音楽の価値ってなんだろうって考えた時に、音楽性なんかを言い出すと、これはもう良し悪しではなく、好き嫌いの問題が極論なのではないかと思う時がある。ということで、今回のこの文章であえて"価値"と"価格"と分けているのも、これから述べる理由なのだけど、少なくとも僕が10代の頃の音楽の聴き方と、現在の音楽の聴き方は全く違う、必ずしも価値と価格がイコールではないと思うので。
そもそも音楽を聴く人って?
音楽を何として捉えるかによってかなり扱いが違う。かなり僕なりに幾つかの場合に分けて、考えてみる。
a. 純粋に音楽が好きなタイプ
純粋ってなんだって言われると困るのだけど、ここでは、誰が演奏しているとか、誰が歌っているとか、作っている人が誰とか、そんなの関係なく、そのひとつひとつの曲に対してのみで好き嫌いがあり、価値を見出している。フラットな感性で音楽を聴いている人。能動的だがところにより受動的な部分も。実はなかなか居ないw。
b. 音楽そのものでは無くて、何かしらに付加する形で価値を見出すタイプ
まんまですが、歌っている人や演奏者のビジュアルや人間性などのキャラクター、もしくはアニメやゲームなどのマルチメディアとして捉え楽しむ。かなり能動的。今もしかすると、このあたりが増えているかもしれない。
c. 芸術的な観点か、もしくは技術や質(音楽の質ではなく音の質)から音楽を聴き評価するタイプ
僕はこの部類になるのかなぁw。芸術的な観点っていうのは、音楽的なルーツの重要性や、演奏者や表現者のオリジナリティを大事にする。技術や質は、いい音楽は良い音質でなければならない的な発想の方々。能動的で実に排他的。一見すると対称的な2つですが、根本的には似ているところがあると思うw。
d. それ以外のタイプ
ぶっちゃけ、"たかが音楽"って思っている人。目的ではなく手段。通勤時や通学時に耳が暇だからってのもあるし、とりあえず社交のためにデータととして知っていなければ、とか。要するに音楽自体には興味はないが、ツールとしては時には必要、程度に考えている。受動的。僕の家族がそうかもw。
この場合の価値っていうのは、普段の生活の中でそれが占める割合がどんだけなのかってことなんだろうと思うけれど、少なくともb.やc.は、その値が高いと思われる。a.は能動的に音楽を聴きはするけれど、楽曲そのものに価値を見出しているので、実はd.との値は変わらない。関心があるかないかだけの差であって、こだわって収集したり選んだりすることはないから。
余談ですが、c.な僕は実際のところ音楽はここぞと決めて舐め回す(←エロくない!w)、そんな聴き方で、そうでない人からするとかなりアレな感じ。実際、歌にしたって、技術的に何が出来て、表現方法としてどのように使っているかってところにばっか興味がある。曲であれば何で演奏されどのように作られているかで判断することも多い。ん、キモい。余談おしまい。
なんでこんなことをブログで書こうと思ったのかって言うと、ちまたでは、ほらCDが売れない、音楽がダメだ、とかイホウダウンロードだとか、K-POPだらけでアイドルおよびAKBの食べもんの口移しのCMがうんたらかんたら・・・的なニュースばっか。ネットでの皆様の意見は様々でw、誰が悪い、昔はよかった、これは良くて後はクソ、ってな感じの非常にお上品かつ、一人称視点だけれど、実の所は何かしらに肖っている文章ばかりでございますウヘヘヘヘw。じゃあ、だからといって、僕自身が情報に流されていないとは言いませんが、とりあえずそうであったとしても、自分の視点からできるだけその分野の今を見てみたいと思ったので。
のまえに脱線するといけないので、先に言っておくと、僕自身の意見ですが、違法ダウンロードと音楽の低迷との関連性は極めて低いのではないかと。仮に、動画配信サービスとの関連性があるとするならば、それらをうまくビジネスに巻き込めなかったレコード会社自身の失態。時代を読みきれなかっただけのことだと思っています。
音楽が低迷している。売れない。高いから。そうだろうか?
