朝から雨が降っていた。
着替えとかアップとか時間つぶしとか、どうしてんのかなぁと思いながら泉州国際マラソン5kmの折返し辺りへ。
家の近所でマラソンをやっているのに、行かいでかぃ!
今回は折り返しで最後のランナーを見送った後、自転車を走らせて先頭まで追いつき、再び応援するというプラン。
よし、最後のランナーが行ったな、わたしも行こ、と勢いよく漕ぎ出す。
ところが予想外だった沿道の方々のディフェンスに合い亀のようにしか進まない。
雨やから沿道は空いてると思い込んでいたのだ。沿道の方々はんぱない。
逆側にスタンバっとかなあかんかったんや!
気付いた時にはもう後の祭り。
大阪府警とボランティアの鉄壁ガードにより、ランナーがまばらになる後ろの方まで通り抜けは出来ない。
仕方がないのでそのまま進むが全然ランナーより前に進めない、ずっと同じメンバーの背中を追っている。
ちゃうねん、ランナーは前から見たいねん、そしたら応援の声も自然に出て、参加してる感があってええねん。見慣れてるから後ろ姿はもうええねん。
迂回して先に行こうかと考えたが、そんな事をしてはいけないのが方向音痴だ。
25km辺りでやっとランナーがまばらになり(それまでもチャンスはあったが気の小ささが邪魔をして何度も機を逃していた)ボランティアさんに誘導してもらい反対側の歩道へ。
走りやすくはなったけど、こっから先頭に追いつけるんか…?…ムリなんちゃうん?止んでた雨も降ってきたし、なんかこのコース地味に上がり坂多いし、自転車でまあまあしんどいんやからランナーもっと堪えてるんとちゃうん… そんな事を考えていたらなんだかちょっとヘコんできた。
もうええ。
ゆっくり行こ。今ここにいるランナーをよく見よう、並走だ。
気持ちが切り替わり、このままゴールまでいけたらいいなと気持ちも明るくなってきた矢先、なんと目の前をランナーが横断している!
なに?!コースまっすぐとちゃうのん!?
違ったようだ、地図を見るのがイヤ過ぎて適当に見てたからだ。
方向音痴は一度でも曲がると今までどちらを向いて歩いていたのかが分からなくなる。
そのうえ不安で振り返ったり周りをキョロキョロ見てしまうと、もう何がなんだか分からなくなってしまうのだ。
どうし… やめとこか。迷う間もなく引き返すことにした。29kmの関門の手前だった。
28km地点に戻って来たときに「関門閉鎖まであと9分でーす!」と。
このあとくらいの人でぎりぎりや、でも分かってても体動かんねんな、それと一番大事な気持ちが消えてたらあかんしな。
帰り道、ひとりになって、いや、最初から一人やってんけど、今まで目に入らなかった景色が見えてきた。
そういえば太鼓が聴こえてたな。
あぁここ岸和田や、だんじりやん、こんな近所やったんやなぁ……なにっ?石垣あるやん?高っ!岸和田城ってここなん?!でか!こんな街なかにあるん?岸和田市民の遊び場かぃ!
ええなぁ。
へぇ、自転車で来れるもんやな。
だけどウキウキは長くは続かない。前半全く周りを見ていなかったので道が合っているのか不安になってくる。まっすぐ来ただけなのに。
奈良マラソンの帰りも迷ってたな……
今度生まれてきた時は、地図の読めるランナーになりたい。
今日の天候はどうやったんやろう。
楽しんだひとも、ざんねんやなぁと思ったひとも、お疲れさまでした。
皆さんを見て、いいなぁ、マラソン早く出たいなぁって思いました。
自転車ッテ、オシリガ…