前に、一話完結のコマギレ記事じゃなくて連続もののシリーズ記事を書くのもお勧めだよ、と書きました。
ドラマでもそうですが「次はどうなるのかな?」という素朴な興味が視聴者をつなぎとめるポイントになっていきます。
こういうことはドラマやアニメ、マンガなど様々なメディアから学ぶことも多いです。
今回は秀丸エディタにアウトライン枠の設定をする方法を説明します。
アウトラインとは、見出し部分だけを別ウィンドウに表示して、全体の流れを見やすくした表示を指します。
秀丸エディタではアウトライン枠を設定一つで簡単に表示することが可能です。
またマークダウン記法を用いて書くことにより、見出しレベルを考えた記事の記述が簡単にできるようになります。
これを利用すると、連続性のあるシリーズものの記事が構想を練りながら簡単に書けるようになるというメリットがあります。
順を追って解説していきますね。
秀丸エディタにアウトライン枠を表示する設定方法
秀丸エディタを開きメニューから「その他」を選びます。
「ファイルタイプ別の設定」を選択すると別ウィンドウが開きます。
「アウトライン」の項目を選択し、「アウトライン解析の枠」にチェックを入れ「OK」を押します。
通常はこれでウィンドウの左側にアウトライン枠が表示されるハズです。
「アウトラインの詳細な設定」ボタンを押せば、枠の位置を変えたり、さらにいろいろ細かな設定を行うことができます。
はるなぴは左側が見やすいので左側表示のままにしています。
マークダウン記法のアウトライン表示設定(秀丸エディタ)
マークダウン記法の見出しヘッダーを用いてアウトライン表示ができるよう秀丸エディタの設定を行います。
秀丸エディタでMarkdownファイル(拡張子はmd)を開きメニューから「その他」を選びます。
「ファイルタイプ別の設定」を選択すると別ウィンドウが開きます。
「アウトライン」の項目の下の「解析」を選択します。
右側のスペースから「追加」ボタンを押します。
「ツリー表示項目の追加」というウィンドウが開きます。
「行頭の文字列」が選択されていることを確認し、文字列のところに「#(シャープ記号)」を半角で入力します。
#記号ひとつがH1です。
同様にしてH2からH6までの見出しアウトラインツリーを設定します。
秀丸のアウトラインの設定を初めて見た方はきっと驚かれると思いますが、非常に細かい設定までできるようになっています。
はるなぴも完全に使いこなしているというレベルには達していません。
ですがMarkdwon記法のアウトライン設定だけでも十分に便利になります。
マークダウン記法とアウトライン表示を使ってシリーズ物の記事を書く方法
それではマークダウン記法とアウトライン表示を使ってシリーズ物の記事を書く方法を説明しましょう。
まず最初に全体の大きな流れを考えます。
一話一話の記事の内容がコマギレ、バラバラ、関連性無しということにならないようにします。
これを実現するためにマークダウン記法を用います。
まず最初に大見出し(記事のタイトルにあたる部分)で記事の流れが繋がるように構想を書き出します。
いくつかの記事タイトルのアイデアが出たら、順番どおりに読んだときに次の記事に興味が持てるような順序に直します。
記事から次の記事への内容に飛躍があると感じたら、その隙間を埋める記事を間に挿入して繋がりがスムーズにいくようにするのも良いでしょう。
読者の理解に負担がかからないように心がけましょう。
合言葉は「読者ファースト」です。
また記事は読んだときにだんだん内容が初歩的なものから発展的なものになるよう構成するのもポイントです。
このようにして記事のタイトル部分が完成したら後は簡単。
作成した記事タイトルの内容に沿って最初から記事を書いていけばいいだけです。
全体の流れを先に作っておくと一本一本の記事の位置が明確になり、記事を作成するのが楽になります。
また各記事を作る時にもこの方法は使えます。
マークダウン記法の見出し部分だけまず最初に書いてしまい、全体の流れを先に作るのです。
後は見出しで書いた内容をより詳細に説明していく文章を書き連ねていけば、自動的に分かりやすく論理的な文章を書いていくことができます。
長い記事を書くのが苦手という方はこの方法をお勧めします。
長い記事を一度に書くのは大変。
それならまず最初に記事の流れを考え言語化します。
そしてその流れ(見出し)に沿って少しずつ文章を書いていけばOK。
強大な敵に立ち向かう時は「分割して各個撃破!」ですね。
次回はアウトライン機能の展開・折り畳みマクロを紹介します。
お楽しみに!
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