CDが高いっていうのは昔から言われてきたことで、特に日本のCDは高い。わざわざ値段出さないけど、amazonでインポートもんと比較すると誰が見てもボッタクリに見える。それでも100万枚とか売れてた時代もあった。売れなくなった理由は、"音楽が"とか以外にもたくさんの要因がありまくるので、断定して言わないけれども、考えられることとしてはマルチメディアという分野の中で、音楽(CD)の相対的な価値が下がってしまった、のではないかと。娯楽とかもっと広い範囲で測っても音楽自体の存在が身近になりすぎて淡くなってしまった。古い考えかもしれないけれど、音楽を聴くということがステータスですら無くなってしまったというのもあるかも。なので、そういったものにコストを掛けること(昔だとでっかいステレオシステムとかコンポとか)にあまり意味を見いだせなくなった、のかも。
あー、ちょっとめんどくさくなってきたので(爆)、ここからは音楽ではなくCDの話w。CDの価値っていうのは、記録されたオーディオデータだけではなく、ジャケットのアートワークやそのデザインも含まれているはず。なんだけど、そのあたりはとりあえずおいておいて・・・。
僕は流石にレコード世代ではないのだけど、アナログのカセットやMDの世代。当時、CDの価値は、デジタルであり高音質で、しかもその音が半永久的に劣化しない。リニアなカセットテープと違って、曲の頭出しが一瞬でできてしまう。これだけで、アルバム3000円がふさわしい価格だとは思わなかったけれど、今のように同品質の複製が手軽ではなかった時代なので、妥当であるとは思っていた。だって、他にそのようなメディアがなかったから(笑)。では、現在、そんな僕自身がこの3000円という額が妥当だと思えるかと言われると、ノーと言いたい。
変な話、10年前と今ではオーディオデータの質は全然違って、同品質のものであれば低コストで、同コストであればさらに高品質な音になっていると思う。でも、現在・・・というか少なくとも数年前から音楽を聴く際の選択肢はCDだけではなくなってしまった。DVDは映像が主流だけども、CD以上の高音質でオーディオデータを扱えるし、ディスクメディアでなくってもネット環境があればパソコンやスマホでも簡単に手に入れることができる。
ここまで書いていると、何が言いたいかもうバレバレですがw、実はもう、とっくの昔にCD(に記録された音楽)というメディア自体の価値はなくなっているということ。つまり、これは音楽性の話とか以前に、CDが売れなくなるのは技術的進歩における上での必然にすぎないのだということ。
ということを踏まえて、現在の、今度は音楽の話に戻します。結論から言うと、今後CDが売れなくて本当の意味で困るのはたぶんアーティストではなくレコード会社だけ。著作やその他の権利の問題はややこしいので、その辺はバッサリ無視した上で書きますがw、本当に音楽を売りにしているミュージシャンであれば、媒体は関係ないはず。ひどい言い方ですが、今の時代でCDが売れないとダメだと本気で思っている日本のレコード会社は確実にヤバいです。海外ではもうすでにほとんどのレコード会社がデジタルダウンロードにシフトして、次の時代に備えています(デジタルダウンロードが次の時代という意味ではないですw)。まぁ日本がデジタルダウンロードにトロくさいのはレコード会社だけの問題ではなくあの例のややこしい権利団体のせいでもあるんですがw。
適正な価格。それ相応の価値があるものなのか。今まだ、CDが売れているのは、もう音楽以外の理由であると個人的には思っています。ただ今はまだ、CDがその手段としてわかりやすいから、に過ぎず、おそらくこれも時間の問題で他のメディアが取って代わることになると思います。逆に、様々な音楽性や、より高い質のもの、海外の音楽を公平な価格で入手できてしまった時に、現在の日本のCDのような音楽以外の音楽とを比較した場合、今の値段と対価は果たして適性といえるのか、と思います。
まとまらないと思うけどまとめ
僕の今の経済的状況では、昔みたいにポンポンと好きな音楽は買うことが出来ていません。自分でもわからないのが、もし経済的に余裕があったのならばポンポンと音楽を買うだろうか、と。好きなアーティストのものは買うかもしれない。しかも、CDを買うかもしれないw。あんだけ、述べておきながらCDを買うとか言うのかお前はって言われるかもしれませんが、これは現在のデジタルダウンロードの音質に満足ができないだけで、CDというメディアに執着しているわけでは無いです。個人的にはどうせスタジオでは32bit/192kHzでやってるんだから、配信するときはせめて可逆圧縮かつ24bit/96kHzでいいじゃん!って心で叫んでます。
溢れすぎてしまった音楽のなかで、自分にとって価値のあるものを決めるのはたやすいことではない(cv:アービター)。ので、マスコミやレコード会社やテレビのニュースやジャスなんちゃらの言葉にはぐらかされないように心がけたいなぁと。
以上、誰得ブログでした。
参考リンク:
世界の音楽メディア市場動向をグラフ化してみる:Garbagenews.com
http://www.garbagenews.net/archives/1878908.html
米国の音楽CD及びDVDの売上状況
http://www.jetro.go.jp/world/n_america/us/contents/trends/1002002.html
そもそも音楽を聴く人って?
