタイトルがシンプルなことで非常に覚えやすくなっています。実際にはるなぴもちゃんと覚えていました。検索エンジンではなく読者の方を向いてタイトルをつけているということが分かります。
他にはるなぴが覚えているサイトは?
いくつか無いわけではありませんが、ほとんどのサイトの名前、誰が書いているのか、思い出せないサイトが大量にあります。
実を言いますと「お顔」は分かるんです。何度もサムネイルで見ていますからね。でも残念ながらサイトのタイトルと作者の名前が分かりません。大抵は長すぎるのとインパクトが無さすぎるのが原因です。
つまり「サイト自身のブランド化」という観点は、ほとんどのサイトが全く考慮に入れていないわけです。これはもったいないことです。
特に検索エンジンを狙うキーワードを詰め込んだタイトルをつけたにも関わらず実際には検索エンジンからの流入が思わしくないサイト。これは結局、検索エンジンにも読者にも両方から大して認知されないという結果になってしまっています。どっちつかずの状態になっている訳です。もったいないことです。
「はるなぴ日記」は技術ブログとして認知されたいと思っています。それはブログタイトルにそう書いてあるから…ではなくて、「はるなぴ日記」と言えば、「それならアメブロで技術書いてるサイトだよ」と拡散してもらえるようなサイトを目指すということです。
だから書く記事も「中身のあるものを書いていきたい」と言っているのもそのためです。もし、検索エンジンから流入させて、タイトルで釣って中身がスカスカの記事を読ませるなんてことをしたら読者さんの不興を買ってしまうでしょう。
「続きはセミナーで」みたいなのもウンザリしている人は多いわけです。だから商売ブログと間違われないサイトタイトルをつける必要があった訳です。「はるなぴ日記」なら誰も商売誘導サイトだと思わないですよね。
こういうブログタイトルのつけ方をしているのは他のブログシステムでは結構多くて、例えば技術ブログでは「○○ログ」なんてのも多いわけです。「はてなブログ」なんかもこんな感じのサイトが多いように思いますね。○○ログみたいな方がcoolな訳です。
検索キーワードを詰め込んだサイトタイトルはそれだけでSEO必死感が漂ってしまいます。そこまでするのは腹に一物あるサイトだよね。アフィリエイト目的かセミナー誘導か?みたいな。
技術ブログを書こうと思っていたはるなぴは自分の読者さんにそんな風に思われたくなかったし、読者さんを釣ってどうこうしようという意図も持っていませんでした。むしろ自分のサイトの読者は大切にして信頼関係を築いていきたいと思っています。
検索エンジンから流入させて後はアフィリエイト誘導、あるいはセミナー誘導。それで自分が利益を得たらもう読者さんとはオシマイ。それはあまりにももったいないと思います。
Google先生からのアドバイスのとおり、「検索エンジンではなく自分の読者、お客様の方を向いてサイトづくりをした方が良い」と、はるなぴは思います。
ここまで読んでいただいたら何故「はるなぴ日記」なのか…少しは分かっていただけるのではないかと思います。さすがにそろそろ副題はつけようかと思っていますが…
はるなぴ日記 アクセスアップ記事で女子起業家のブログ集客を応援!
とかね。でもセミナー講師目指している訳じゃないからなぁ…
思い起こせば、検索エンジンキーワード詰め込みタイトルへのアンチテーゼとしてつけたという側面もあったんわけなんです。まあ「逆張り」ですね。
長くなりましたのでまとめておきます。
- サイトタイトルは競合状況を考えてつける
- 検索エンジン流入を本気で狙うなら本気で方法を考える
- アメブロ以外の選択肢もあるが必ずしも楽とは限らない
- アメブロにいるからには読者との繋がりを意識して利用してみる
- 検索エンジンではなく読者(お客さん)の方を向いたサイトづくりをする
ではではー。
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