音楽を何として捉えるかによってかなり扱いが違う。かなり僕なりに幾つかの場合に分けて、考えてみる。
a. 純粋に音楽が好きなタイプ
純粋ってなんだって言われると困るのだけど、ここでは、誰が演奏しているとか、誰が歌っているとか、作っている人が誰とか、そんなの関係なく、そのひとつひとつの曲に対してのみで好き嫌いがあり、価値を見出している。フラットな感性で音楽を聴いている人。能動的だがところにより受動的な部分も。実はなかなか居ないw。
b. 音楽そのものでは無くて、何かしらに付加する形で価値を見出すタイプ
まんまですが、歌っている人や演奏者のビジュアルや人間性などのキャラクター、もしくはアニメやゲームなどのマルチメディアとして捉え楽しむ。かなり能動的。今もしかすると、このあたりが増えているかもしれない。
c. 芸術的な観点か、もしくは技術や質(音楽の質ではなく音の質)から音楽を聴き評価するタイプ
僕はこの部類になるのかなぁw。芸術的な観点っていうのは、音楽的なルーツの重要性や、演奏者や表現者のオリジナリティを大事にする。技術や質は、いい音楽は良い音質でなければならない的な発想の方々。能動的で実に排他的。一見すると対称的な2つですが、根本的には似ているところがあると思うw。
d. それ以外のタイプ
ぶっちゃけ、"たかが音楽"って思っている人。目的ではなく手段。通勤時や通学時に耳が暇だからってのもあるし、とりあえず社交のためにデータととして知っていなければ、とか。要するに音楽自体には興味はないが、ツールとしては時には必要、程度に考えている。受動的。僕の家族がそうかもw。
この場合の価値っていうのは、普段の生活の中でそれが占める割合がどんだけなのかってことなんだろうと思うけれど、少なくともb.やc.は、その値が高いと思われる。a.は能動的に音楽を聴きはするけれど、楽曲そのものに価値を見出しているので、実はd.との値は変わらない。関心があるかないかだけの差であって、こだわって収集したり選んだりすることはないから。
余談ですが、c.な僕は実際のところ音楽はここぞと決めて舐め回す(←エロくない!w)、そんな聴き方で、そうでない人からするとかなりアレな感じ。実際、歌にしたって、技術的に何が出来て、表現方法としてどのように使っているかってところにばっか興味がある。曲であれば何で演奏されどのように作られているかで判断することも多い。ん、キモい。余談おしまい。
なんでこんなことをブログで書こうと思ったのかって言うと、ちまたでは、ほらCDが売れない、音楽がダメだ、とかイホウダウンロードだとか、K-POPだらけでアイドルおよびAKBの食べもんの口移しのCMがうんたらかんたら・・・的なニュースばっか。ネットでの皆様の意見は様々でw、誰が悪い、昔はよかった、これは良くて後はクソ、ってな感じの非常にお上品かつ、一人称視点だけれど、実の所は何かしらに肖っている文章ばかりでございますウヘヘヘヘw。じゃあ、だからといって、僕自身が情報に流されていないとは言いませんが、とりあえずそうであったとしても、自分の視点からできるだけその分野の今を見てみたいと思ったので。
のまえに脱線するといけないので、先に言っておくと、僕自身の意見ですが、違法ダウンロードと音楽の低迷との関連性は極めて低いのではないかと。仮に、動画配信サービスとの関連性があるとするならば、それらをうまくビジネスに巻き込めなかったレコード会社自身の失態。時代を読みきれなかっただけのことだと思っています。
音楽が低迷している。売れない。高いから。そうだろうか?
CDが高いっていうのは昔から言われてきたことで、特に日本のCDは高い。わざわざ値段出さないけど、amazonでインポートもんと比較すると誰が見てもボッタクリに見える。それでも100万枚とか売れてた時代もあった。売れなくなった理由は、"音楽が"とか以外にもたくさんの要因がありまくるので、断定して言わないけれども、考えられることとしてはマルチメディアという分野の中で、音楽(CD)の相対的な価値が下がってしまった、のではないかと。娯楽とかもっと広い範囲で測っても音楽自体の存在が身近になりすぎて淡くなってしまった。古い考えかもしれないけれど、音楽を聴くということがステータスですら無くなってしまったというのもあるかも。なので、そういったものにコストを掛けること(昔だとでっかいステレオシステムとかコンポとか)にあまり意味を見いだせなくなった、のかも。
あー、ちょっとめんどくさくなってきたので(爆)、ここからは音楽ではなくCDの話w。CDの価値っていうのは、記録されたオーディオデータだけではなく、ジャケットのアートワークやそのデザインも含まれているはず。なんだけど、そのあたりはとりあえずおいておいて・・・。
僕は流石にレコード世代ではないのだけど、アナログのカセットやMDの世代。当時、CDの価値は、デジタルであり高音質で、しかもその音が半永久的に劣化しない。リニアなカセットテープと違って、曲の頭出しが一瞬でできてしまう。これだけで、アルバム3000円がふさわしい価格だとは思わなかったけれど、今のように同品質の複製が手軽ではなかった時代なので、妥当であるとは思っていた。だって、他にそのようなメディアがなかったから(笑)。では、現在、そんな僕自身がこの3000円という額が妥当だと思えるかと言われると、ノーと言いたい。
変な話、10年前と今ではオーディオデータの質は全然違って、同品質のものであれば低コストで、同コストであればさらに高品質な音になっていると思う。でも、現在・・・というか少なくとも数年前から音楽を聴く際の選択肢はCDだけではなくなってしまった。DVDは映像が主流だけども、CD以上の高音質でオーディオデータを扱えるし、ディスクメディアでなくってもネット環境があればパソコンやスマホでも簡単に手に入れることができる。
ここまで書いていると、何が言いたいかもうバレバレですがw、実はもう、とっくの昔にCD(に記録された音楽)というメディア自体の価値はなくなっているということ。つまり、これは音楽性の話とか以前に、CDが売れなくなるのは技術的進歩における上での必然にすぎないのだということ。
ということを踏まえて、現在の、今度は音楽の話に戻します。結論から言うと、今後CDが売れなくて本当の意味で困るのはたぶんアーティストではなくレコード会社だけ。著作やその他の権利の問題はややこしいので、その辺はバッサリ無視した上で書きますがw、本当に音楽を売りにしているミュージシャンであれば、媒体は関係ないはず。ひどい言い方ですが、今の時代でCDが売れないとダメだと本気で思っている日本のレコード会社は確実にヤバいです。海外ではもうすでにほとんどのレコード会社がデジタルダウンロードにシフトして、次の時代に備えています(デジタルダウンロードが次の時代という意味ではないですw)。まぁ日本がデジタルダウンロードにトロくさいのはレコード会社だけの問題ではなくあの例のややこしい権利団体のせいでもあるんですがw。
適正な価格。それ相応の価値があるものなのか。今まだ、CDが売れているのは、もう音楽以外の理由であると個人的には思っています。ただ今はまだ、CDがその手段としてわかりやすいから、に過ぎず、おそらくこれも時間の問題で他のメディアが取って代わることになると思います。逆に、様々な音楽性や、より高い質のもの、海外の音楽を公平な価格で入手できてしまった時に、現在の日本のCDのような音楽以外の音楽とを比較した場合、今の値段と対価は果たして適性といえるのか、と思います。
まとまらないと思うけどまとめ
僕の今の経済的状況では、昔みたいにポンポンと好きな音楽は買うことが出来ていません。自分でもわからないのが、もし経済的に余裕があったのならばポンポンと音楽を買うだろうか、と。好きなアーティストのものは買うかもしれない。しかも、CDを買うかもしれないw。あんだけ、述べておきながらCDを買うとか言うのかお前はって言われるかもしれませんが、これは現在のデジタルダウンロードの音質に満足ができないだけで、CDというメディアに執着しているわけでは無いです。個人的にはどうせスタジオでは32bit/192kHzでやってるんだから、配信するときはせめて可逆圧縮かつ24bit/96kHzでいいじゃん!って心で叫んでます。
溢れすぎてしまった音楽のなかで、自分にとって価値のあるものを決めるのはたやすいことではない(cv:アービター)。ので、マスコミやレコード会社やテレビのニュースやジャスなんちゃらの言葉にはぐらかされないように心がけたいなぁと。
以上、誰得ブログでした。
参考リンク:
世界の音楽メディア市場動向をグラフ化してみる:Garbagenews.com
http://www.garbagenews.net/archives/1878908.html
米国の音楽CD及びDVDの売上状況
http://www.jetro.go.jp/world/n_america/us/contents/trends/1002002.html